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現地企業インタビュー [ 2015年11月20日 ]

中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(4)
厳格な管理体制でクオリティーとイメージを維持
提携先の選定基準は大変厳しい。少なくとも5店舗を経営する経済的実力を備えていなければならないが、これは個人フランチャイザーにとっては厳しいものだ。この背景には、あえてハードルを高くして経営の専門性と効率を保証する目的があり、もう一つは提携先に対してリスク管理能力があるかどうかを求める意向もある。北京と上海の提携先を例に取ると、店舗ごとの加盟金は200万元、改修費用は500万元以上、これに設備購入や原料費、人件費などが加わると、初期コストは1000万元を超える。……

 


 

現地企業インタビュー [ 2015年11月19日 ]

中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(3)
黒字化の鍵は「出店戦略、メニュー、スタンダード化」
一般的には、カフェは人の流れが多いところに出店するが、家賃コストが高いのがネックだ。総コストの20~30%を占めるケースもある。当社は、繁華街かどうかは関係なく、(店舗が)裏に隠れてしまっても問題ない。社内で閲覧されている立地選定時の資料には「メインストリートへの出店にこだわる必要はない。家賃などを考慮し、第2、第3の選択肢を取ることも可能だ。学校エリアで家賃も合理的なところでも価値がある」と記されている。……

 


 

現地企業インタビュー [ 2015年11月17日 ]

中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(2)
1日当たり平均来店客数は1000人を目安に
好調な業績を収めている背景には、中国の消費者を徹底的に研究し尽くしたからである。例えばタバコ。「禁煙」と掲げても、結局は煙で充満してしまうのが中国のカフェの現状。我々は、店舗の2階部分をスモーキングエリアとし、利用客に選択肢を与えることにした。また、大学生は勉強する際、図書館よりもカフェを好むということから、大学キャンパス近くでの出店を進めた。人大店、郵電大学店などがその例で、学生から大きな支持を受けている。……

 


 

現地企業インタビュー [ 2015年11月16日 ]

中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(1)
急成長する中国コーヒー市場で堅実に店舗網拡大
中国のコーヒー消費量は毎年10~15%のペースで増加しており、世界で最も潜在性のある市場の一つだ。この中で、カフェチェーンの中心は、中国系、欧米系、韓国系の三つとなる。欧米系の代表格はスターバックス。現在、中国の90都市に1700店舗を展開し、上海スターバックスの14年の売上高は31億5270万元に上った。韓国系のここ2年間の成長も著しい。大型カフェチェーンが雨後のタケノコのように現れているのである。代表格は、ズーコーヒー、カフェベネ、マンゴーシックスなどだ。……

 

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