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【中国消費洞察メルマガ 第441号】~“上海、我回来了!”(ただいま、上海!)~

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2020年10月14日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第441号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 先週金曜日(9日)、ようやく上海に戻りました。春節(旧正月)直前の1月23日の深夜便で台湾に行って以来、実に8ヶ月半ぶりです。

 思えば、台湾に着いてすぐに武漢の都市封鎖のニュースが飛び込んできました。春節明けてからも台湾に居続け、3月末に上海に戻ろうとしたところ、飛行機を目の前にして搭乗拒否され、パスポートに人生初の「VOID」印を押されて引き返さざるをえなかったのが、まるで昨日のことのように思えます。

上海行きフライトへの搭乗直前にまさかの・・・
http://okamekosuke.jugem.jp/?eid=828

 結局、台湾で4ヶ月。その後、日本に帰国し、成田のホテルで14日間の隔離後、広島の実家に戻り、また4ヶ月を過ごしました。2004年に上海に赴任してから16年。これほどまで長期にわたり上海を留守にしたことはありませんでした。

 上海へ飛び立つ前に東京で訪れたクライアント先でのこと。久しぶりに日本で長く過ごして何か日本人として感じたことありましたか?と聞かれ、改めて本場の中華、特に四川料理が恋しくなりました…とトンチンカンな答えをしてしまいました。隔離ホテルで配給される弁当の水煮牛肉に感動している今日この頃です。

 今週のコラムは8ヶ月半ぶりに上海に戻るまでの経緯(台湾・日本編)についてです。では、中国消費洞察メルマガ第441号をお送りいたします。

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■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp
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2011年末からの週刊メルマガも収録。中国市場攻略にぜひお役立て下さい。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第441回)
   ◆8ヶ月半ぶりの上海に感無量!!
    ~“上海、我回来了!”(ただいま、上海!)~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2020年9月号(vol.77)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第441回)
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【第441回】 8ヶ月半ぶりの上海に感無量!!
 ~“上海、我回来了!”(ただいま、上海!)~

 実に8ヶ月半ぶりの上海。ようやく戻ってこれました。春節(旧正月)直前の1月23日に、深夜便で台湾に行ってから4ヶ月。その後、日本に帰国してから成田で2週間、広島(実家)で4ヶ月と過ごしました。上海浦東空港の見慣れたターミナル内の光景を目にしたときは、本当に感慨深いものがありました。

 上海に戻るまでの道のりについて簡単に説明しておきましょう。3月28日から、中国政府が居留許可を有する外国人までも入国禁止として以来、中国に戻る術はなくなりました。私の居留許可は5月17日までで、それまでに解禁されるかと密かに期待はしていたのですが、あいにく叶わず…。

 1月23日から台湾に滞在していたのですが、台湾は日本人の場合、90日間のノービザ滞在が可能です。今回のコロナの関係で、この期間がプラス30日自動延長となり、結局そのまま居続けました。台湾のコロナ対策はかなり制御されており、公共交通機関などはマスク着用がマストでしたが、基本それまでの“普通”の生活が維持されていました。

 その後、中国のコロナの状況もかなり緩和され、6月初めに上海の日本人学校も授業再開に。台湾のパスポートも所持する娘は、妻とともに上海に戻ることとなり、私はあえなく日本に帰国することになりました。

 成田到着後、PCR検査を受け、待機所へ誘導されます。この際、出迎えやレンタカーなど公共交通機関以外の交通手段があれば、そのまま自宅での待機が許されています。私はもちろん東京に自宅はないので、検査結果が出るまでの2日間、政府が用意したホテルへと“連行”されました。

 ホテルは成田空港そばの東横インでした。部屋に閉じ込められ、一歩も外に出れません。1日3食弁当が支給され、何不自由なく生活。無事陰性の通知を受け、到着後3日目の朝に、元々予約していた成田市内のアパホテルへ専用バスで移動しました。

 その後の12日間は、あくまでも「自粛」です。つまり公共交通機関は利用できませんが、買い物など徒歩での外出はOKです。ちょうどまだ日本はステイホーム真っ最中で、町中はガラガラ。運動がてら、成田山にお参りにも行きましたが、参拝者はほぼゼロでした。食事はコンビニやスーパーでお惣菜を買い、部屋に持ち帰って食べる生活でしたが、久々の日本だったので、それなりに日本の生活を満喫しました。

 次週では、東京から上海に戻る経緯や隔離ホテルでの様子について、詳しく紹介します。

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (7)
 ~消費トレンド予測⑦ 巨大なペット市場の潜在力は見逃せない

 独身者の割合が増え、出生率が低下するのに伴い、ペットを飼う人の数が増えている。ペットとして中国で飼われているイヌとネコの数は既にアメリカを抜き、世界トップとなっている。「2019年中国ペット業界白書」によると、2019年に中国都市部でペットのために使われた費用は2,024億元で、前年比18.5%増を記録した......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (6)
 ~消費トレンド⑥ スマホでTVショッピングのライブコマース

 スマオ画面から売り子が威勢よく発する「好用、買它(すごくいいから、とにかく買ってみて)!」。2019年は、このセリフがライブコマースの「名言」として大流行した。テレビショッピングのスマホ版として、19年にまたたく間にブレイクしたライブコマース。多くのブランド各社が、ライブコマースでKOL(キーオピニオンリーダー)に商品を宣伝してもらい、売上を倍増させることに成功している......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (5)
 ~消費トレンド⑤ 国潮(愛国)消費はブームからトレンドに

 中国経済がアメリカに次ぐ世界第2位の規模にまで発展。自国文化や伝統に対する自信やプライドが強まるのに伴い、消費領域でも民族・愛国主義(ナショナリズム)がトレンドとなっている。調査会社大手のニールセンの統計によると、中国で6割を超える消費者が自国の「メイドインチャイナ」製品を好むと回答。各ジャンルで、中国メーカーやブランドのシェアが高まっている......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (4)
 ~消費トレンド④ 健康意識が広く深く浸透 気軽に養生できる「軽養」関連グッズが人気に

 様々な消費データでも明らかなように、若年層では健康意識が高まり続けている。例えば天猫では、2019年に賞味期限の短い食品や、低糖・低脂肪食品の売上が前年比72%増と伸びたもようだ。健康ブームの到来に伴い、体型にこだわる人が増え、食事制限をする人も増加している。粉末代替食品、エネルギーバー、スキムミルクといった低カロリー食品が人気を集め、高い売上を記録している......

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◆【統計データ】中国“白髪”世代のスマホ利用状況大調査
 ~ミドルシニア層の好むソーシャルアプリトップ5 (2019年7月)

 微信(ウィーチャット)は、ミドルシニア層が最も好むSNS(ソーシャルサイト)アプリだ。家族や友人との連絡のみならず、投稿された文章を閲覧したり、写真や動画を視聴して知人にシェアすることも楽しんでいる。他のSNSアプリのQQ、微博(ウェイボ)、陌陌(Momo)、OPPO社区などの使用率も比較的高い......

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◆会報誌「中国消費洞察」2020年9月号(vol.77)発行

 会報誌2020年9月号(vol.77)では、巻頭特集で中国消費の今後の主力となる1995年以降生まれの「Z世代」とともに、もう一つの新興消費者層として注目を集める「新中産層(新中間層)」に着目します。

 世界最大規模の中産階級(中間)層人口を誇る中国。中間層とは、社会成層の資本家階級(支配層)と労働者階級(被支配層)との中間に位置する階層のことを指します。

 マルクス主義は中間層を「旧中間層 (中小企業主、商人、自営農民などの伝統的生産手段所有者層) 」と「新中間層 (技術者、管理職など生産手段をもたない層)」とに分けますが、この場合の旧中間層を「中産階級」と呼ぶこともあります。

 一方、生活水準や生活様式において中間の層とされる「中流階級」に対して、中間階級は支配=被支配の政治・社会関係における中間の層を意味します。

 中国では、消費者やマーケティングの観察・分析をする際に、こうした解釈をベースに「中産階級」とひとまとめにすることが多いのですが、今号では特に昨今の中国社会・経済の変化に相応した“新しい”価値観やライフスタイル、消費行動を取る「新中間層」にスポットライトを当てました。

 大手コンサルティング会社のマッキンゼーは、レポート「2020年 中国消費者調査報告」で、中国国内の中間層(中レベル所得層)の数は3億人超と試算。その数は現在も増え続けており、2025年には5億人を超えて、都市部人口の半数以上を占めると予想。可処分所得は総額13.5兆元に達するとも見込んでいます。

 中国経済の発展と社会の進化に伴い、中間層の定義にも変化が見られます。かつて中間層の定義といえば、資産や学歴、職業が主な基準でしたが、「新」中間層の特徴は、その価値観にあるようです。

 新中間層とは、個人年収10万元以上または世帯年収20万元以上で、大学かそれに準ずる学歴を有し、安定した生活基盤を備え、独自の価値観や積極的な生活態度、開放的な消費観を持つ層といった定義もあります。より進歩的な消費観を持つ「新中間層」の規模拡大が続く中、彼らの消費行動が今後中国経済の発展に大きな影響を及ぼすと予想されています。

 そこで、今号では中国の新中間層のライフスタイル、仕事観、家庭・社会関係、子育て、消費観・行動などについて解説。また「都市ホワイトカラー層」、「若手エリート層」、「中堅エリート層」、「地方の新興富裕層」の4グループに分けて分析した上で、新中間層をターゲットとしたマーケティング戦略について、7つの提言をしています。

 次に業界研究として、新型コロナウイルスの流行でさらに関心が高まった中国の健康産業についてです。

 経済の発展と生活水準の向上に伴い、中国国民の健康意識はここ数年大きな高まりを見せていました。それが今年に入って新型コロナウイルスが流行。人々の健康に対する注目度はさらに上昇し、今や最も関心を集めるテーマの一つとなっています。

 医療アプリの丁香医生が公表したレポート「2019国民健康洞察報告」によると、ヒアリング対象者の93%が、生活で最も重視する要素は「健康」と回答。幸せな家庭や心の健康、生活の享受、財産、仕事の満足度などを上回っています。

 医療・健康関連支出も増加の傾向にあります。国家統計局によると、2019年の1人当りの医療・健康関連支出は1,902元で、前年比12.9%増を記録。教育・文化・娯楽と並び、最も成長著しい分野となっているもよう。欧米や日本などと比べるとまだ低い水準ですが、収入の増加や健康意識の高まりで、健康関連消費は今後も増加していくと見込まれています。

 中国調査会社のiiMedia Research(艾媒諮詢)が公表したレポート「2019-2020中国健康食品業界研究報告」によると、消費者に最も人気の健康法トップ3は、食事療法、栄養補助サプリ、スポーツ・トレーニングの順で、それぞれ57.8%、48.6%、35.3%でした。

 そこで今号では、中国消費者が関心を寄せるスポーツ・トレーニング事情と健康食品の消費状況について、それぞれ調査・分析を試みました。前者について、中国政府によるスポーツ産業振興策とともに、コロナで広がったデジタル化の影響、中国人のスポーツに対する考え方や姿勢、新しいトレンドなどについて解説。

 また後者の健康食品については、販売チャネルや越境ECの状況、マイナーブランドの躍進、Z世代など若い世代含む消費者の健康や身体に関する悩みや嗜好に応じた売れ筋商品や成分、日本製商品の状況、トレーニング向けサプリ、中国の伝統的な健康観念の「養生」ブーム、医療機器との連動、「国潮(愛国消費)」ブームを背景とした漢方薬材人気の高まりなどについてレポートしています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2020年9月号(vol.77)  もくじ
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【巻頭特集】中国「新中間層」調査分析レポート
中国消費の新勢力として全土に広がる
3億人の「新中間層」をいかに攻略するか?

【業界分析】中国健康産業分析レポート
新型コロナで健康産業が大躍進
トレーニングと健康食品がブームに

【マーケティングレポート】「雲」の上の生活へ①
コロナ危機で小売が進化 クラウドショッピング

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