中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第284号】~斬新でチャレンジングな広東省~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2017年8月23日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第284号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 夏の高校野球もいよいよ佳境を迎えています。見事本日の決勝戦に駒を進めた広島代表の広陵高校。特に捕手の中村選手が、85年に清原氏が樹立した1大会個人最多5本塁打の記録を更新し、大きな話題となっています。

 実は私の実家はこの広陵高校のすぐそば。広陵町内会に属す団地で、隣接の広陵幼稚園(現在は廃園)に通い、小学時代はまさに同じ「KORYO」の文字が入ったユニホームを着て、学区内のソフトボール大会に出場していました。

 小学生の頃、校内へも自由に出入りができ、立派な野球練習場で選手たちの練習を眺めたり、グラウンド内に入らせてもらい、当時は重かった金属バットを振らせてもらったりと、懐かしい思い出がたくさんあります。

 高校は別の学校に通いましたが、ちょうど高3の春に選抜で優勝。春はこれまで3度優勝していますが、夏は準優勝が3度で優勝はまだ。10年前には現広島カープの野村投手が逆転満塁ホームランを打たれ、ギリギリのところで「深紅の大優勝旗」を逃しました。本日、ぜひこのリベンジを期待したいと思います。

 ※9月15日に大連でセミナーを開催致します。「中国事業拡大とリスク回避を実現するマーケティングとは」をテーマに講演予定です。大連在住の方々はぜひお越し下さい。(詳細は下記の案内より)

 今週のコラムは会報誌17年7&8月合併号の巻頭特集に取り上げた広東省6都市(広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州)の視察についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第284号をお送りいたします。

◆◇セミナーのご案内◇◆
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「マーケティング」×「為替」×「保険」の多角的視点からソリューションを検証
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中国事業戦略とリスクヘッジ再考
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【日時】2017年9月15日(金) 14:00~17:15(受付開始13:30)
【会場】森茂大厦(森ビル) 大連市西崗区中山路147号
【主催】キャストコンサルティング(上海)、JTB、AON-COFCO

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第284回)
     ~斬新でチャレンジングな広東省~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年6月号(vol.45)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「スマホ、中高年も取り込む」(2017年8月11日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Shanghai spots get hot thanks to word-of-mouth advertising(SNS人気店の秘訣)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第284回)
 ~斬新でチャレンジングな広東省~

 会報誌17年7&8月合併号の巻頭特集は、広東省6都市(広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州)の商圏や消費現場の視察レポートです。

 80年代から本格化した改革開放政策による投資・輸出型の経済成長を主導した広東省。経済成長のエンジンが、北京や上海をはじめ沿岸部の各都市から内陸部へとシフトしていくなか、広東省の存在価値が相対的に希薄化した印象もあります。また、見栄やメンツを重んじる北方の消費者と異なり、常に値段と価値の合理性を追求する消費性向を持つ広東人。高級車やブランド品を盲目的に追いかけることがなく、一見おとなしめの消費現場のイメージが強いようにも思えます。

 一方で、早くから経済成長した優位性もあり、他の都市や地域と比べ、明らかに個々の消費者のニーズが多様化。自分のこだわりのモノやサービスについては、とことん追求する傾向にあるのも事実です。また、アクセスが容易な香港やマカオに世界中から集まる最先端の商品やトレンド、消費環境を体験・享受する機会も多いでしょう。

 そうしたバッググランドを土台とし、さらに中国固有の趣向やニーズが融合し、全く新しいコンセプトやデザインの商業施設やショップ、商品・サービスが続々と誕生。それらは“大量生産・大量消費”時代の画一化されたものではなく、多様化したニーズを見据えた個性溢れるものばかりで、広東省の各都市の至るところで斬新的なアイデア、チャレンジングな発想や企画の現場を目撃しました。

 低成長を余儀なくされる日本や台湾が直面するように、売れない時代に“いかに売るか”が問われるようになった中国。政府も経済成長を投資から消費主導型へと推し進めていますが、政府主導ではなく消費者のニーズに基づくビジネス環境こそが、消費主導型経済のあるべき姿なのではないでしょうか。この意味において、次なる中国の経済成長もまた“広東発”になるかもしれないと、今回の視察を通してそう思えてなりません。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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◆2016年人気スマホアプリ~ランキング&トレンド分析 (9)
 ~広場舞が予想外の首位、ユーザー最多は跑歩者

 2016年のスポーツ・トレーニング関連アプリでトップに立ったのは、予想に反し、中高年向けアプリ「糖豆広場舞」だった。広場舞とは日が沈む頃に中国各地の公園などでよく目にする中高年女性を中心とした集団によるダンス(踊り)。 中・高齢層をターゲットにしたスポーツアプリがスポーツ・トレーニング関連アプリで首位に立ったことで、モバイルアプリが中国の中高年層の生活にも深く入り込んでいるという事実が浮き彫りになった......

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◆2016年人気スマホアプリ~ランキング&トレンド分析 (8)
 ~「ofo」と「Mobike」がトップ争いを展開、監督管理令の公布間近か

 不完全なデータながら、シェア自転車企業の数は現在24社を超えている。1億人民元以上の融資を受けた企業も、少なくとも5社を数えている。 現在、シェア自転車業界で大手と言えるのは、「Mobike(摩拜)」と滴滴出資による「ofo」の2社だろう。16年末、Mobikeがアクティブユーザー浸透率で首位に立った。しかし17年の第一四半期には、車両の大量投入により、ofoがMobikeを抜き去るなど一進一退の攻防を繰り広げている......

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◆2016年人気スマホアプリ~ランキング&トレンド分析 (7)
 ~「滴滴」が「Uber」を吸収合併して首位をキープ、厳しい政府令が市場に打撃を

 CNNICの統計によると、2016年12月時点、タクシー配車アプリのユーザー規模は2.25億人、16年上半期と比較して6,613万人増、41.7%の伸びを記録している。タクシー配車アプリユーザーがネットユーザー全体に占める割合も30.7%に達し、16年中期より8.4%の増加となった。専門ハイヤー配車サービスの利用者も1.68億人、16年上半期比で4,616万増加し、その伸び率は37.9%となった......

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◆2016年人気スマホアプリ~ランキング&トレンド分析 (6)
 ~ECプラットフォームも実況動画機能を導入、中古品専門サイトに注目

 CNNICの統計によると、2016年12月現在、中国におけるネットショッピングユーザーの規模は4.67億人、ネットユーザー全体の63.8%を占め、前年比で12.9%の伸びを示している。なかでもスマホを利用しているユーザーの数は4.41億人、スマホユーザー全体の63.4%を占め、前年比29.8%と大きな伸びを記録した。アプリのランキングは非常に安定的だ。「淘宝」が首位を独走、「京東」、「天猫」、「蘇寧易購」など大手総合プラットフォームもトップ10で存在感を示している......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年7&8月合併号(vol.46)発行

 会報誌2017年7&8月合併号(vol.46)では、巻頭特集に広東省6都市(広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州)の商圏及び消費現場の視察結果をレポートにまとめました。28年連続で中国トップのGDPを維持する広東省。世界的に見ても、98年にシンガポール、03年に香港、07年に台湾を抜き、16年にはメキシコとほぼ同じで、スペインにも肉薄するほどの経済規模を誇ります。

 都市別でも北京、上海に次いで、広州が第3位、深センが第4位に堂々とランクイン。省内第3位の佛山も全国第15位で、全国トップ100にランクした都市数は9にものぼります。80年代から本格化した改革開放政策に伴い、いち早く経済発展のレールに乗っかった広東省。省都の広州、経済特区に選ばれた深センと珠海の3都市を中心に、投資、製造、輸出の“三位一体”で急成長。更にはこの3都市を基点として波状的に発展が広がり、東莞や中山、恵州など周辺都市も飲み込む形で「点」から「面」へと成長が波及しました。

 こうした経済発展を背景に、消費現場は中国の他都市とは異なる独特な発展を遂げているように思えます。香港やマカオにも手軽にアクセスできる地理的環境もあるのか、消費者も長い年月を経てより成熟し、かつニーズも多様化しているように見受けられます。投資から消費主導型の経済成長が推し進められる中、広東省各都市での商業発展モデルが、今後の中国経済の行方を占う上でも参考に値するだろうと思える消費の現場や事象を数多く目にしました。

 17年3月号で取り上げた深センに続き、今号では、珠江河口の西側を中心に広州から佛山、中山、珠海、そして福建省に隣接する汕頭と潮州の6都市で消費現場を視察。省都として消費面でも圧倒的な存在感を見せる広州。広州との都市一体化政策をベースに“インテリ”風の都市整備が進む佛山。強力な地場系の小売流通グループを核に一気に消費のグレードアップが進む中山。中国屈指のテーマパークを武器に「観光都市」として名乗りをあげる珠海。深センや珠海とともに経済特区に選ばれながら“鳴かず飛ばず”の状態が続く汕頭。そして全国区の名物料理を数多く持ちながら、商業発展は“これから”の潮州。これら各都市の商圏、注目の商業施設やショップ、さらには広東人の消費スタイルやトレンドについて詳細にレポートしています。

 トレンドウォッチでは、最近モールや映画館の空きスペースでよく目にする公衆電話ボックスならぬ「ミニKTV(カラオケボックス)」をピックアップしました。ちょうど大人2人が入れるスペースのボックスに、一般のカラオケと同じ機器を装備。会員登録から支払いまですべてスマートフォン(スマホ)で行い、歌った曲も自動的に微信(ウィーチャット)に録音・記録される仕組み。

 映画や人気レストランでの待ち時間、ショッピング時の一休みなど、こま切れの空き時間つぶしのニーズを上手く狙ったミニカラオケボックス。一般のカラオケよりも若干割高の値段設定ながら、「お一人様」消費や録音された曲をシェアするといった若者の欲求を見事にとらえ急成長。16年にはすでに16億元を超え、17年には92.7%増の31.8億元、18年にはさらに120.4%増の70.1億元に達すると見込まれています。

 現在は上海や北京など一・二線級の大都市がメインですが、今後は三・四線級など地方都市へとビジネスが広がると期待されています。こうした急成長を引率する主要メーカーの「友唱M-Bar」、「聆噠miniK」、「雷石WOW屋」を中心に、彼らの経営モデルやコスト構造、立地・チャネル戦略、マーケティングなどについて調査・分析しました。

 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2017年7&8月合併号(vol.46) もくじ 
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【巻頭特集】
『広東省消費現場視察レポート
 広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州』
 中国経済発展のトップを走る広東省、新しい消費トレンドも続々誕生
 ~各都市の商業及び消費の現状

【トレンドウォッチ】
『シェアエコノミーの新業態「ミニKTV(カラオケボックス)」』
 こま切れの空き時間つぶしで人気沸騰

【都市別調査】
水、TV、10元ショップ ~ フィナーレ
『次代のマーケット価値はメリットを超えた先に』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第109回「スマホ、中高年も取り込む」(2017年8月11日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。

 第109回は「スマホ、中高年も取り込む」(2017年8月11日付)。中国で人気の「広場舞」。日が沈む頃になると、中国各地の公園やモールの広場などに中高年女性がぞろぞろと集まる。数十名ごとに分かれており、中には揃いのコスチュームを来ているグループも。大音量スピーカー搭載のラジカセから流れる音楽に合わせ、リーダーを中心に一斉に踊りだす。

 この広場舞を専門にしたアプリ「糖豆広場舞」が、あるアンドロイド向けアプリランキングの16年「スポーツ・トレーニング部門」で堂々のトップとなった。ここ数年ブームとなっているジョギングの「悦動圈跑歩」、小米(シャオミ)や華為(ファーウェイ)などのスマホと連動したアプリを差し置いての快挙だ。ITとは無縁とも思われる中高年ユーザーが、スマホを駆使して一体何を目的にこのアプリを使いこなしているのか…。

 次回の掲載は2017年8月25日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Shanghai spots get hot thanks to word-of-mouth advertising(SNS人気店の秘訣)」
https://asia.nikkei.com/Business/Trends/Shanghai-spots-get-hot-thanks-to-word-of-mouth-advertising

※バックナンバーはこちら >>
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