中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年11月1日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(14)
外食産業はコンセプト重視へ【飲食業全般編】
中国の外食産業の最近の動向だが、「新コンセプト投入」と「ソフト面強化」が重要なキーワードになっている。これまでの市場競争のポイントは、価格や品質の単純な面が競争がほとんどだったが、商品や企業のブランドやサービスなどソフト面へと変質している。注目されているのはファッション化や西洋化だ。火鍋チェーン店の「豆撈坊」(DOLAR SHOP)、高級中華料理の「俏江南」、1人用火鍋で人気の「789新概念火鍋料理」などがその典型例だ。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年10月30日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(13)
OJTが基本、85度Cの人材育成【人材編②】
台湾系ベーカリーチェーンの85度Cでは、スタッフの教育とトレーニングは基本的にOJTで行っている。「店舗こそが研修基地」という言葉こそがピッタリ合う。各店舗の店長が自ら新スタッフの研修を手取り足取り行う。新規店舗には本部から30~40人のスタッフが送り込まれる。メインシェフ、アシスタントシェフ、スタッフなど全てだ。全店舗を最初から研修基地にしてしまうという同社理念を体現したものだ。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年10月18日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(12)
85度Cが活用する「アメとムチ」【人材編①】
85度Cが管理上で気をつけていることは「アメとムチ」。一般的に中国人スタッフのサービス意識は低いと言われているが、特に増えてきた「90後(1990年代生まれ)」でその傾向が強い。そのため、サービス意識と労働環境での理念を高める努力は欠かせない。衛生面を特に意識する必要がある調理師に対しては、社内フローの遵守を徹底させ、ある意味「洗脳的」に指導するという。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年10月16日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(11)
政府部門と円滑な関係構築を【ライセンス編】
85度Cは中国市場では全て直営店方式を用いている。中国でも以前、加盟料金200万元(加盟料25万元+内装費+設備費)でFC展開を図ったことがあるが、FC店の管理不足、経営理念の不一致、サービスの差異などによりブランドイメージが悪化した過去がある。小売店ならまだしも、外食産業は食の安全や顧客サービスも重視される。中国でのFC展開の難しさは台湾企業でも変わらないようだ。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年7月26日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(10)
二三線級都市を重視、85度Cの進出戦略【市場調査編②】
台湾系ベーカリーショップの85度Cの店舗展開は、上海など華東地区をメインにし、省都や経済が発展した二三線級都市を重視する流れになりつつある。2012年は100店舗を開設する予定だ。重慶や成都を12年の重点都市に設定している。武漢には12年中に12~18店舗を開設する予定。また、現在は上海、杭州、北京、深センに置くセントラルキッチンだが、重慶にも新設する。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年7月19日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(9)
20~35歳の女性層が85度Cのターゲット【市場調査編①】
社内には市場開発部門があり、市場動向を常にウォッチしている。中国市場での第一ターゲットは20~35歳の女性ホワイトカラー層で、次が35~49歳の女性層。これらの世代における食の流行などを探り、店舗立地やメニューなどに生かしていく。立地場所は、台湾では三角コーナーがマストとなっているが、中国では交差点などの見晴らしを重視している。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年7月12日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(8)
商品構成をパン類中心に、85度Cの戦略【経営編②】
中国で人気のベーカリーショップ、85度Cは台湾系である。台湾から中国に進出する際、経営及び運営面での工夫はあったのだろうか。さまざまな側面から観察してみると、85度Cの戦略は他の外資系企業同様、「中国市場の特殊性を重視する」という点が最も目立つ。過去のサクセスストーリーや他市場での成功体験を一度リセットした上で、自社の強みを生かしながらも、中国マーケットに適するビジネスモデルを常に模索していく姿勢が重要といえよう。
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年7月5日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(7)
消費者に伝わる「手ごろな価格で豪華」【経営編①】
85度Cのキーワードとして真っ先に挙げられるのは価格パフォーマンスだろう。スターバックスが雰囲気を前面に押し出して勝負しているのに対し、85度Cは低価格をアピールしている。ただ、安いだけではなく、味の追求も重要な経営戦略だ。口コミ式の大手グルメサイト「大衆点評網」では、85度Cの消費者からの評価は「おいしくて高くない」というのが代表的だ。「手ごろな価格で豪華」という同社のコンセプトが消費者にうまく伝わっている証拠だろう。その背景にあるのは、同社が商品の品質と味の良さを重視しつつも、生産フローや管理を徹底することでコストを徹底的に削減している経営努力だ。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年6月28日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(6)
スタバの1時間に対し85度Cは6秒?
85度Cとスターバックスとの比較でよく言われていることは、両者とも人件費が売上高の約15%を占めるが、スタバがコーヒー1杯を作る時間で、85度Cは3杯作ってしまうということである。商品提供の時間を徹底的に縮めている。客の滞在時間はスタバの1時間に対し、85度Cは6秒。これは、85度Cを訪れる客の約9割がテイクアウトということを如実に示したものだ。……
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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2012年6月21日 ]

台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(5)
小規模店舗が基本の85度C
台湾系のベーカリーショップである85度Cは、60~70㎡の小規模店舗が基本で、基本的に100㎡以内に抑えるようにしている。この背景には、消費者の約9割がテイクアウトするという同社ならではの特徴がある。スターバックスのように2フロア、3フロアを借り、座席スペースをふんだんに設ける戦略とは正反対だ。……
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