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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第290号】~サービス向上で快適な中国鉄道の旅を~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2017年10月4日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第290号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 国慶節、そして中秋節快楽!!今年はちょうど本日(10月4日)が中秋節と重なり、8連休となりました。9月30日(土)の振替出勤日も休みを取ると9連休。例年以上に旅行熱が高まっているのを実感します。

 実際に国家旅游局が発表したデータでは、今回の大型連休での旅行客は7.1億人で、国内の旅行関連収入も5900億元に達すると予測。特にマイカー旅行が3.5億人近くで、全体の約半数を占める見込みとのこと。

 海外旅行者数も600万人に達するとされており、目的地別ランキングではタイのバンコクとプーケットを筆頭に、インドネシアのバリ島、ベトナムのニャチャン、モルディブが続くなど、ビーチ・リゾート系が上位5つを占める結果に。中国人も日頃のストレスや疲れから解放され、「癒やし」を求め始めた現れでしょう。

 私の微信の朋友圏(モーメンツ)でも、カナダやタイ、バリ島、マレーシアなどの写真がどしどしとアップされています。国内でも雲南やチベットなど秘境やへき地へ旅行する人も。各地で大渋滞する高速道路の写真もアップされていますが、中国人の旅行熱は「まだこれから」のようです。

 今週のコラムは上海から西安までの高速鉄道での出来事についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第290号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第290回)
     ~サービス向上で快適な中国鉄道の旅を~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年7&8月合併号(vol.46)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ウシガエル料理ブームに」(2017年9月22日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Shanghai spots get hot thanks to word-of-mouth advertising(SNS人気店の秘訣)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第290回)
 ~サービス向上で快適な中国鉄道の旅を~

 国慶節休暇を利用して西安を訪れました。今回、西安までは高速鉄道を利用。上海虹橋駅から西安北駅まで約1360km、6時間の行程です。

 中国の鉄道は、日本と若干異なります。まず駅に入る前にセキュリティチェック。これは空港でも同じで、不審者進入を防ぐうえでも致し方ないでしょう。特に国慶節休暇前日の朝で、多くの乗客でごった返していましたが、その分、安心感は増します。

 駅構内に入ってからチケット購入ですが、ネットで購入した場合は専用の窓口もあります。中国人の場合、身分証明証をスキャンさせるだけの自動発券機があるので便利ですが、外国人は有人の窓口に行く必要があります。

 チケット入手後に、プラットフォームのゲート前で待機。発車時間の10分前くらいから乗車の案内が始まり、そこで初めてチケット確認後に改札を通り、エスカレーターでプラットフォームまで降ります。

 今回、特に乗客が多いばかりか、同じタイミングで2便が案内され、改札の前に長蛇の列が。係員が誘導していたので、てっきり全員乗車するまで出発を待ってくれるのかと思いきや、エスカレーターの途中で「プルプルプル」と乗車を促す音が…。ヒヤヒヤしながら急ぎ足で何とか乗車。「こんなことなら早めに案内してくれ」と思いましたが、これも中国ならではの“アバウト”さなのでしょう。

 車内は満席で、各号車の接続部分に立っている乗客もいるほど。午前には朝食、お昼前後には弁当やビール、おつまみなどの車内ワゴン販売もあり、日本の新幹線と同じです。牛肉タイカレー煮とエビチャーシュー弁当がそれぞれ60元。ご飯とおかずが別々で、味もボリュームも満点。本角的な味付けの口水鶏も32元でした。

 前回3年前に、上海から北京への高鉄で食べた弁当は、決して美味しいとはいえない“お粗末”なものだったのですが、今回はかなりのアップグレードさに正直びっくり。ぱっと見、上海のコンビニで販売されているものによく似ており、食材や味付けもかなり改善されています。

 中国でのコンビニ普及に伴い、技術やノウハウが蓄積された「中食」。それが鉄道での「駅弁」にまで波及したといっても間違いではないでしょう。着実にレベルアップする車内サービスですが、いずれはご当地の駅弁やお土産なども販売されるようになるかもしれませんね。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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◆広東省消費現場視察レポート (3)
 ~華南最大の商圈「天河商圈」(1)

 華南最大の商圈「天河商圈」広州最大の商圈は「天河商圈」だ。主な商業施設は天河路の体育中心一带に集中し、わずか3kmの範囲に「太古滙」、「正佳広場」、「天河城」、「天環Parc Central」、「VT101」、「万菱滙」、「時尚天河」等の商業施設が林立している。なかでも正佳広場、天河城、太古滙が売上のトップ3。2015年の売上はそれぞれ60億元、55億元、36億元を記録、全国ランキングでも3位、4位、そして9位を占めた......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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◆広東省消費現場視察レポート (2)
 ~他の追随を許さない華南ナンバーワンの経済・消費力

 広州の2016年のGDPは、1兆9,610億元、北京と上海に次いで全国3位だった。この数値はシンガポールとほぼ同レベル、一人当たりGDPでもスペインに匹敵する。産業比率は1.22 : 30.22 : 68.56という割合で、第三次産業の経済成長への貢献度は77%にも達している。16年の社会消費品小売総額は8,706.5億元で前年比9%増加、その規模は29年連続で全国ベスト3に入っている......

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◆広東省消費現場視察レポート (1)
 ~中国経済発展のトップを走る広東省、新しい消費トレンドも続々誕生

 2016年、中国の国内総生産(GDP)は74兆4,127億元であったが、うち広東省が7兆9,500億元を占め、前年比7.5%の伸びを示すとともに、28年連続で中国トップに立った。 広東省を1つの独立した経済主体と見なして世界と比べても、国家に匹敵するレベルだ。広東省のGDPは、まず1998年にシンガポールを抜き、03年には香港を、そして07年には台湾を上回った。16年のGDPを米ドル換算すると11,578.8億米ドルに達するが、これはメキシコとほぼ同じ値で、スペインにも肉薄している......

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◆急発展する中国ビッグデータ市場 (10)
 ~中国ビッグデータの今後の発展トレンド

 2017年初に、工業情報化部が公布した「ビッグデータ産業発展計画(2016~2020年)」では、「十三五(第13次五カ年計画)」の期間中、全ての部署がビッグデータ産業の発展に尽くし、2020年までに関連商品及びサービス業務の収入を1兆元超に、さらに年間の平均成長率30%前後を維持することが明記されている......

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2017年7&8月合併号(vol.46)発行

 会報誌2017年7&8月合併号(vol.46)では、巻頭特集に広東省6都市(広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州)の商圏及び消費現場の視察結果をレポートにまとめました。28年連続で中国トップのGDPを維持する広東省。世界的に見ても、98年にシンガポール、03年に香港、07年に台湾を抜き、16年にはメキシコとほぼ同じで、スペインにも肉薄するほどの経済規模を誇ります。

 都市別でも北京、上海に次いで、広州が第3位、深センが第4位に堂々とランクイン。省内第3位の佛山も全国第15位で、全国トップ100にランクした都市数は9にものぼります。80年代から本格化した改革開放政策に伴い、いち早く経済発展のレールに乗っかった広東省。省都の広州、経済特区に選ばれた深センと珠海の3都市を中心に、投資、製造、輸出の“三位一体”で急成長。更にはこの3都市を基点として波状的に発展が広がり、東莞や中山、恵州など周辺都市も飲み込む形で「点」から「面」へと成長が波及しました。

 こうした経済発展を背景に、消費現場は中国の他都市とは異なる独特な発展を遂げているように思えます。香港やマカオにも手軽にアクセスできる地理的環境もあるのか、消費者も長い年月を経てより成熟し、かつニーズも多様化しているように見受けられます。投資から消費主導型の経済成長が推し進められる中、広東省各都市での商業発展モデルが、今後の中国経済の行方を占う上でも参考に値するだろうと思える消費の現場や事象を数多く目にしました。

 17年3月号で取り上げた深センに続き、今号では、珠江河口の西側を中心に広州から佛山、中山、珠海、そして福建省に隣接する汕頭と潮州の6都市で消費現場を視察。省都として消費面でも圧倒的な存在感を見せる広州。広州との都市一体化政策をベースに“インテリ”風の都市整備が進む佛山。強力な地場系の小売流通グループを核に一気に消費のグレードアップが進む中山。中国屈指のテーマパークを武器に「観光都市」として名乗りをあげる珠海。深センや珠海とともに経済特区に選ばれながら“鳴かず飛ばず”の状態が続く汕頭。そして全国区の名物料理を数多く持ちながら、商業発展は“これから”の潮州。これら各都市の商圏、注目の商業施設やショップ、さらには広東人の消費スタイルやトレンドについて詳細にレポートしています。

 トレンドウォッチでは、最近モールや映画館の空きスペースでよく目にする公衆電話ボックスならぬ「ミニKTV(カラオケボックス)」をピックアップしました。ちょうど大人2人が入れるスペースのボックスに、一般のカラオケと同じ機器を装備。会員登録から支払いまですべてスマートフォン(スマホ)で行い、歌った曲も自動的に微信(ウィーチャット)に録音・記録される仕組み。

 映画や人気レストランでの待ち時間、ショッピング時の一休みなど、こま切れの空き時間つぶしのニーズを上手く狙ったミニカラオケボックス。一般のカラオケよりも若干割高の値段設定ながら、「お一人様」消費や録音された曲をシェアするといった若者の欲求を見事にとらえ急成長。16年にはすでに16億元を超え、17年には92.7%増の31.8億元、18年にはさらに120.4%増の70.1億元に達すると見込まれています。

 現在は上海や北京など一・二線級の大都市がメインですが、今後は三・四線級など地方都市へとビジネスが広がると期待されています。こうした急成長を引率する主要メーカーの「友唱M-Bar」、「聆噠miniK」、「雷石WOW屋」を中心に、彼らの経営モデルやコスト構造、立地・チャネル戦略、マーケティングなどについて調査・分析しました。

 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2017年7&8月合併号(vol.46) もくじ 
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【巻頭特集】
『広東省消費現場視察レポート
 広州、佛山、中山、珠海、汕頭、潮州』
 中国経済発展のトップを走る広東省、新しい消費トレンドも続々誕生
 ~各都市の商業及び消費の現状

【トレンドウォッチ】
『シェアエコノミーの新業態「ミニKTV(カラオケボックス)」』
 こま切れの空き時間つぶしで人気沸騰

【都市別調査】
水、TV、10元ショップ ~ フィナーレ
『次代のマーケット価値はメリットを超えた先に』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第112回「ウシガエル料理ブームに」(2017年9月22日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。

 第112回は「ウシガエル料理ブームに」(2017年9月22日付)。最近中国の飲食シーンで流行っているのが「牛蛙(ウシガエル)」だ。ほとんどの中国人が、牛蛙と聞いてまず思い浮かべるのが四川料理だろう。唐辛子と花椒、辣油が絡まった蛙肉の食感は、プリプリとした歯ごたえで、まるで鶏肉のよう。実際に台湾や香港では「田鶏」という名で親しまれている。

 昨今の牛蛙ブームの火付け役となったのが、スマートフォン(スマホ)SNSの微信(ウィーチャット)による口コミ人気店「哈霊面館」。1987年創業の老舗で、青唐辛子と白胡椒のピリ辛スープに牛蛙の肉がどっさりと入ったラーメンが看板メニューだ。

普通のスープ麺が10元前後の中、同店の牛蛙麺はなんと一杯45元。かなりの高級品にもかかわらず客が殺到するのは、なぜか?その理由とは…。

 次回の掲載は2017年10月6日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Shanghai spots get hot thanks to word-of-mouth advertising(SNS人気店の秘訣)」
https://asia.nikkei.com/Business/Trends/Shanghai-spots-get-hot-thanks-to-word-of-mouth-advertising

※バックナンバーはこちら >>
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