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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第13回】 規模拡大だけではない中国ビジネスのカギ
セグメントマーケティングの重要性
2012年3月21日
 台湾系食品大手メーカーの統一
  先日、台湾系食品大手メーカーの統一で新規事業部を担当している台湾人の友人と食事をしました。統一といえばインスタントラーメンや飲料で有名ですが、台湾では食品や飲料以外にクロネコヤマト、セブンイレブン、スターバックスコーヒー、楽天などそれぞれ合弁で、康是美(COSMED)というドラッグストアチェーンを独資で多角的に事業展開しています。上海地区ではセブンイレブンやスターバックスコーヒーを合弁で行っているようですが、康是美に関しては広東省で展開しつつもワトソンズ(屈臣氏)やマニングス(万寧)などの香港系に押され、業績は芳しくないとのことです。

  彼いわく、今年、統一は中国での生産能力を大幅に拡大するため、中国各地に生産拠点を一気に数箇所設置するとのこと。これまでは、まず市場を作ったうえで生産拠点を作るという保守的拡大路線でしたが、今年からは「以産逼銷」、つまり、まずは生産拠点を設置してとにかくモノを作り、あとは何とかして売るという積極路線に切り替えるのだそうです。これは統一の最大のライバルである康師傅(カンシーフ)が取った戦略で、いまさら感は否めないが拡大する中国市場に賭けを仕掛けているようです。

  ただ生産拠点を急増させるにはそれだけの人的サポートが必要なわけですが、そこについては問題山積みで、かつ、ここ数年来、内陸部含め土地の値段が上がっており、環境問題を恐れて地方政府も工場進出に関してはいろんな要求を出してくるとのことで、以前ほど工場建設が容易ではなくなっているそうです。

  マーケティングに関しては、統一は内陸部を重点的に攻めているそうで、重慶、成都、武漢などの西南部だけでなく、甘粛省などの西北部にまで商圏を拡大していく予定とのことですが、新彊ウルムチですでに大成功している康師傅にはやはり一歩出遅れているそうです。

  日系の食品メーカーについてどう思うかと聞いたところ、上海においてはグリコとサントリーが善戦しているのではとのことです。「グリコは中国企業が真似できない生産技術を持っており、ポッキー市場を独占しているといってもよいほどだ。またサントリーは上海市を区単位だけでなくさらに細かく区切ってマーケティングを行い、特に飲食店には強いルートを持っており、若干保守的ではあるが、上海という巨大マーケットを押さえたところはすごい。」と言っていました。

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