中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【中国消費洞察メルマガ 第465号】~上海でスマホからオンライン医療の診察を体験!!~

中国ビジネスをマーケティング視点から再構築しよう!
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2021年4月14日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第465号】
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 こんにちは。キャストグローバルの大亀です。

 松山英樹選手がマスターズで優勝しましたね!日本人男子で初のメジャー制覇、それも誰もが憧れるマスターズで!本当に感動と勇気を与えてくれました。前週のオーガスタナショナル女子アマを制した17歳の梶谷翼選手もですが、日本人の活躍に心躍ります。

 感動といえば、競泳女子の池江璃花子選手も忘れてはいけません。白血病で一時は選手生命を危ぶまれた彼女ですが、先週の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権で見事4冠達成。プールに戻ったときの痩せ細った姿が記憶に新しいですが、ここまで復活するには相当な努力と忍耐があったと思います。本当に心から敬服いたします。

 その他にも、メジャーリーグの大谷選手、女子テニスの大阪なおみ選手、バスケの八村塁選手、あと男子テニスの錦織選手もですね。海外の一線で戦っていくには、相当な犠牲と継続していく強さが必要だと思います。もちろん、海外に限らず、東京オリンピックを目指して、日々鍛錬されているアスリートの方々もたくさんいるでしょう。

 世界と戦う日本人の方々の活躍を見ながらも、自分も形やレベルは全然違いますが、同じ海外で頑張る日本人。少しでも彼らの背中に追いつけるよう、毎日精進していこうと思います。

 今週のコラムは、オンライン医療アプリからの診察体験談です。では、中国消費洞察メルマガ第465号をお送りいたします。

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■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp
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上海を中心に現地から中国消費&マーケティング情報を随時アップデート。
2011年末からの週刊メルマガも収録。中国市場攻略にぜひお役立て下さい。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第465回)
   ◆コロナ禍で75%のユーザーが利用!!
    ~上海でスマホからオンライン医療の診察を体験!!~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2021年3月号(vol.82)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第465回)
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【第465回】 コロナ禍で75%のユーザーが利用!!
 ~上海でスマホからオンライン医療の診察を体験!!~

 会報誌3月号でレポートした中国のヘルステック業界。「医療×テクノロジー」と掛け合わせたヘルステックですが、中国では「線上医療」(オンライン医療)とも呼ばれています。

 新型コロナウイルスの流行期に、オンライン問診サービスや医薬品ECなどのヘルステックを利用した中国のネットユーザーは、全体の約75%に達したといったアンケート結果もあります。コロナの抑え込みに成功し、まさにアフターコロナの時代に突入した感のある中国ですが、やはり病院に出向くリスクに加え、一度オンライン医療の便利さを体験したユーザーにとっては、もはや“なくてはならない”生活サービスの一つになっています。

 皮膚に水ぶくれのようなできものが出来た際に、試しに利用してみました。スマホ決済の支付宝(アリペイ)から「医鹿」(2020年に「阿里健康」(アリヘルス)から名称変更)という公式アプリに飛び、皮膚科を選びます。この際、どこの診療科にすべきかわからない際には、AI(人工知能)によるアドバイスを求めることも可能です。

 リストアップされたお医者さんは、それぞれ所属病院から役職、経歴などが記載されています。診察代はもちろん、こうした条件により差があるのですが、実際に電話で通話しながら診察するパターンと、音声メッセージを含むテキストと写真によるチャットのパターンの2種類あります。ちなみに私が選んだのは、主任クラスの医師で前者が15分内で58元(約900円)、後者が48時間内であればいつでも何度でも連絡できて38元(約600円)でした

 できものの写真を送り、30分後くらいに音声メッセージが届き、薬の処方箋も送られてきました。その薬も、「阿里大薬房」という医薬品専門のECサイトで購入し、かつデリバリーしてもらえます。ただ中国人のID(身分証)番号を入力する必要があるため、購入は中国人の友人にお願いしました。

 自宅にいながら手軽に医師のアドバイスがもらえる…。確かに軽症や日々の悩み程度であれば、オンラインで十分だとも思いました。5Gが浸透し、今後は映像やウェアラブルデバイスから脈なども見れるようになれば、より医療も身近に感じられるようになり、安心感も広がるでしょう。

 先端医療という観点からは、まだ欧米や日本のほうに分があるでしょう。一方、ホームドクターやかかりつけ医という面では、日本も高齢化が進む中、早くオンライン化を導入すべきだと、今回の経験から改めて実感しました。

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■新着コンテンツ一覧
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◆中国「Z世代」研究レポート(7)
 ~オンライン消費は当たり前 オフラインの体験も重視

 Z世代は多面的な消費観を持っている。オンラインだろうがオフラインでのリアル消費だろうが、彼らにとって生活上の選択肢に過ぎない。幼いころから慣れ親しんできたインターネットやハイテクは、彼らにとって当たり前の存在だからだ。そのため、Z世代はむしろオフラインの消費体験を重視する傾向が強い......

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◆中国「Z世代」研究レポート(6)
 ~Z世代の消費は趣味とリンク アイドルグッズ購入は“義務”

 Z世代は趣味から消費へと結びつける世代でもある。人気スターのグッズやアニメのフィギュア、IP(知的財産)関連などはその代表格だ。彼らは購買力と消費意欲の極めて高い世代で、購入決定権も有している。買い物に感情が入るのも特徴で、消費にも自身の価値観を反映したいと考えている。アイドルへの愛情を隠さないのもZ世代の特色の一つだろう......

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◆中国「Z世代」研究レポート(5)
 ~Z世代のファッション観 多様化進み、高級ブランドも

 ネットと消費の時代に生まれ育ったZ世代は、教科書には載っていない情報、技術、ファッション、ゲーム、アートなどの影響を強く受け、ストリート系カルチャーや二次元、サイエンスフィクションやヒロイズム、アニメゲームなどを追求する世代といえる。そのため、Z世代のファッションニーズは多元的に広がっている......

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◆中国「Z世代」研究レポート(4)
 ~共通の趣味でサークル探し オンラインでの交流好む

 Z世代の若者は自分を様々に定義づけようとする。特にソーシャルメディアではいくつもの肩書を持つことを好む。「種草」や情報のシェアを好み、趣味を通じて友人と知り合い、自分に合ったサークルに所属する。自身が定めた定義に集まる仲間とサークルを作ることは、彼らにとって至上の喜びともいえる......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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■新着統計データ一覧
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※下記の統計データを閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要ですが、現在は「無料」で公開しています。

◆オンライン教育のユーザー規模及び利用者の割合(2020年6月時点)

 CNNIC(中国互聯網絡信息中心)が公表した第46回インターネット発展報告によると、2020年6月時点における、中国のオンライン教育ユーザー数は3.81億人......

(詳細はこちら)
http://www.cast-marketing.com/_file/MarketingReport/PDF_File_3558.pdf

統計データ一覧はこちら >> 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=NewAll&Class2=29

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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2021年3月号(vol. 82)発行

 会報誌2021年3月号(vol. 82)では、巻頭特集に、アフターコロナでも急成長が続く中国のヘルステック(オンライン医療)業界を取り上げました。

 2020年に新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が世界的に大流行するなか、中国では「互聯網+(インターネットプラス)」医療に大きな注目が集まりました。「インターネット+」とは、インターネットを活用して既存産業の競争力強化を図ろうとする中国政府による国家戦略のことです。

 スマートフォン(スマホ)を介してネット上で気軽に医師とのやり取りや問診サービスを受けられるだけでなく、医療機関でのヒト混みを回避したり、殺到する患者を効率的に減らしたりできるのが大きなメリットでしょう。また慢性疾患患者や軽症患者にとっては、外出しなくとも自宅で療養できるのは、コロナ禍でも大きな安心感に繋がりました。

 新型コロナの流行期には、阿里健康、平安好医生、微医、丁香園、春雨医生などのオンライン医療プラットフォームが、無料のオンライン問診サービスや医薬品のEC(電子商取引)、コロナ防疫対策に関わるコンテンツや感染状況などの情報を提供。短期間でユーザー数を大きく伸ばしました。

 同時に、オンライン医療機関の設立も急増。2020年の第1四半期には、国家衛生健康委員会が管轄する医療機関のオンライン診療室の数が、前年同期比17倍と増加。浙江省では省主導のオンライン医療プラットフォームが設置され、50を超える医療機関がネットワークで結ばれました。

 衛寧健康、創業惠康、東華軟件など医療関連のソフトウェア企業は、医療機関のオンライン業務システムの構築をアシスト。オンライン問診や遠隔回診などの業務に貢献しました。

 新型コロナの流行は、オンライン医療業界にとって大きな発展の契機となりました。中国政府も関連政策を公布して業界の発展を推進。当会報誌でも2020年5月号で、当時のオンライン医療の発展状況をレポートしましたが、その後も業界は急成長が続いています。

 中国EC大手の京東(JDドットコム)傘下の京東健康(JDヘルス)が香港で上場。アリババ系の阿里健康(アリヘルス)は、公式アプリ「医鹿」の運営を開始。中国保険大手の平安保険傘下の平安好医生(Ping An Good Doctor)は、サービスを「大健康」(医療を含む健康関連全般)領域へと拡大。名称も「平安健康」に変更しました。

 アフターコロナの時代を迎え、ウイルス防疫が新たなライフスタイルの1つとして定着するなか、中国のオンライン医療業界は今後どのような発展を遂げるのか?今号では20年5月号に続いて、中国政府の政策支援、市場規模、ベンチャー投資の状況、産業チェーンを紹介。またセグメント別に、医療機器、オンライン問診、医薬品EC、オンライン健康診断について、各代表企業とともに調査しました。

 さらに中国ネット大手のBATの取り組み、特に百度(バイドゥ)とテンセントについて詳しく解説。7割を超える中国のネットユーザーが、新型コロナの流行期にオンライン問診や健康コンサル、医薬品ECを利用した中、官民挙げてのオンライン医療産業の振興を目指す中国の現状を調査・分析しています。

 次に業界分析として取り組んだのが、人工知能(AI)技術の発展により、急成長が続く中国の音声認識市場です。音声認識技術は、AI領域で最も早くから発展が始まった分野で、商業化も進みました。ここ数年は、ディープラーニング技術の進歩に伴い、識別の正確性も大幅に上昇し、実用化がさらに進んでいます。

 この業界を代表する科大訊飛(iFLYTEK)、捷通華声(SinoVoice)などのほか、思必馳(AISpeech)、雲知声(Unisound)、出門問問(Mobvoi)などの新興スタートアップ企業も躍進。もちろんインターネット大手の百度(バイドゥ)やアリババなども、同分野に積極的に参入しています。

 教育、カスタマーサービス、通信などの業界のみならず、自動車業界ではテレマティクス、また住宅、医療、スマートハードウェアなど様々な領域で応用が進むAI音声認識。スマート化が進む昨今、音声によるオペレーションをメインとしたツールも増えつつあります。

 ここ数年、中国のAIによる音声認識機能の需要は、消費市場を中心に急拡大を続けています。ネット企業やスマートデバイスメーカーは、音声認識領域への投資を増やし、スマートスピーカーメーカーもスマートホーム市場でのシェアを獲得すべく、大幅に価格をディスカウントするなどして熾烈な争奪戦を繰り広げています。

 IT専門の調査会社・IDC中国によると、中国の音声認識技術応用の市場規模は2019年に12億2,490万米ドルと試算。スマートホーム分野での製品市場のほか、カスタマーサービス、法廷審理の際の音声文字自動変換などの分野で幅広く普及が進んでいるとレポートしています。

 一方、中国政府系シンクタンクである賽迪智庫の統計では、2019年の中国の音声認識の市場規模は121.7億元と算出。AI技術の成熟と応用の進化に伴い、今後も同市場は年間約25%の成長を保ち、市場規模が21年には195億元に達すると見込んでいます。

 今後、音声認識技術やスマートフォン(スマホ)、タブレットなどのIT・電子機器の進化がさらに進めば、誤認識などのトラブルも減少して、使い勝手はより改善していくでしょう。中国の音声認識市場は、今後もさらなる拡大が予想されています。

 そこで、今号では世界に先駆けて応用が進む中国のAI音声認識について、市場規模から産業チェーンを調査。またネット系と専業系との熾烈な主導権争いが続く中、アリババ、科大訊飛、百度、テンセント各社の取り組みを紹介。音声認識技術の応用分野として、モバイルデバイス、自動車(テレマティクス)、スマートホーム、家電、教育、医療、カスタマーサービス、警察・司法などでの活用事例を紹介。

 さらには2018年7&8月号で取り上げたスマート(AI)スピーカーについて、その後の状況を網羅するとともに、ビッグスリーとなったアリババの天猫精霊、百度の小度、小米(シャオミ)の小愛同学について解説。さらに若干存在感が薄いイメージのある微信(ウィーチャット)の取り組みもレポートしています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2021年3月号(vol. 82)  もくじ
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【巻頭特集】中国ヘルステック市場調査レポート
中国「大健康」市場規模は20年7兆元超に!!
アフターコロナも急成長の中国オンライン医療市場

【業界研究】中国AI音声認識市場調査レポート
家電、教育、医療から警察、司法まで応用広がる
アリババ、百度、科大訊飛が牽引する中国AI音声認識

【マーケティングレポート】オンライン医療②
医師との連携、AI開発 多機能高度化するアプリ

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