中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

小売・流通現場 [ 2017年2月14日 ]

異国情緒あふれるアウトレットの“新騎手”「天津佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」(3)
土地柄に合わせたマーケティング
マーケティングの面も軽視していない。候補地の選択には厳格なルールが存在し、都市郊外で、かつ交通アクセスの良いことが絶対条件だ。同時に専門のコンサルティング会社を招いて各地区の人口密度や消費水準などについて総合的評価を行い、立地の最終的な決定を下している。また、中国消費者の消費習慣に合致したカスタマイズサービスも提供。例えば、会員制やVIPルームなどだ。消費金額の大きいゴールドカードメンバーは、VIPルームで無料の軽食や飲み物を楽しむことができ、子供向けのエンタテイメントも用意......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年2月13日 ]

異国情緒あふれるアウトレットの“新騎手”「天津佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」(2)
全国一を誇る国際ブランドラインナップ
マルベリーは中国初のアウトレット進出店であり、グッチはアジア最大のアウトレット店。ブランドのラインナップは豊富で、一流ラグジュアリーブランドの数では全国トップという評判だ。価格面では、最高80%オフの商品もあり、消費者の購買意欲を刺激している。訪れた消費者の誰もが、大小様々な紙袋を下げ、手ぶらで帰る人はほとんど皆無だ......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年2月10日 ]

異国情緒あふれるアウトレットの“新騎手”「天津佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」(1)
中国アウトレット業界の新トレンドを牽引
数あるアウトレットモールの中でも、最も独自色を打ち出しているのは「佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」だ。1号店は天津で、開業は11年6月9日。イタリアの風景を模倣した同モールの中には、ローマ広場やベニス運河もあり、あらゆる建築物はイタリア風で統一されている。訪れた人はまるでヨーロッパに来たかのような錯覚に陥ってしまうほどで、これまでのアウトレットの常識を覆す新しいモールだ......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年1月9日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(8)
ブランドのラインアップを重視、人気も売上も絶好調
ブランドのラインアップも非常に重視されているポイントだ。2015年4月の正式開業時、同時に開業したテナントは約80%に過ぎなかった。残りの20%はテナントが埋まらなかったわけではない。開業後に様子を見ながらテナントミックスのための調整可能性を考慮し、故意に空間を残していたのだ。開業後の状況は予想がつかず、当初の想定と100%同じというのは難しい......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年1月6日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(7)
中国内外のディベロッパの提携による“ウィンウィン”の成功
遠洋太古里は、遠洋地産と太古地産が共同で行ったプロジェクトだ。両者は2012年に北京朝陽区の颐堤港プロジェクトでタッグを組んだことがあり、すでにお互いに対する理解と経験を有していた。今回、双方の持株は50%ずつで共同管理を実施。遠洋地産は主にプロジェクト開始前の設計やコスト管理、建築工事及び政府との連絡業務を担当。太古地産は完成後のポジションニング、テナント管理業務等を担当している......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年1月5日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(6)
文芸ムードのライフスタイルブランドが消費者を魅了
ライフスタイル関連で最も話題を呼んでいるのは方所書店に違いない。ここ数年、新たな業態の複合型書店が中国で相次いでオープンし、書籍のみならず、アートなライフスタイルやファッション、デザイン、カフェ等の要素を前面に押し出したスタイルが人気を集めている。方所はその中でもクオリティの高さから、文芸好きの若者やファッションに敏感な消費者から高い支持を得ている。ここを訪れて書籍を手にするだけで、洗練した気分にさせてくれる趣すらある......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年1月4日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(5)
全く新しいコンセプトの主力店で差別化を強化
無印良品のグローバル旗艦店も忘れてはならない。4階建ての建物は、総面積3,141㎡。店内は最新最多の製品ラインナップを誇り、5,000種を超える商品が扱われている。一般の無印良品のシンプルなイメージとは全く異なり、内装も陳列もより洗練され、各階には上品なインスタレーションアート作品が展示されている......

 


 

小売・流通現場 [ 2017年1月3日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(4)
目を奪われる華やかさのブランド旗艦店
太古里独自の“快里慢里”モデルの他、ブランドラインアップの多彩さも特筆に値する。300あまりの出店ブランドは、小売店が70%、飲食が20%、ライフスタイルと娯楽関連が10%というバランスになっている。131の国際的ブランド、15の香港・台湾系ブランド、84の国内ブランドが進出し、旗艦店は14に及ぶ。成都または西南地区初進出のブランド数は50にも上っている......

 


 

小売・流通現場 [ 2016年12月30日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(3)
速さと遅さが交錯する業態バランス
成都はもともと矛盾をはらんだ街でもある。成都人のライフスタイルはのんびりしていて、お茶を飲んだり話しこんだり、時には麻雀を打ったりすることを好む。しかしその一方で、全国的、更には世界的に見ても消費が発達した都市で、かつ、目覚ましい速さで発展を遂げている。まさに「速さ」と「遅さ」の矛盾がここに生じている......

 


 

小売・流通現場 [ 2016年12月29日 ]

成都人のライフスタイルに融け込んだショッピングモール「成都遠洋太古里」(2)
個性溢れる開放的なストリート
成都遠洋太古里は、開放的で歩行スペースがゆったりと広いストリート型のショッピングモールだ。一般の室内型モールと異なり、完全に開放型の屋外空間に店舗が並び、街角を彷彿とさせるスタイルを打出している。商業コンプレックスを開放的な体験型ストリートに生まれ変わらせた背景には、成都人の生活や消費スタイルが大きく関係している......

 

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