中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

マーケティング戦略分析 [ 2014年4月15日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(10)
ケーススタディ(4)大手食品(飲料)メーカー
クライアント企業は現場から管理層への情報伝達が不十分で、管理層は競合他社の実態を把握していないのが現状だった。そこで、同社の競合で中国飲料業界において大きなシェアを誇る台湾系大手メーカーの康師傅(カンシーフ)と統一の伝統販売チャネル体制を把握し、両社の組織、体制、管理方法を理解したうえで、クライアントの営業販売体制の改善を促す調査を実施することになった。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年4月8日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(9)
ケーススタディ(3)トランプ
中国で中・高級トランプの販売を拡大するためには、中国国内のトランプ市場の規模、消費実態、主要メーカーの生産能力・販売体制をまず把握する必要がある。ただ、上海A株市場に上場する最大手メーカーの公式統計データでは、中国のトランプ市場が全世界の合計値を上回ってしまい、データの正確性や市場潜在性が全く判断できない。そこで、上場企業の生産実態・能力・販売体制をリサーチしたうえで、自分たちのポジショニングを明確にしようと考えた。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年4月1日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(8)
ケーススタディ(2)添加剤マスターバッチ
添加剤マスターバッチ市場の調査について、我々はまずデスクリサーチで、統計局から各産業及び商品カテゴリの生産高トップ数社をピックアップするとともに税関から輸出入のデータも入手し、各社の実際の生産量及び販売量の推算を行った。そのうえで、競合先や取引先となりうる優良企業の内部関係者にコンタクトを取り、インタビューを行った。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月25日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(7)
ケーススタディ(1)農業用フィルム
欲しい情報をどのように収集するのか。実務上では、様々な手法をいくつか組み合わせながら、消費者、業界内の有識者(エキスパート)や実際に業務に従事している関係者にアプローチし、インタビューすることで、生の情報を聞き出すしかないというのが現状だ。このような手法を駆使しながら、クライアント企業が求める情報をどのように収集しているかについて、我々のこれまでの案件実績を参考に解説していきたい。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月20日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(6)
中国での情報収集の困難さ
中国で入手できる資料及びデータ(統計)は複数あるが、いずれも求める情報を全てカバーできるかといえばほとんど不可能で、我々もこうした情報はデスクリサーチの一種として捉えている。あくまでも実際に調べたい情報に辿りつくための仮説を裏付けるための準備段階に過ぎない。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月18日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(5)
日系企業は社内外のコミュニケーションに難あり?
情報の管理と共有については、多くの企業で市場部が中心となり調査会社からのレポートを管理し、自ら収集した情報と合わせて報告書を作成している。そのうえで、メールやデータベース上で社内各部門と共有する。部を跨いでの情報共有はどの企業でも課題のようだが、いずれも収集した情報を積極活用し、実際のアクションに結び付けようとする姿勢は明らかだ。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月14日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(4)
同業他社との意見交換と調査会社を活用
業界内での交流が主要な情報収集手段の一つであることも分かった。特に上海の日系複合機メーカー間では、人民広場にある喫茶店が業界関係者が集う場になっており、そこで各社の営業マンが顧客の情報を交換し、相互に顧客の紹介を行っているという。また、転職を重ねる営業マンは、各社に知人や顔見知りが多くいるため、より多くの内部情報を集められる傾向にもあるようだ。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月13日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(3)
情報力で内向きな日本企業
ローカル企業や他の外資系企業と比べると、日本企業は「情報力(情報収集力)」とその「分析力」、さらには「実行力」に差が出ていることが考えられる。この仮説をもとに、我々は今回、外資系及び中国系企業がどのような情報やルートを用いて市場調査を行っているのか、ライバル企業の情報を獲得しているのか、そしてそれらの情報をどのように活用し実行しているのかについて様々な業種の代表的企業にインタビューを行った。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月11日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(2)
消費者本位のモノづくりへの脱却を
これまで中国各地の経済開発区から送られてくる工業用地や光熱費等の費用を比較検討し、人材も開発区の周りを中心にアレンジできた環境での中国進出から、いよいよ中国人消費者に対して、彼らが好み、求めるもの(商品及びサービス)をまず理解し、それに沿ったモノを作り、改善し、彼らの心に響く商品名やキャッチコピーで購買に結びつける努力が迫られている。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年3月10日 ]

「地産地消」時代をいかに戦うか(1)
輸出型から中国製造・中国販売モデルへ
中国ビジネスは中国製造・中国販売スキームを前面に出した「地産地消」の時代に入りつつある。現地消費者のニーズに向き合いながら、販売戦略を構築していくことが必要だ。ただ、綿密なマーケティングは日系企業が苦手とする分野でもある。その攻略法を探ってみる。……

 

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