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中国ビジネス最前線 [ 2015年2月27日 ]

越境ECが拡大中、待たれる日本企業の積極進出(3)
越境ECで新たな関税制度
現在、海淘のパターンとしては次の二つが挙げられる。一つ目は海外のサイトから直接購入するパターン。もう一つは、中国各都市の保税区に商品を置いておき、オーダーに応じて通関手続きをした上で購入者に送り届けるパターンだ。13年9月から始まったアリババ系の「天猫国際」は後者を採用している。越境ECの個人取引の場合に限り、いわゆる“一般貿易”とは異なる新しい関税「行郵税」が導入された。……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2015年2月26日 ]

越境ECが拡大中、待たれる日本企業の積極進出(2)
越境ECプラットフォーム「洋碼頭」を活用
「洋碼頭」という越境ECプラットフォームを活用したものだ。これまでの越境ECは9割以上が購買代行(代理購入)だが、この過程で活躍する海外在住の個人バイヤーをネットワーク化した新しいサービスだ。個人バイヤーが現地の店に足を運び、気に入った商品を写真に撮り、説明や値段などを加えてアップロードする。携帯のGPS機能により情報取得及び写真撮影の場所が特定されるため、偽物を掴まされると心配する中国人消費者に安心感も与えている。値段はバイヤーが現地通貨から人民元に換算し、自らのマージンを上乗せしてシステム上で提示する。……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2015年2月24日 ]

越境ECが拡大中、待たれる日本企業の積極進出(1)
日本製品の意外なニーズ、人気商材は?
中国人消費者の購買力向上を背景に、中国国内の消費者が海外のネット通販サイトから直接購入する越境ネット取引(EC)が急成長している。中国ではこの越境ECを「海淘(ハイタオ)」というが、昨今のアベノミクスによる円安・人民元高の影響もあり、日中間の海淘である「日淘」の成長が著しい。日本を訪れる中国人観光客が急増し、彼らが日本製の炊飯器から化粧品、日用品、食品などを大量購入していることからも、日本企業の間では中国人に対して自社製商品をアピールしようという機運が高まっている。……

 

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