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【中国消費洞察メルマガ 第442号】~成田→上海の片道チケットが2万元(約30万円)??~

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2020年10月21日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第442号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 上海でのホテル隔離生活も今日で12日目。毎日9時と14時に体温を測り、微信経由で報告しなくてはならないのですが、何事もなく平熱のままここまで来ました。隔離12日目に再度PCR検査を受け、無事「陰性」だと14日経過で晴れて“出所”となります。

 食事は1日3食、お弁当が配られます。本場の中華メニュー満載で、しばらく口にしなかったこともあり、毎回堪能しています。いわゆる「外売(デリバリー)」も、スナック菓子やカップ麺、日用品などは盒馬などで注文できます。飲料水やコーヒーなど購入しましたが、食事はNG。部屋までの配達は毎日18時の1回のみで、一旦フロントで収集してからまとめて配達される仕組みです。

 一番の問題はビールも不可。お酒、タバコは配達不可どころか、到着して配られた資料にも、健康・安全の理由から「喫煙・飲酒厳禁」と書かれています。とはいいながら、荷物チェックや監視されているわけではないので、ご自身の判断によるのですが…。

 大連で隔離されたクライアントによると、お弁当のほかに出前メニューがあるとのことで。和食からビール、なんと獺祭までリストに載っているとか…。日本語が通じるスタッフも用意されているようで、隔離は大連がベストチョイスかもですね。

 今週のコラムは上海に戻るまでの経緯(渡航ビザ取得編)についてです。では、中国消費洞察メルマガ第442号をお送りいたします。

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■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第442回)
   ◆ようやくビザ取得もフライトがない・・・
    ~成田→上海の片道チケットが2万元(約30万円)??~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2020年9月号(vol.77)発行
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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第442回)
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【第442回】 ようやくビザ取得もフライトがない・・・
 ~成田→上海の片道チケットが2万元(約30万円)??~

 成田のホテルでの2週間の外出自粛生活を終え、広島の実家に戻りました。6月初めでちょうど非常事態宣言が明けたばかり。まだ町中はそれほど人出が多くありませんでした。

 成田空港に到着。そこは本当に目を覆うばかりの閑散とした光景。フライト情報のモニターも「欠航」の赤い文字が並び、ここが世界でも有数の空の玄関か…と悲しくなってしまいました。

 成田から羽田までリムジンバスを利用したのですが、こちらも乗客は私一人のみ。運転手さんからも「通話や音楽などご自由に!」と言われ、人生初の“貸し切り”リムジンバスを体験しました。

 羽田空港ももちろんほぼガラガラの状態。広島便はそれでも1/3程度は埋まっていましたが、前後・隣の席を空ける感染予防の配置となっていました。

 広島の両親も、まさか46歳の “おじさん”息子が一人で戻ってくるとは露にも思わなかったでしょう。実家では夕方のジョギング以外は、基本部屋にこもって仕事という“ワーケーション”なのか単なる引きこもり(?)なのかという生活を送りました。

 6月末には、中国現地法人所在地の管轄当局からの招聘状があれば、中国への渡航ビザが申請できることになりました。早速に招聘状を申請しましたが、申請がかなり殺到していたようで、結局下りたのは7月末に。その後、中国大使館のビザセンターに申請し、8月末にようやく渡航ビザ取得となりました。

 この後が問題です。せっかくビザが入手できても、今度は上海へのフライトがありません。各航空会社で、毎週指定都市に1便のみに制限されており、上海へのフライトは、東方、吉祥、春秋航空のみ。普段利用している東方航空のアプリでは、一番早くても10月9日の便となり、なんと片道2万元(約30万円)。背に腹は変えられん…と断腸の思いで購入しました。

 その後、9月15日にJALが、30日にANAがそれぞれチャーター便を運航したのですが、私は渡航前に東京でのアポがすでに入っていたので、当初の10月9日の便で戻りました。ちょうど9月25日から中国に渡航する乗客全員に3日前までのPCR検査が義務付けられ、東京の指定医院で受診。唾液による検査で、中国語の証明書発行込みで約4万円。無事「陰性」となり、帰途に着くことになりました。(続く)

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (11)
 ~消費トレンド⑪ ニーズ多様化でニッチ市場が急成長

 消費者のニーズが多様化するのに伴い、「ニッチ」市場がブランドの注目を集めている。京東大数据(ビッグデータ)研究院が公表した「2019年末消費トレンド報告」によると、食品、日用品、アパレルなどの各市場、またオンラインサービス、中古市場、デジタル、スマート製品などの新興市場、そして映画、音楽、ネット出前などの領域でも、ユーザーの多様化したニーズにより、市場の細分化が進んでいるという.......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (10)
 ~消費トレンド⑩ 5G通信の商用サービスいよいよ幕開け

 2019年10月31日、中国工信部は次世代通信規格「5G」の商用サービスの運営開始を発表した。同日、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)の通信キャリア企業3社が、5Gを使った通信プランをリリース。11月1日から正式な運用が始まった......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (9)
 ~消費トレンド⑨ コラボ商品がブランドに活力を 異業種とのコラボも話題づくりに“あり”かも

 経済メディアの第一財経傘下の商業データセンターであるCBNDataが公表した「2019中国インターネット消費生態ビッグデータ報告」によると、2019年には業界を跨いだコラボ製品が前年比2.7倍増と急成長しており、顕著なトレンドとして注目に値する。関連消費の伸びは、オンライン消費全体の8.5倍増を記録。コラボ製品の種類も多様化し、アパレル製品のほかにコスメ、文房具、小型家電、食品などが増えている......

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◆中長期計画に知っておくべき中国消費トレンド15選 (8)
 ~消費トレンド⑧ 「感覚」「センス」重視の消費増

 ブランドや品質重視の消費性向を経た中国の消費者は、次に自分自身の「感覚」や「センス」を重視する消費へと向かっているようだ。京東大数据(ビッグデータ)の統計によると、製品の機能以外の特徴に対するクチコミ評価が増えているという......

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◆【統計データ】中国“白髪”世代のスマホ利用状況大調査
 ~ミドルシニア層の好むソーシャルアプリトップ5 (2019年7月)

 微信(ウィーチャット)は、ミドルシニア層が最も好むSNS(ソーシャルサイト)アプリだ。家族や友人との連絡のみならず、投稿された文章を閲覧したり、写真や動画を視聴して知人にシェアすることも楽しんでいる。他のSNSアプリのQQ、微博(ウェイボ)、陌陌(Momo)、OPPO社区などの使用率も比較的高い......

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◆会報誌「中国消費洞察」2020年9月号(vol.77)発行

 会報誌2020年9月号(vol.77)では、巻頭特集で中国消費の今後の主力となる1995年以降生まれの「Z世代」とともに、もう一つの新興消費者層として注目を集める「新中産層(新中間層)」に着目します。

 世界最大規模の中産階級(中間)層人口を誇る中国。中間層とは、社会成層の資本家階級(支配層)と労働者階級(被支配層)との中間に位置する階層のことを指します。

 マルクス主義は中間層を「旧中間層 (中小企業主、商人、自営農民などの伝統的生産手段所有者層) 」と「新中間層 (技術者、管理職など生産手段をもたない層)」とに分けますが、この場合の旧中間層を「中産階級」と呼ぶこともあります。

 一方、生活水準や生活様式において中間の層とされる「中流階級」に対して、中間階級は支配=被支配の政治・社会関係における中間の層を意味します。

 中国では、消費者やマーケティングの観察・分析をする際に、こうした解釈をベースに「中産階級」とひとまとめにすることが多いのですが、今号では特に昨今の中国社会・経済の変化に相応した“新しい”価値観やライフスタイル、消費行動を取る「新中間層」にスポットライトを当てました。

 大手コンサルティング会社のマッキンゼーは、レポート「2020年 中国消費者調査報告」で、中国国内の中間層(中レベル所得層)の数は3億人超と試算。その数は現在も増え続けており、2025年には5億人を超えて、都市部人口の半数以上を占めると予想。可処分所得は総額13.5兆元に達するとも見込んでいます。

 中国経済の発展と社会の進化に伴い、中間層の定義にも変化が見られます。かつて中間層の定義といえば、資産や学歴、職業が主な基準でしたが、「新」中間層の特徴は、その価値観にあるようです。

 新中間層とは、個人年収10万元以上または世帯年収20万元以上で、大学かそれに準ずる学歴を有し、安定した生活基盤を備え、独自の価値観や積極的な生活態度、開放的な消費観を持つ層といった定義もあります。より進歩的な消費観を持つ「新中間層」の規模拡大が続く中、彼らの消費行動が今後中国経済の発展に大きな影響を及ぼすと予想されています。

 そこで、今号では中国の新中間層のライフスタイル、仕事観、家庭・社会関係、子育て、消費観・行動などについて解説。また「都市ホワイトカラー層」、「若手エリート層」、「中堅エリート層」、「地方の新興富裕層」の4グループに分けて分析した上で、新中間層をターゲットとしたマーケティング戦略について、7つの提言をしています。

 次に業界研究として、新型コロナウイルスの流行でさらに関心が高まった中国の健康産業についてです。

 経済の発展と生活水準の向上に伴い、中国国民の健康意識はここ数年大きな高まりを見せていました。それが今年に入って新型コロナウイルスが流行。人々の健康に対する注目度はさらに上昇し、今や最も関心を集めるテーマの一つとなっています。

 医療アプリの丁香医生が公表したレポート「2019国民健康洞察報告」によると、ヒアリング対象者の93%が、生活で最も重視する要素は「健康」と回答。幸せな家庭や心の健康、生活の享受、財産、仕事の満足度などを上回っています。

 医療・健康関連支出も増加の傾向にあります。国家統計局によると、2019年の1人当りの医療・健康関連支出は1,902元で、前年比12.9%増を記録。教育・文化・娯楽と並び、最も成長著しい分野となっているもよう。欧米や日本などと比べるとまだ低い水準ですが、収入の増加や健康意識の高まりで、健康関連消費は今後も増加していくと見込まれています。

 中国調査会社のiiMedia Research(艾媒諮詢)が公表したレポート「2019-2020中国健康食品業界研究報告」によると、消費者に最も人気の健康法トップ3は、食事療法、栄養補助サプリ、スポーツ・トレーニングの順で、それぞれ57.8%、48.6%、35.3%でした。

 そこで今号では、中国消費者が関心を寄せるスポーツ・トレーニング事情と健康食品の消費状況について、それぞれ調査・分析を試みました。前者について、中国政府によるスポーツ産業振興策とともに、コロナで広がったデジタル化の影響、中国人のスポーツに対する考え方や姿勢、新しいトレンドなどについて解説。

 また後者の健康食品については、販売チャネルや越境ECの状況、マイナーブランドの躍進、Z世代など若い世代含む消費者の健康や身体に関する悩みや嗜好に応じた売れ筋商品や成分、日本製商品の状況、トレーニング向けサプリ、中国の伝統的な健康観念の「養生」ブーム、医療機器との連動、「国潮(愛国消費)」ブームを背景とした漢方薬材人気の高まりなどについてレポートしています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2020年9月号(vol.77)  もくじ
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【巻頭特集】中国「新中間層」調査分析レポート
中国消費の新勢力として全土に広がる
3億人の「新中間層」をいかに攻略するか?

【業界分析】中国健康産業分析レポート
新型コロナで健康産業が大躍進
トレーニングと健康食品がブームに

【マーケティングレポート】「雲」の上の生活へ①
コロナ危機で小売が進化 クラウドショッピング

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