中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月23日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(8)
いかに微信を活用するか
中国での会社設立や販売ライセンスなども不要で、大手プラットフォームへの出店も不要、さらには日本にいながら運営ができるというカントリーリスクも回避できる海淘。結局のところ、何が一番重要で、最もリソースを集中できるかという問いに対しての答えは、中国の海淘ユーザーに自社の商品を「いかに知らせるか」にかかっている。その答えの一つは、「個対個(ピア・ツー・ピア)」のつながりが増している中国のネット世界において、いかに微信を活用するかという点にある。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月22日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(7)
“天猫頼み”はもはや通用せず
こと越境ネット取引に関していえば、業界内では取引全体の9割が個人代行で、そうした個人バイヤーが利用しているのがスマホアプリの微信だということを考えれば、天猫国際や京東など大手プラットフォームに出店することで“海淘やっています”という見せかけだけでは、前回の天猫出店ブーム同様に同じ過ちを繰り返すことになってしまう。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月19日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(6)
「朋友圈」のプロモーションを活用
微信は日本のLINE同様に、知り合いもしくは友達申請をして承認された人しかリストに登録されないクローズド(制限された)のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だ。微店は個人でもお店を簡易に開設することができるだけでなく、微信と同じアカウントとなることから、相互に知り合った、つまりお互いに顔が見える形で交流が始まる。スマホチャットなので双方向かつリアルタイムのやり取りが可能だ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月18日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(5)
「決済」「配送」「プロモーション」が大事
中国の海淘市場は現在、大手ネット通販サイトからスマホ系アプリ、さらには個人系代理販売サイトや上海保税区が運営する「跨境通」など“百家争鳴”期となっている。日本企業はどのように中国向けの越境ネット通販を始めるべきなのだろうか。ネット通販を始めるうえで、主に3つの要素、つまり「決済」「配送」「プロモーション」が最も重要になってくる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月16日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(4)
ユニークな洋碼頭の急成長
洋碼頭は11年6月にオープン。米オークションサイト大手「eBay」の中国事業部出身者を含む3名が立ち上げた越境ネット取引専門のプラットフォームで、米国との結びつきが強く、上海本社のほかに、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコに支社を設ける。13年の売上高は2億元、14年に8億元を超えるなど急成長している。洋碼頭への出店費用はデポジット1万元のみ。取引ごとに総額の8%が徴収されるが、14年9月からは手数料無料キャンペーンも行われている。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月15日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(3)
日系も天猫国際で飛躍
天猫国際に出店している主な企業としては、倉庫型量販店のコストコや化粧品のアナスイ(ANNA SUI)、ユニリーバなどが挙げられる。日系ではドラッグストア大手のキリン堂、ケンコーコム、ニッセン、オートバックスなどのほか、広島を基盤とするスーパーのフレスタも出店している。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月12日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(2)
「天猫」と「天猫国際」の違いとは?
中国国内向けの「天猫」と「天猫国際」の違いだが、天猫の出店者の大前提は中国法人であることで、当然営業許可証(販売ライセンス)が必要。それに加え、中国の銀行口座、商標登録、国内倉庫及び配送をそれぞれ準備する必要がある。一方、天猫国際は海外の法人が対象で中国法人は不要(※本国での会社設立2年以上が条件)で、中国での各種ライセンスも必要ない。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年6月11日 ]

変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド(1)
海淘の代表格は「天猫国際」
「海淘(ハイタオ)」が中国のネット通販を語るキーワードになっている。代表格はアリババ系の「天猫国際(Tモール)」で、大手通販サイトも越境ネット通販に力を入れている。しかしながら、これまでの仕組みとは全く異なるスマホ経由での通販も存在感を増してきた。目まぐるしく変化する中国市場の動向に、日本企業はどのように対応していけばいいのだろうか。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年5月14日 ]

拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか(9)
日本企業ならではの信用性を前面に
それでは、この保税区を活用したスキームは意味がないのだろうか。ここに日本企業ならではの救世主的な“ツボ”が隠されているようでならない。つまり、コンプライアンスを意識する日本企業にとって、企業自ら率先して個人向けに中国にいる中国人消費者からのオーダーに対して直接商品を発送することは、本来納付すべき行郵税を回避するわけなので、場合によっては「密輸」扱いにされる恐れがある。一方で、保税区を活用したスキームであれば、必ずプラットフォームが保税区の行郵税徴収システムとリンクされるわけなので、納付漏れがなくなり、安心して商品を販売できることになる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2015年5月12日 ]

拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか(8)
新たなモデル「跨境通」とは
こうしたなか、中国各地に設置された保税区を活用する越境ネット通販モデルが脚光を浴びるようになった。その代表格が上海で誕生した「跨境通」。13年末に東方電子支付有限公司という法人に経営を委託する形で、取引(注文と受注)、通関、物流(配送)、支払いなどをワンストップで提供する越境のネット通販サイトを立ち上げた。……

 

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