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チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月14日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(7)
癒しとくつろぎ ~開放感あふれる店舗構成~
カフェはただコーヒーを飲むだけの場所ではない。ソファにゆっくりと身をゆだね、1人読書を楽しむもよし、友と語らうもよし、家族でリラックスするもよし、いくつもの過ごし方ができる。それを可能にするのが、ふんだんなスペースと落ち着いた雰囲気だ。韓国系カフェの店舗面積は一般的に300~500平方メートルほどで、欧米系の平均の2倍の広さとなっている。開放感がある作りの店舗も多く、心地良い時間を優雅に楽しむことができる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月13日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(6)
充実したフードメニュー ~ハニートーストとワッフルが「鉄板」~
まずは、韓国においてカフェの「鉄板メニュー」となっているハニートーストとワッフルは外せない。中国に進出しているほとんどの韓国系カフェがこの二つのスイーツを提供している。ワッフルはフルーツやアイスクリームなどのトッピングが豊富で、単価は30~50元程度。30~40元の飲料も注文すると客単価が100元近くに上り、経営側にとっても「おいしい」メニューと言えよう。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月11日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(5)
ターゲットは女性 ~キーワードは「カワイイ」~
マーンコーヒーでは、レジでオーダー後、クマのぬいぐるみを渡される。この「相棒」と一緒に席で注文の品を待つというシステム。番号札やレシートなどの味気なさと比べると、温かみとユーモアが感じられるサービスだ。オーダーが届くとぬいぐるみは店員に持って行かれてしまうが、その別れを惜しむような家族連れの客も見られる。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月10日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(4)
韓流ブーム ~ドラマからカフェへの誘導~
中国では1990年代後半から「韓流ブーム」が巻き起こり、その勢いは近年さらに増している。韓国のドラマや映画、歌手などの人気が高まり、韓国系企業を中心にイメージキャラクターに韓国の芸能人を起用するケースが非常に多い。中国で大ブームとなった韓国ドラマ「星から来たあなた」の主演俳優、キム・スヒョンとチョン・ジヒョンが二人揃って中国サムスン電子のイメージキャラクターに採用されたのが好例だ。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月7日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(3)
それぞれのカフェの特徴とは
韓国系のズーコーヒー。09年に韓国で誕生した動物をテーマとするカフェだが、店内外の至る所に動物ぬいぐるみやオブジェが置かれている。物珍しさに加え、都市生活の中でリラックス感を与えてくれる「癒し系カフェ」として注目の的だ。カフェカカオは、品質と新鮮さが売りのコーヒーチェーン。「レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー」(環境面・経済面・社会面での厳しい基準をクリアした農園経営を実現する農家を支援するコーヒー)を使用するなど、クオリティを重視している。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月6日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(2)
中国人のライフスタイルに合致した韓国系カフェ
韓国系カフェは10年に入り徐々に中国市場に進出し、あっという間に店舗網を拡大してきた。代表格は、11年に進出したマーンコーヒー、12年に進出したカフェベネやズーコーヒーだ。13年にはホリーズコーヒーとカフェカカオが出店し、14年にはMANGOSIXが中国第1号店をオープンした。韓国系の最大手はカフェベネで、進出からわずか2年ほどで400店舗体制を築いた。……

 


 

チャイナ・マーケット・インサイト [ 2014年11月4日 ]

中国のカフェチェーンの現状と展望(1)
カフェはここ5年で倍増、韓流の進出ラッシュ
中国でカフェと言えば、これまではスターバックスやコスタコーヒーに代表される欧米系、上島咖啡などの台湾系が主役だった。ところがここ数年、大都市を中心に「カフェベネ」や「ホリーズコーヒー」などの韓国系カフェの進出が相次ぎ、特に若い女性を中心に人気を集めている。韓流スターを前面に出したり、デザートなどのメニューに一工夫を加えた新鮮さが受けているようだ。ビジネスユースが多かった既存のカフェに代わり、市場を席巻しつつある。……

 

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