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マーケティング戦略分析 [ 2014年6月9日 ]
アリババが米上場へ、ネット業界での競争激化(3)
ライバルのテンセントを強く意識
中国のネット産業はおそらく、「アリババかテンセントか」というゼロサムゲームではなく、現在のように「ECはアリババ、それ以外のサービスはテンセント中心に」という流れが主流になって行くのかもしれない。ただ、アリババが地図情報やタクシー配車、小売企業との提携によるO2O事業強化などを進め、「ガチンコの局地戦」が続くとも考えられる。……
マーケティング戦略分析 [ 2014年5月23日 ]
アリババが米上場へ、ネット業界での競争激化(2)
アリババの高い純利益率
純利益率は11年3月期は9.9%に過ぎなかったが、その後は21.1%(12年3月期)⇒24.3%(13年3月期)⇒43.3%(13年4~12月期)まで急上昇した。もっとも、売上原価率は28.8%(13年3月期)⇒ 24.5%(13年4~12月期)に低下しているので、純利益率上昇の背景には米ヤフーへのロイヤルティーの一括払いや税制変更などの一時的要因があったと見られる。……
マーケティング戦略分析 [ 2014年5月22日 ]
アリババが米上場へ、ネット業界での競争激化(1)
アリババのECは小売事業が中心
アリババは周知の通り、1999年開設のB2Bサイト「阿里巴巴」を中心に発展してきた中国を代表するEC企業だ。2003年にC2Cの「淘宝網(タオバオ)」、08年にB2Cの「天猫(Tモール)」、10年に共同購入の「聚画算」をスタートさせた。それぞれの売上高や流通総額(取引高)は明らかにされていないが、売上高ベースでは全体の86.9%を中国事業が占めており、そのうち約95%を淘宝網や天猫などの小売事業が占める。……
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