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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第133回】 進化するビールの楽しみ方
中国でもクラフトビール人気が上昇中
2018年8月8日
中国のスーパーでも国産のクラフトビールが置かれるようになった(写真:貴州省・貴陽の永輝超市)
中国のスーパーでも国産のクラフトビールが置かれるようになった(写真:貴州省・貴陽の永輝超市)
 上海も暑い日が続いています。日中の暑さはまだしも、夜間の気温も30℃近くが続き、うだるような高湿度も重なり、クーラーなしでは寝れません。夏はまだ始まったばかり。8月一杯はこうした気候が続くのでしょう。

 こう暑いと欲しくなるのがビールです。1日の仕事を終え、キンキンに冷えた生ビールの一口目が至福の瞬間です。数年前までは上海でも「氷的」と言わないと、ぬるい「常温」のビールが出てきたものですが、さすがにいまや地元の人も冷たいビールを飲むのが当たり前になっているようです。

 ちなみにこの「氷的」。広東省など南に行くと「凍的」、北や東北に行くと「涼的」と呼び方が異なります。特に東北など冬は極寒になるため、冷蔵庫よりも外に置いておくほうが冷たくなるとか。よって、冷蔵庫(おそらく電源を入れていない状態の)から取り出すビールは「涼的」となるのかもしれません。

 中国でビールを飲まれたことがある方は、皆さんご存知だと思いますが、青島にしろ雪花にしろ、どれも薄くてさっぱりした飲みごたえ。アルコール度も2〜3%が多く、どちらかというと“ビールテイスト炭酸水”を飲んでいるような感じになります。油や唐辛子等でこってりとした味付けの中華料理には、このほうが合うのかもしれませんが、日本のビールに慣れている方にはちょっと物足りないかもしれません。

 しかし最近は、中国も輸入ビールや「クラフトビール」が流行りつつあるようです。世界各国からの輸入ビールを取り扱うお店のほか、自家製の各種生ビールをサーバーで提供するバーやレストランも増えつつあります。2016年には、ビール販売全体に占めるクラフトビールの割合は1%程度しかなかったようですが、毎年平均40%で成長すると見込まれています。

 先日、上海古北地区の「Beer Plus」というお店に行きました。店内には100種類以上の輸入ビールが冷蔵庫に並べられ、あたかも「体験店」のような感じ。冷蔵庫から好みのビールを選び、支払いを済ませてから自分でグラスに入れて飲むというスタイル。値段もリーズナブルで夜遅くまで多くの客で賑わっていました。中国人のビールの飲み方や趣向も一気に変化しているようです。
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