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中国ビジネス最前線 [ 2015年3月13日 ]

独創性と付加価値で勝負する建築設計業界(4)
設計請負型から脱却する建築事務所
オリジナルの価値を重視する方向になると思う。現在、大部分の開発案件は海外のデザイナーによるものだが、中国のデザイナーも徐々に主導権を握りつつある。彼らは海外の独創性に対して受動的ではなく、共に研究しながらコンセプトを表現しようとしている。中国系事務所が総請負の役割を果たし、一部を海外の専門デザイナーに託すというケースもある。建築のオリジナリティー性が向上し、中国系事務所が独自に手掛ける大型案件も多くなってきている。……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2015年3月12日 ]

独創性と付加価値で勝負する建築設計業界(3)
付加価値向上が中国系設計事務所の課題
商業プロジェクトに参加してきた我々の経験から言うと、この体験型という傾向はさらに多様化が進むと見られる。特に幼児向け産業の成長が見込まれる。「1が2にも4にも拡大する」からだ(子供を連れてくると家族全員が訪れることにもつながり、それだけ消費の拡大が見込まれる)。また、エンターテインメントを中心に据えた若者向け消費にも注目したい。映画館、カラオケ、ゲーム施設、アイススケート場などだ。カジュアルレストランの消費構成も高まっている。……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2015年3月10日 ]

独創性と付加価値で勝負する建築設計業界(2)
政府による投資PJが業界後押し
景気低迷により確かに大きな影響を受けてしまった。特に住宅市場だ。上海では14年の住宅プロジェクト数は前年比で70~80%も減少した。商業施設には2~3年後に影響が出てくるだろう。ただ、影響は我々の想定より大きくはなかった。従来型の住宅プロジェクト以外の新規事業が増えたので、全体の売上高ベースでの「被害」も大きくなかった。……

 


 

中国ビジネス最前線 [ 2015年3月9日 ]

独創性と付加価値で勝負する建築設計業界(1)
不動産市場低迷も新たな道を模索中
2014年、中国経済は調整期に入ったと言える。マクロ経済と連動しやすい不動産業界も低迷している。14年の不動産開発投資額は前年比9.3%減の9兆5036億元、不動産新規開発面積は同10.7%減の17億9592万平方メートル、開発用土地購入面積は同14%減の3億3383万平方メートルといずれも減少した。販売面でも、面積ベースで7.6%減少、金額ベースでは6.3%減少と不調だった。……

 

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