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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第232号】~中国で話題の「実況中継」アプリ~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2016年8月17日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第232号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週はお盆休暇も兼ねて広島の実家に帰省しました。今年の広島の話題は何と言っても快進撃を続けるカープでしょう。ブラジルで開催されているリオオリンピックでは、連日日本のメダルラッシュが報道されていますが、広島市民はどこか“うわの空”の様子。それよりもカープの勝敗のほうが気になる雰囲気すらあります。今年は何としてでも25年ぶりの優勝を夢見て、広島市全体がカープの“赤”色に染まるほど盛り上がっています。
 実家近くのショッピングモールではカープグッズを陳列する10数個もの棚を目にしました。黒田や新井、菊池、丸など人気選手のユニホーム、カープ坊ややスラィリーなどマスコットキャラクターの関連グッズなどが所狭しと並べられ、ついつい物色してしまいました。
 その真っ赤に染まった数十メートルにも及ぶ商品棚の片隅に、ひっそりと紫色に染まった棚が1個ポツリ。Jリーグのサンフレッチェ広島の関連グッズでした。今年は若干調子を落としているとはいえ、昨年までの4年間で3回の優勝を誇る強豪チームです。
 本拠地スタジアムの移転問題が話題になっていますが、ぜひとも市民球場跡地に移転させ、カープ同様にサンフレッチェも応援し、「広島」を盛り上げるべきだと思うのは私だけでしょうか。
 今週のコラムは会報誌7&8月合併号の巻頭特集で取り上げた“自撮り”動画配信アプリについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第232号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第232回)
     ~中国で話題の「実況中継」アプリ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年6月号(vol.35)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「China's LeTV reels in users with hardware 'bait'(ハードは「まき餌」)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/
     4) 【告知協力】東京・セミナー マネジメント・トレーニング・センター主催
         「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
         講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント)
         日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
     (詳細)http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第232回)
 ~中国で話題の「実況中継」アプリ~

 会報誌7&8月合併号の巻頭特集では“自撮り”動画配信アプリを取り上げました。そもそものきっかけは、会員企業様より「中国SNSについて」ということで、以下のようなご質問を受けたからでした。
 『中国のSNSが目まぐるしく変化していることを聞きますが、なかでも「美拍」「秒拍」「小紅唇」等のライブ動画配信アプリはどのような動画をメインに配信しているのか、ターゲット層はどういったものでしょうか。また、最近では動画を引用してLINEのような会話体にしてSNS上に載せているものがありますが、これはどのようなものを使用しているのでしょうか。』
 動画配信については、年初に会報誌で16年の消費動向として、越境ECと実況中継を組み合わせた「菠蘿蜜」に触れた程度で、深く踏み込んでの調査及び分析はしておりませんでした。そこで実際に動画配信や実況中継などのアプリをダウンロードして試しながら、各アプリの特徴や人気を集める配信ユーザーの動画などを視聴しました。
 結論からいうと、我々の想像を遥かに超えるほどの「楽しさ」と「影響力」を感じました。たまたま双子の女性による実況中継に出くわし、「似ているね!」とコメントを打ってみました。すると、数千人の視聴者からのコメントがめまぐるしく届いている中、ちょうどタイミングよく我々のコメントに気付いたようで、「そう?似てる?」と返答してくれました。別に彼女たちのファンでも何でもないのですが、このようなリアルタイムでの双方向のやり取りでなぜか急に親近感が芽生えるのも事実。こうした点がいま流行っている要因かもしれません。
 スマホで手軽に誰でもいつどこでも始められる動画配信。作り物のテレビ番組や映画などとは異なる新たなメディアとしての可能性を大いに秘めたこのトレンドについて、現状と今後の可能性についてまとめました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド(1)」
 ~“体験”をキーワードにネットからリアルへの回帰進む
 「体験型」の導入は実店舗に限られたことではない。多くのネットショップもオフラインの体験型店舗を開設し始めている。消費レベルの向上に伴い、単純なオンライン消費では製品機能や品質から、個性、アフターサービスまでという消費者の全方位的なニーズを満たすことが困難になっているためだ。オフラインの体験型店舗はそれを補う最も有効な手段といえる......
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「中国発の100円ショップ「名創優品(メイソウ)」(5)」
 ~消費者至上主義でコミュニケーション手法を工夫
 供給チェーン、商品開発、出店地の選定のほか、消費者のイメージも特に重視している。販売しているのはたった10元の低価格商品だが、店舗の売り場環境には手を抜いていない。前述のように、200㎡の店舗の内装費用は約30万元前後であるが、50万元に達することもある。使用する陳列棚はルイヴィトンと同じメーカー製のものを採用......
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「中国発の100円ショップ「名創優品(メイソウ)」(4)」
 ~独自の出店戦略、中・高所得層がターゲット
 メイソウが提唱する「高品質・低価格」のコンセプトが、当初予想していた低・中所得層ではなく、よりよい生活を追求する中・高所得層やホワイトカラー層により受入れられたことが判明した。中・高所得層が「ライフスタイル」の提案に強い反応を示したことから、自身のポジショニングを更に明確化し、ターゲット層を経済的に余裕のある18~35歳のホワイトカラー層に変更した......
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「中国発の100円ショップ「名創優品(メイソウ)」(3)」
 ~「ライフスタイル」関連商品がメイン、若者層に人気
 各店舗に平均3,000種の商品を置き、いずれの商品も3個(SKU)以上は棚に並べないのがルール。全てを人気商品扱いとしている。最も人気が高いのはアイライナーと香水類。高価な著名ブランドの製品に比べ、圧倒的な低価格且つ高品質な点が評価されている。アイライナーを例に取ると、ロレアルと同じサプライヤーから商品を買い付けしている......
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年6月号(vol.35)発行

 会報誌2016年6月号(vol.35)では、巻頭特集に家電やIT系メーカーが運営する「ブランド体験館」を取り上げました。現在の中国市場を描写する重要なキーワードの一つに「体験型マーケティング」があげられるでしょう。ネットショッピングの普及により大きな打撃を被る従来型の実店舗。その実店舗がネットショップ等の構築に努める一方で、商品の展示と販売を主体にした従来型の店舗から、「体験」をメインに捉えた新しい施設へと転換を図っています。「アップルストア」を典型例とするこの「体験型」店舗では、消費者が実際に商品を手に触れ、その機能や良さを「体験」することができます。また体験を通じて商品に対する理解が深まる他、ブランドの好感度アップも期待できるといった利点があります。家電量販チェーンの国美と蘇寧、スマートフォン(スマホ)の小米、エアコンの格力(GREE)、パナソニックの事例を紹介しながら、今こうして中国の新たな小売流通モデルの一つとして普及しつつある「体験館」の現状と実態を探りました。
 次に企業研究として、ネット動画サイトからテレビ、スマホ、自動車と業態を拡大し注目を集める「Letv(楽視)」をピックアップしました。今年4月14日に開催した「414ハードウェア無料デー」キャンペーンで、Letvはネット動画視聴会員と液晶テレビのセット販売を実施。つまり、入会料のみ支払えば、それとほぼ同額のハードウェア製品が無料で贈呈されるというもの。当日の総売上は23.6億元を突破(うち会員費のみで20.2億元)、テレビの販売台数は54.9万台、スマホも58.2万個となりました。また、Letvの液晶テレビ「超級電視」の4月の販売台数が計71万台で全体の19%を占め、売上トップに躍り出ました。中国のテレビ業界全体が不況にあえぐ中、3年に満たない短期間で目を見張る躍進を遂げ、家電業界全体を揺るがしたLetv。ハードではなくソフト販売をメインとし、ハードはあくまでもそのサブ的役割として「赤字」でもいいから“配る”という販売・囲い込み戦略は、既存のメーカーのビジネスモデルを根底から覆すものでしょう。そうした視点から、彼らの成功の秘訣や戦略について分析しました。
 中国統計データでは、ネット通販の普及により苦戦が続く外資系スーパーの動向をレポートしています。経済成長とともに急拡大してきた店舗網ですが、若者を中心にスーパー離れが深刻化する中、不採算店舗の閉鎖が相次いでいます。12年には外資系の大手スーパーチェーンが26店舗を、13年には31店、14年には上半期だけで118店を閉店しました。一方で、こうした3年の調整期間を経て、15年から外資系スーパーを中心に潜在的市場を求めた新規の開店が目立つようになってきました。その背景には、コンビニなどの小型店舗への転換やオンラインとオフラインを結び付けたO2O等の導入があげられます。15年の各外資系スーパーの出店・閉店動向やその経営状況から、中国における今後の潜在市場がどこにあるのかを読み解きました。
 中国コンビニ最前線レポートでは、世界ナンバーワンの密集度を誇る台湾のコンビニ事情を紹介しています。人口約2300万の台湾。コンビニ店舗数が15年に1万店を超え、一人当たりのコンビニ店舗数が日本を抜き世界一となりました。最大手はセブン―イレブン(統一超商)で、台湾全土で5032店舗(16年1月時点)を展開。市場シェアは約5割で、即席麺や飲料など地場系食品メーカー大手の「統一」グループが運営しています。2番手はファミリーマート(全家便利商店)で3000店弱。ハイ・ライフ(萊爾富便利商店)が約1280店、OKマート(OK便利商店)が約880店と続きます。15年の売上高が2892億台湾元に達し、今年は百貨店の売上に追いつく勢いで成長を続ける台湾のコンビニの状況をレポートしています。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は山西省太原や上海で出くわした光景や出来事、3つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.35(2016年6月号)  もくじ
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【巻頭特集】
『近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド』
 “体験”をキーワードにネットからリアルへの回帰進む

【企業研究】中国ビジネス最前線
『テレビ業界の風雲児「Letv(楽視)」が大躍進』
 テレビ“ばらまき”でユーザーを囲む「生態」戦略を具現化

【中国統計データ】
『2015年の中国外資系スーパー総合評価』
 三線・四線級都市と新業態が成長トレンド

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『世界ナンバーワンの密集度でも成長続く台湾コンビニの今』
 コンビニが百貨店の売上に迫る台湾

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『山西省のソウルフード「刀削麺」にもロボット化の波が…』
『太原、EVとレンタサイクルで“エコ先進都市”へ脱皮か???』
『韓国人俳優の「ソン・ジュンギ」が中国の“時の人”に!!!』

【都市別調査】武漢 vs 長沙 編 〜その1
『華中2大経済都市 経済の武漢、消費の長沙』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第84回「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第84回は「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)。スマートフォン(スマホ)の画面に映された双子姉妹。授業の合間の休憩の様子をスマホで“実況中継”している。数千の視聴者から「いいね!」マークやコメントがひっきりなしに届く中、「似ているね!」と送信したところ、たまたま目にした姉が「そう?似ている?」と反応。昨晩の出来事や友達の話など、とりとめのない独り言のような内容が数分続き、「授業行くからまたね!」の言葉を残して“実況中継”が終了した。いま、90後(90年代生まれ)を中心に流行っている「直播(ライブ動画)」。その実態と日本企業がこの潮流を取り込むべき戦略とは…。
 次回の掲載は8月26日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「China's LeTV reels in users with hardware 'bait'(ハードは「まき餌」)」
http://asia.nikkei.com/Business/Companies/China-s-LeTV-reels-in-users-with-hardware-bait

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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4)【告知協力】
○●○  マネジメントトレーニングセンター(東京) ○●○
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     「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
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講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント)
日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
会場:中央区立産業会館

1.越境EC税制の概要
2.行郵税の概要
3.越境EC税制改正の実務ポイント
4.越境EC税制がもたらす中国の消費者への影響
その他    
*質疑・応答/個別相談(講座終了後も対応可能)
↓↓↓詳細
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

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