さて、このように好調な新光天地だったが、前述の合弁両者に管理権の奪い合いがあり、その対立が長引いていた。オープン初年度の07年末には両者の激しい争いがあり、台湾人スタッフの中国入国が北京の警察によって制限されるほどの緊張状態にまでなった。このような対立が重なり、13年に新光三越が経営から退くことで合意した。そして15年になり、店名から「新光」の文字が消え、「北京SKP」として再出発したのである。ただ、業界内ではこの新たな船出や将来を危ぶむ声が聞こえるのもまた事実である。 ……
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