中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

マーケティング戦略分析 [ 2015年1月22日 ]

ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(4)
都市型モールに注力
銀泰商業は決して大きな百貨店チェーンではないが、EC勃興という時代の中、自ら積極的にB2Cに進出し、アリババとの提携によるO2Oの強化に乗り出している。ECに圧倒される、もしくは呑み込まれるという危機感を逆手に取り、むしろ飛び込んでいくという選択肢を採っているわけだ。一方で、都市型モールというトレンドに沿って既存店のリニューアルも行っている。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2015年1月20日 ]

ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(3)
O2Oモデルでネットとリアルの融合
一方、同社は実店舗業務のテコ入れも行っている。「IM(Intime More)」という体験型店舗の展開をスタートさせたのだ。ネット通販サイトで販売している製品を実店舗で購入できるO2Oモデルだ。製品はアパレル、アクセサリー、靴、バッグなどが中心。メーカーからの直接調達のため、価格は専門店よりも2~3割引とお得感がある。同社関係者も「香港で販売されている価格より高いこともない」と胸を張る。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2015年1月19日 ]

ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(2)
B2Cサイト「銀泰網」をスタート
事業提携から資本受け入れへとダイナミックな動きを展開する銀泰商業。同社の陳暁東CEOは一連の動きについて、「銀泰は市場の『学生』となり、顧客の声を聞き、時代を展望し、自身のやり方を貫く」と総括している。同氏によると、過去20年間は中国百貨店業界の黄金期で、「チャネルこそ王道」の時代だったが、現在はメーカーが直接消費者にアプローチしており、中間販売業者としての百貨店は岐路にあるという。この状況を踏まえた、極めて賢明で素早い事業モデルの転換と言えるだろう。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2015年1月16日 ]

ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(1)
40店舗展開の中堅チェーン
ネット通販に押されがちな中国の百貨店産業。どの企業も業績は厳しく、経営縮小に迫られるところもある。そのような環境下、浙江省の銀泰商業がO2Oへの積極的な取り組みを始めるなど、独自の道を模索している。小売業界全体の新たなモデル構築の第一歩になるのだろうか。……

 

    1 ページ 全 1 ページ (総数: 4)      
pageTop