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【第137回】 中国&アジア商売見聞録

「ノンブランド」旋風(2018年9月28日掲載)

2018年9月28日更新

日経MJ(流通新聞)コラム「中国&アジア商売見聞録」第136回「アリババの店、斬新コト体験」(2018年9月14日付) 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。 

 第137回「「ノンブランド」旋風」(2018年9月28日付)。前回紹介した杭州のアリババモール「親橙里」。そこで最も人気のテナントは「淘宝心選」という、タオバオが2017年5月にネットで立ち上げた「ノンブランド」の実店舗1号店だ。一見「無印良品」のような店構えで、ブランド色を前面に出さず、シンプルなデザインやコンセプトの商品を各種取り揃えている。

 中国電子商取引(EC)業界で、この「ノンブランド」商法がブームとなっている。人気の火付け役となったのが「網易厳選」だ。中国ポータルサイト大手の網易(ネットイース)が、16年4月に運営をスタート。あらかじめスタッフが厳選して取り揃えたセレクトショップ的なコンセプトが、多忙な現代人のライフスタイルにマッチした。

 17年にスマートフォン(スマホ)大手の小米(シャオミ)が「小米有品」を、18年には京東が「京造」を、家電量販大手の蘇寧(スニン)も「蘇寧極物」の運営を開始した。続々とノンブランド分野への参入が相次ぐ中、日本企業にとって“痛し痒し”の選択が迫られそうだ……。

 次回の掲載は2018年10月12日を予定しています。

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