中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第233号】~“大衆的”に変化した五輪のスター~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
===============================
2016年8月24日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第233号】
===============================

 こんにちは。キャストの大亀です。
 8月初から先週までの約3週間、日本滞在でした。福岡でのセミナー登壇に始まり、広島への帰省、そして東京出張でした。今回はちょうどリオ・オリンピックの開催期間とも重なり、夜な夜なテレビ観戦に明け暮れ、寝不足の毎日でした。
 広島で娘と合流してすぐに、いま話題のポケモンGOのアプリをインストールされました。こうしたゲーム類は個人的にはそれほど興味はないのですが、ポケモンGOは今や世界的にも人気のゲーム。ポケモンも詳しくないのですが、話のネタにとも思い、娘の指導のもとトライしてみました。
 実際にやってみると確かに多くの人がハマるのも理解できました。ポケモン探しに、37℃を超える灼熱の暑さの中でも、娘が外に散歩に行こうというくらいなので、ゲームの威力に驚きです。1週間で結局レベル8までにしかなりませんでしたが、新しいポケモンをゲットするたびに2人で小躍りしていました。
 中国に戻ると、もちろんできません。中国ではまだ配信していないというより、恐らく今後も無理でしょう。グーグル・マップやアカウントを使うこともさておき、日米共同の開発アプリという理由もあるでしょう。でもそうこうしているうちに、テンセントあたりが微信と絡んで似たようなアプリ(ゲーム)を開発しているような気がしてしまうのは、私だけでしょうか…。
 今週のコラムは日本のメダルラッシュに沸いたリオ・オリンピックについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第233号をお送りいたします。

◆◇競合他社のベンチマーク調査のご案内◇◆
================================================================
最近弊社では競合社のベンチマーク調査の依頼が増えております。中国での更なる業務拡大を行ううえで、競合他社の組織や運営体制、戦略、KPIなどを調査・分析しています。
<<お気軽にお問い合わせください!!>> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
================================================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第233回)
     ~“大衆的”に変化した五輪のスター~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Live streaming soars in China, merchants take note(「90後」、自撮りで実況中継)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/
     4) 【告知協力】東京・セミナー マネジメント・トレーニング・センター主催
         「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
         講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント) 
         日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
     (詳細)http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第233回)
 ~“大衆的”に変化した五輪のスター~

 南米初のリオ五輪が閉幕しました。日本は連日のメダルラッシュに沸き、史上最多の41個。金メダルも12個と、前回のロンドン大会に続く大活躍でした。いよいよ次回は東京。昨今のインバウンド観光需要に加えてますます盛り上がっていくでしょう。
 今回、たまたまオリンピック期間中に日本滞在が重なりました。8月2日から約3週間。福岡、広島、東京と出張と帰省で転々としましたが、おかげさまでじっくりテレビ観戦を楽しめました。
 今回は特に最後ギリギリでの逆転による金メダルが目立ちました。体操、レスリング、バドミントン……。また、テニスに卓球、男子400mリレーなど、一昔前はメダルなど手に届かなかった競技でも好成績を収めるようになりました。“いまどき”の若い日本人選手のレベルアップと精神的タフさに脱帽します。
 8年前の北京五輪では、中国が地の利を活かし大活躍でした。巷はオリンピックの話題一色。期間中、テレビではほぼ毎日中国の金メダルラッシュで、国歌「義勇軍進行曲」が流れ、否が応でもそのメロディを覚えたものです。一方、日本選手やチームの放送はほぼゼロで、やきもきした記憶があります。
 しかし、今回のオリンピックでは中国のメダル獲得数が伸び悩みました。北京やロンドン大会では米国と互角に争うほどのメダルを獲得し、スポーツ王国の地位を不動のものにするかと思っていましたが、今回は米国と英国に次ぐ3位に甘んじました。これも恐らく中国の経済発展が一定の段階に達したことが関係しているのかもしれません。北京大会の時は、金メダルの賞金に加え、企業の広告塔として巨額のスポンサー料が得られるので一躍“お金持ち”にといった風潮がありましたが、“いまどき”の中国人選手はそれほどまでのハングリーさがないのかもしれません。
 一方で、私個人的には、日本に加え、中国の水泳自由形の孫楊選手と女子バレーを応援していました。その理由は最近人気のテレビ番組「来吧冠軍」に出演している彼(彼女)らを見たからです。世界で活躍するスター選手を招き、それぞれのスポーツを紹介しながら各種ゲームを楽しむバラエティ番組なのですが、そうした“お遊び”にも真剣に取り組む彼(彼女)らのひたむきな姿勢に、共感と親近感を覚えました。
 4年後の東京五輪に向け、すでにカウントダウンは始まっています。単に選手の活躍を紹介(報道)するだけでなく、こうしたバラエティ番組の力を借りて、より選手やチーム、さらにはその競技に対して親近感を持たせることも大切なのではと感じました。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね!」をお願いします★
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド(5)」
 ~エアコン最大手「格力」、販売店を核とする流通網も体験型重視へシフト
 中国エアコン業界のリーディングカンパニー「格力(GREE)」は、高い研究開発能力と技術力を誇り、明確なブランドイメージを持つ。「好空調格力造(良いエアコンは格力が作る)」、「譲世界愛上中国造(世界を中国製(メイドインチャイナ)好きにする)」等の広告は大衆の心に深く浸透している......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1704

「近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド(4)」
 ~アフターサービス主体から全方位型への転換を果たした「小米之家」
 小米(シャオミ)はこれまでネット上での販売を主体にしていた。ネット上で商品を予約するシステムにより製品の供給をコントロールし、同時に「飢餓マーケティング」の手法で消費者の小米製品への飢餓感を煽ってきた。また、ネット上で販売することで中間コストを削減し、価格競争力を実現してきた......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1703

「近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド(3)」
 ~「蘇寧易購雲店」〜O2O体験機会の提供
 家電量販店の最大手である蘇寧もここ数年O2O戦略に力を注いでいる。オンラインショップ「蘇寧易購」とオフラインの実店舗の結びつき強化に取り組み、幾度かの変遷を経て、2015年4月、新しい体験型実店舗「蘇寧易購雲(クラウド)店」を打ち出した。これはオンラインショップ「蘇寧易購」を直接オフラインに落とし込んだものだといっていい......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1702

「近所の「体験館」が次の小売現場の新トレンド(2)」
 ~家電量販店「国美」〜家電メーカーと提携してブランド体験ゾーンを設置 
 国内の各大型家電量販店ではネット商店の台頭に対抗すべく、オンラインでの販売を強化してきたが、一方で従来の店舗における体験型経営にも力を入れている。国内最大規模の家電量販チェーンの1つである国美を例にとると、すでに多くの店舗において従来の販売スペースメインの手法を改め、メーカーと共同で体験型店舗や大型体験スぺ―スの開設に着手している......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1701

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行

 会報誌2016年7&8月合併号(vol.36)では、巻頭特集に最近若者を中心に人気の「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」を取り上げました。スマートフォン(スマホ)をベースに各種メディアやサービスが次から次へと生まれる中国。これまで動画視聴といえば、映画やドラマ、スポーツといったテレビ番組のネット動画版がメインでしたが、最近はスマホで“自撮り”撮影した動画やライブの実況中継が新しいソーシャルメディアとして注目されています。こうしたスマホ動画で爆発的な人気を得た「網紅(ネットスター)」も登場し、その集客力を狙った企業や商品のイベントや宣伝、さらにはネット通販と絡めた企画などが出始めています。淘宝や天猫、京東などネット通販大手も動画配信を販促に活用するなど、新しい媒体としての存在感がますます高まっています。この誰もがスマホひとつで各種情報を動画発信できるニューウェーブについて、日本企業としてどう活用すべきかについての観点からまとめています。
 次に市場分析として、急拡大を続けるモバイル(スマホ)決済をピックアップしました。ネット通販だけでなく、いまやコンビニからスーパー、ドリンクスタンド、タクシー、出前など町中至るところでスマホを使った決済が当たり前になりつつあります。その先導役がアリババ系「支付宝」とテンセント系「微信支付」。モバイル決済市場の9割以上を占める両アプリが、アップルペイやサムスンペイなど新規参入組に付け入る隙を与えないほど勢力を拡大しています。スマホ決済に関しては世界をリードしていると言っても過言ではない中国。今後どのような発展が見込めるのか、考察しています。
 業界研究では、今年4月8日から新しい税制度が施行された越境ECの税制改革について分析・解説しています。訪日観光客によるインバウンドの“爆買い”とともに日本でも注目を集めている越境EC。日本旅行から中国へ戻った後でも越境ECで同じ商品を購入するということで日本企業からも期待されていますが、一方で、今回の税制改革がもたらす負の影響も懸念されています。実際に今回の変更により、実質的な増税となったのか、また越境ECが今後は下火になるのか…。そこで変更された税制の詳細について詳しく説明するとともに、その影響や政府の意図、また日本企業がどう対応すべきかについての示唆を含めて解説しています。
 中国コンビニ最前線レポートでは、内陸主要都市「武漢」(湖北)のコンビニ事情をレポートしています。ハルビン(黒竜江省)や長沙(湖南)と並び、全国で最も出店数が伸びている武漢。伸び率は実に32%超で、日系ではローソンが地場系大手の中百集団と提携して初進出します。しかし1,000万を超える巨大な人口を背景に、武漢ではすでに地場系チェーン店による熾烈なコンビニ戦争が始まっています。そのなかでも最も威勢がいいのが、南寧(広西チワン族自治区)発の新参コンビニチェーン「Today(今天)」。彼らがどのような戦略と店作りで地元市民からの支持を集めているのか…。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海や桂林(広西)で出くわした光景や出来事、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

-------------------------------
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.36(2016年7&8月合併号)  もくじ
-------------------------------

【巻頭特集】
『「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」』
 「90後」ソーシャルメディアのニューウェーブ

【市場分析】中国オンライン決済市場
『スマホ決済普遍化で“財布を持たない”若者が急増中』
 中国モバイル決済の最新動向を徹底分析

【業界研究】越境EC税制改革
『横行する個人輸入代行を抑制し“爆買い”を沈静化』
 越境ECをめぐる中国の税制改革

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『「Today(今天)」、武漢コンビニ界で勢力急拡大』
 ローソンが進出する出店伸び率32%の巨大都市「武漢」

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『小米が絶妙のタイミングで「国民」を猛アピール!!!』
『中国“夏の風物詩”番組「中国好声音」が改名してスタート!!!』
『普段何気なく使う20元札の景色が目の前に!!!』
『上海のレジャー島「崇明島」に絶叫アトラクションが!!!』

【都市別調査】武漢 vs 長沙 編 〜その2
『マルチコア商圏の武漢、一極型の長沙』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

---------------------------------------------------------

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第84回「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第84回は「「90後」、自撮りで実況中継」(2016年8月12日付)。スマートフォン(スマホ)の画面に映された双子姉妹。授業の合間の休憩の様子をスマホで“実況中継”している。数千の視聴者から「いいね!」マークやコメントがひっきりなしに届く中、「似ているね!」と送信したところ、たまたま目にした姉が「そう?似ている?」と反応。昨晩の出来事や友達の話など、とりとめのない独り言のような内容が数分続き、「授業行くからまたね!」の言葉を残して“実況中継”が終了した。いま、90後(90年代生まれ)を中心に流行っている「直播(ライブ動画)」。その実態と日本企業がこの潮流を取り込むべき戦略とは…。
 次回の掲載は8月26日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

---------------------------------------------------------

3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Live streaming soars in China, merchants take note(「90後」、自撮りで実況中継)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Live-streaming-soars-in-China-merchants-take-note

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

---------------------------------------------------------

4)【告知協力】
○●○  マネジメントトレーニングセンター(東京) ○●○
---------------------------------------------------------------
     「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
---------------------------------------------------------------
講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント) 
日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
会場:中央区立産業会館

1.越境EC税制の概要
2.行郵税の概要
3.越境EC税制改正の実務ポイント
4.越境EC税制がもたらす中国の消費者への影響
その他    
*質疑・応答/個別相談(講座終了後も対応可能)
↓↓↓詳細
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■メルマガ配信登録 >> http://www.cast-marketing.com/mailmagazine/

pageTop