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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第326号】~サッカーW杯で街が盛り上がり~

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2018年6月20日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第326号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 今週月曜日(18日)が端午節のため、中国は週末含め3連休でした。端午節といえば、粽(ちまき)と龍舟赛(ドラゴンボートレース)でしょう。中国のみならず、ボストンやトロント、さらにはアフリカのウガンダなど85カ国・地域で龍舟赛が開催されたそうです。

 端午節の前に、娘が友人宅で「香包」というぱっと見、粽にも似た布製の飾りを作りました。その包みの中に、ラベンダーの乾燥ハーブを入れたようで、部屋中にその香りが広がり、リラックス効果バツグンです。

 この香包づくり。端午節では粽とドラゴンボートレースに並んで定番の行事だとのこと。中国生活20年ながら、実は初耳。元々は春から夏にかけての季節の変わり目である端午節。古くは蚊よけに使われた薫草(カワミドリ)や艾草(ヨモギ)を入れた香包を、子供に身に着けさせることで、虫刺され等による病気や感染から守るためとのことだったそうです。

 軒先に艾草と葉菖蒲を掛けて、蛇や邪気の侵入を防ぐといった風習もあるなど、昔の人の知恵には改めて感心させられます。上海は、今年なぜか6月に入っても朝夕は涼しく過ごしやすい日が続いていますが、端午節も過ぎ、またうなだれるような猛暑がやってくるのでしょうか。

 今週のコラムはいよいよ開幕したサッカーW杯の中国での様子についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第326号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第326回)
     ~サッカーW杯で街が盛り上がり~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年5月号(vol.54)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
        第129回「オフィス内コンビニ乱立」(2018年6月8日付)
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第326回)
 ~サッカーW杯で街が盛り上がり~

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が始まりました。日本代表は昨晩、前回大会で一次リーグ敗退を決定づけられたコロンビアとの雪辱戦。見事2-1で劇的なリベンジ勝利。残り2試合も、選手たちには持てる力をすべて出し切って、なんとか決勝トーナメントへ進出してほしいと思います。

 中国でも街全体がW杯で盛り上がっています。中国ではCCTV(中国中央電視台)が全試合を実況生中継。日本語での解説が欲しいところですが、日本戦含め全試合観戦できます。外国人が集まるレストランやバーだけでなく、一般のレストランや小吃店でも、店内に設置されたテレビはW杯を流しています。

 スマートフォン(スマホ)SNSの微信(ウィーチャット)でも、朋友圏(モーメンツ)内は友人が投稿したW杯の経過動画(画像)や結果が氾濫しています。日本のように自国のチームが出場しているならまだしも、どうしてそこまで注目するのか。そこまでサッカーが好きだったっけ?と思ってしまいます。

 自分が好きなチームや選手がいるからかと眺めていたら、どうもそうではないよう。あるチームが勝った負けたと一喜一憂している様子から、なんとなく分かったことは、どうも彼(彼女)らは一戦一戦「賭けて」いるようです。

 上海在住の日本の友人が見せてくれたアプリ。それは中国版ロト(宝くじ)の「楽透」を購入できるもの。支付宝(アリペイ)などスマホ決済を紐付けて購入できるとのことで、あくまでも中国人のみが対象なのですが、なんとそこにW杯の試合結果や優勝チームを予想するコーナーが設けられています。(最近のニュースでは規制が入るとの報道も……)

 一方、開幕を目前に控え、アリババ系会員制生鮮スーパーの「盒馬鮮生」からメッセージが届きました。それは、ロシア対サウジアラビアの開幕線の勝ち負けを予測して当てるとポイントがもらえるとのこと。国別のランキングはサウジのほうが上ながら、引き分けで4倍、サウジが勝てば8倍になると。

 私も開催国のロシアにするか、アジア代表のサウジかで迷いましたが、8倍のポイントにも惹かれサウジを選んで提出。残念ながら結果は「負け」でしたが、普段はほとんど賭け事をしない私も、お金はかかっていませんがワクワクしながらの観戦になりました。大会期間中は毎日、32元以上の購入でこのくじに参加できるようです。

 W杯はまだ始まったばかり。はたしてどの国が優勝するのか。熱戦とともに、周りの「一喜一憂」ぶりも楽しもうと思います。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆政策緩和と投資増で沸く中国中古(二手)車市場(2)
 ~中古車プラットフォームの運営モデル

 中古車プラットフォームの運営モデルは、実際の取引にかかわるか否かで、情報サービスと取引サービスに分類できる 。情報サービスを主体とするプラットフォームは、主に売買双方の情報提供と検索サービスを提供するのみで、実際の取引には関与しない......

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◆政策緩和と投資増で沸く中国中古(二手)車市場(1)
 ~中古車販売大手3社「優信」、「瓜子」、「人人車」の広告合戦が激化

 中国汽車工業協会(中汽協)が発表した17年の中国新車販売台数は、前年比3%増の2887万9000台と過去最高を更新、9年連続で世界一の自動車市場となった。しかし、小型車減税が縮小された影響からか、伸び率は11年以来6年ぶりの低水準だった。これに反して、中古車の販売状況は好調だった。中国汽車流通協会の統計によると、17年に取引された中古車は1240.09万台で、前年比19.33%の成長。売上も8092.72億元に達した......

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年5月号(vol.54)発行

 会報誌2018年5月号(vol.54)では、巻頭特集に中国の「ネット内装」を取り上げました。中国語で「互聯網装修」と呼ばれるネット内装。単なる内装業者の仲介サイト程度かと思いきや、15年3月に中国政府が提唱した「インターネットプラス(互聯網+)」戦略、つまりインターネット技術を活用した新たな産業政策に即した新しいビジネスモデルだったのです。

 中国ネットリサーチ大手のiResearchが発表した「中国インターネット住宅内装業界研究報告」によると、中国ネット内装業界が急成長しており、ここ数年の年間平均成長率は25%強を維持しているとのこと。しかしながら、17年の市場規模は2461.2億元で、内装業界全体のわずか5%程度のみ。今後の発展に大きな期待が寄せられています。

 近年は小幅な成長にとどまっている住宅不動産市場。巷では不動産不況とも叫ばれているようですが、実際には、住宅の施工及び竣工面積は、依然高い水準を保持しています。16年の全国の住宅施工面積は66.1億㎡、竣工面積は17.1億㎡。施工面積は12年以降毎年60億㎡超、竣工面積にいたっては、07年以降ほぼ横ばいで推移しています。

 このように安定した住宅供給を背景に、内装市場の主力消費層として存在感を示しはじめているのが、婚姻適齢期を迎えつつある「80後」(1980年代生まれ)や「90後」(1990年代生まれ)世代。中国のインターネット普及期に共に成長、スマートフォン(スマホ)や電子決済に何ら抵抗のない彼(彼女)らが、内装業界でもオンラインとオフラインを融合した新しい消費モデルを求めるようになっています。

 また新しい技術やサービスだけでなく、「自分」だけのカスタムメイドやエコロジー、品質などに対するニーズも多様化が進んでいます。さらに、昨今の中国消費トレンドの特徴の一つである「消費昇級(アップグレード)」、つまり少々割高でもよりよいモノやサービスを求める消費者が増える中、ネット内装業界でもその傾向が如実に現れています。

 では「ネット内装」とは何なのか?簡単にいうと、消費者や内装業者、さらには建材や家具メーカーから集めたビッグデータをベースに、クラウドコンピューティングや3D設計技術を駆使し、VR(仮想現実)世界の中で建材や家具を選択しながら完成イメージ図をビジュアル化。あたかもそこで新生活を始めたかのような“疑似体験”ができるというもの。

 またそれは、従来のメーカーや業者がオススメして選ばせるという販売モデルから、消費者が自ら自分たちの好みや予算から選んだものを、そのままネット経由でオーダー。そうしたニーズを、ビッグデータを通してあらかじめ生産したうえで、近くの倉庫に配置しておくという「C2F(Customer to Factory)」方式も採用されるなど、消費者目線からのサプラチェーンの整備も進んでいます。

 このように、当初のイメージを遥かに超越する中国のネット内装業について、住宅内装市場全体の概観から、内装業者のネット化やプラットフォームの発展経緯、セグメント別のリーディング企業、サプライチェーンや施工・工事の監督管理、主なネット内装企業の紹介、ユーザー像(年齢、都市、学歴、家族構成、予算など)、そして今後の動向について調査・分析しています。

 次に、業界研究でフォーカスしたのが中国ペット市場。マンションや公園などで、犬を散歩させる人だけでなく、かわいらしい服を着せた犬の姿も、すでに見慣れた光景になっています。急拡大するペット市場は、ペットフードだけでなく、各種ペット用品からスナック(おやつ)、さらには1000元前後もするペット服まで幅広く波及。いまやその成長は、とどまるところを知らない様相となっています。

 あるレポートで、中国ペット市場の発展は2010年を契機とし、17年の中国ペット市場の規模は1340億元。10年からの年間平均成長率は30.9%で、19年には2000億元に達すると予想されています。

 かつては、子供が巣立った寂しさを紛らわせるためにペットを飼う高齢者が主流だったペット市場。それがここ数年、若年化が急速に進行し、80後や90後世代の若い人たちが主力となりつつあります。高所得層も多く、昨今の「消費昇級(アップグレード)」トレンドも、ペット市場全体の成長を後押ししています。

 ペットを単なる“穴埋め”的存在から、「家族」の一員として接する消費観の変化も、特筆すべき風潮です。人と人との交流や距離感が希薄化する現代社会において、特に若い世代を中心に、心の孤独を埋める存在を求めるようになっている中国。こうした変化が、ペットへの寵愛をさらに増長させ、フードや関連商品のみならず、サービスやヘルスケアなどの面でもニーズが増大。ペット市場は周辺の付属的な分野も含め、今後も巨大な潜在可能性を秘めています。

 このように今後も“幾何級数”的に成長が見込める中国ペット業界について、市場全体の概況(飼い主の人口や属性、ペットの種類、市場規模など)、ペットの「家族化」の背景、ペット関連消費の実態(ペットフード、スナック、関連用品、医薬品・健康食品など)、購入チャネル、関連サービス(医療、美容、ホテル、しつけ、葬儀など)、情報収集チャネル、今後の動向について、各種レポートやアンケート結果をもとに洞察しています。

 トレンドウォッチでは、中国でも流行りの「抹茶」をピックアップ。古くは唐の時代に日本に伝えられたとされる抹茶ですが、中国でも「和」や「京都」といった「日本」をイメージする消費者が多いようです。中国各地にこうした和風の抹茶カフェが続々と誕生し、若者を中心にファン層が拡大している抹茶人気の背景と理由について、人気抹茶スイーツ店の紹介とともに分析しています。

 中国コンビニ最前線レポートは、広東省・中山と汕頭(スワトウ)のコンビニ事情について。28年連続で中国トップのGDPを維持する広東省。世界的に見ても、1998年にシンガポール、2003年に香港、07年に台湾を抜き、16年にはメキシコとほぼ同じ、スペインにも肉薄するほどの経済規模を誇ります。

 こうした経済発展を背景に、消費現場は中国の他都市とは異なる独特な発展を見せている広東省のコンビニチェーンについて、中山発の「及時」と汕頭の「爽客」をピックアップ。現地視察時の店内の写真とともに、両チェーン店の運営状況や取り組みなどについてお伝えしています。

 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2018年5月号(vol.54)  もくじ
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【巻頭特集】
『住宅内装業界にもIT化の波が押し寄せる』
 中国ネット内装市場が急拡大

【業界研究】
『ペットの「家族化」でさらなる成長を見込む』
 中国ペット市場徹底分析

【トレンドウォッチ】
『健康、美味、見栄えの良さが若者のニーズにマッチ』
 中国でも日本の「抹茶」がブームに

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『1億超の人口ベースに店舗急拡大の広東省は中国コンビニの試金石』
 広東省・中山と汕頭(スワトウ)のコンビニ事情

【都市別調査】
広東省都市めぐり ~その④
『一帯と一路の結節点 消費先進都市、珠海』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第129回「オフィス内コンビニ乱立」(2018年6月8日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。

 第129回は「オフィス内コンビニ乱立」(2018年6月8日付)。「ニューリテール(新小売)」という名で、リアルとネットを融合したオムニチャネルの概念が広がる中国小売流通業。そこで新たなモデルとして注目を集めるのが「オフィスコンビニ」だ。

 文字通り、コンビニをそのままオフィス内に移動させたものだが、入店するためのドアや仕切りはない。オフィスの空きスペースに無造作に設置された商品棚には、盗難を防止するためのロックもない。

 商品は、飲料やスナック類、カップ麺、菓子パンなどオフィスでニーズの高いものがメイン。2017年には、ベンチャーキャピタルによる活発な投資もあり、“雨後のたけのこ”のごとく新ブランドが乱立。一方で、リストラや営業停止といったニュースも飛び交うなか、オフィスコンビニが新業態として根付くかどうか…。

 次回の掲載は2018年6月22日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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