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マーケティング戦略分析 [ 2021年5月31日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(17)
ベビー・マタニティ用品販売「孩子王」 従業員をIP化、実店舗とのセット運用
中国版D2Cである私域。この私域トラフィックの運営には、微信を中核としたビジネス生態系(エコシステム)が必要不可欠だが、必ずしも微信に頼らずとも成り立つ好例がある。それはベビー・マタニティ用品販売の「孩子王(Kidswant)」だ。孩子王は全国に300店を超えるリアル店舗を運営。2018年の売上は100億元を超えている。 現在、販売チャネル全体の総会員数は2,700万人を突破。有料の「黒金会員」だけでも50万人に達している......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月28日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(16)
中国西北料理チェーン店「西貝」 人物設定は「店長」に、企業微信をフル活用
今回の新型コロナウイルス危機で大きな打撃を受けた中国西北料理レストランチェーンの「西貝蓧麺村」 も、企業微信を使った私域トラフィック戦略により、出前(フードデリバリー)やネットショップでの売上を8割もアップさせた成功例だ。西貝が私域トラフィック運営に正式に着手したのは2016年10月と早い。当初、運営に使用していた個人アカウントは17に過ぎず、アイコンは全て「店長」に設定されていた ......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月27日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(15)
アロマオイル「阿芙精油(AFU)」 オンとオフライン融合のコミュニティ運営
アロマオイルの中国ブランド「阿芙精油(AFU)」は、かつて天猫双11セールで、2年連続コスメ分野でトップに輝いた過去を誇るが、その後業績が落ち込んでいた。2019年に「私域トラフィック+ソーシャルEC」のニューモデルによる運営を開始。見事復活を遂げた。トラフィックの窓口として、動画投稿アプリの抖音(ドウイン・TikTok)や多くのKOL(キーオピニオンリーダー)と提携。商品情報の発信を積極化した......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月25日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(14)
コスメ「パーフェクトダイアリー(完美日記)」 キャラクターIP「小完子」による運営が功を奏す
パーフェクトダイアリー(完美日記)は、昨今中国の若者を中心に広がりを見せる「国潮(愛国消費)」トレンドを背景に、成長著しい中国発のコスメブランドだ。2019年に天猫でアイシャドウ700万個を販売。11月11日に開催された天猫双11(独身の日)ネットセールでは、コスメ分野のランキングで首位に輝いた。 2020年4月には1億米ドルの戦略投資資金を調達。企業価値は20億米ドルを超えている......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月21日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(12)
【企業微信活用方法②】 いかにグループを活性化?
業が顧客を微信のグループチャットに招待する最終的な目標は、より良いサービスを提供して、実際の販売に転換させることだ。そのためにも、顧客がグループに加入した後に、その価値を実感してもらうことが大前提となる......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月20日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(11)
【企業微信活用方法①】 いかにユーザーを取り込み?
新型コロナウイルスの流行期間中に、企業微信の普及率は大幅に上昇した。多くの企業が劣悪な条件の下、企業微信を活用することで良好な販売実績を収めている。アパレルブランド「UR」は、リアル店舗の休業を余儀なくされたが、企業微信を通して1,000 万名の会員にアクセス。2020年3月のネット売上は、前期比50%以上増の成長を記録した......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月18日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(10)
企業の私域マーケティングを支援「企業微信」 個人アカウントと紐づけてエコシステムを構築
微信の公式データによると、現在、企業微信を通してユーザーにサービスを提供している企業はすでに数百万社に上り、接続している微信ユーザーの数は2.5億人に達しているという。企業微信は今後、私域トラフィック運営の最も重要なツールになると期待されている......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月17日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(9)
私域トラフィックの“主戦場”は微信 微信をいかに活用して私域網を構築?
中国版D2Cである「私域」で、圧倒的な存在感と影響力を誇るのは微信(ウィーチャット)だ。膨大なユーザー数だけでなく、中国人の日常生活にもはや“なくてはならない”ツールとして、中国全土隅々にまで広がっている。チャットからSNS、EC、決済に至る「スーパーアプリ」となった微信が、私域トラフィックの主戦場となって久しい......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月14日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(8)
アンケート調査から見える私域の受容度
アンケート対象者の30.8%が私域トラフィックを支持。どちらでもないと回答した人は61.6%で、反感を感じている人はわずか7.6%にとどまった。コンテンツマーケティングは、広告・宣伝よりもユーザー側の情報リテラシーを緩和することができる。これが、コンテンツマーケティングをより重視する私域トラフィックの受容度が高い所以の一つだろう......

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2021年5月13日 ]

中国版D2C「私域」調査研究レポート(7)
私域運営エコシステムが成熟 マーケからSaaS、MCNまで
私域トラフィックがますます注目を集めるにつれ、その運営を支えるビジネス生態系(エコシステム)が成熟しつつある。微信などの運営プラットフォームのほか、マーケティングやSaaS(Software as a Service)サービスプロバイダー、MCN(マルチチャネルネットワーク)、運営代理、さらには物流、クラウドサービス領域のデータ分析企業など、多くの業界が係わっている......

 

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