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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第34回】 欧米系高級ブランドの中国市場戦略
都市別に商品ラインナップの工夫も必要
2012年8月22日

 来月4日に東京で開催予定のチャイナ・マーケット・インサイト第5回は、欧米系高級ブランドの中国富裕層顧客戦略がテーマということで、ブルガリとセリーヌのキーパーソンにインタビューをしています。先日、イタリア系で高級ジュエリーやアクセサリーで有名なブルガリの営業マネージャーと食事をしながら色んな話を聞きましたが、改めて中国の消費力には驚かされました。

 上海の高級ブランドが集まる南京西路の恒隆広場(プラザ66)では、ルイヴィトンが毎月平均3,000万元(約3億7,500万円)の売り上げをたたき出しナンバーワンとのこと。それ以外もエルメス、シャネル、カルティエ、プラダ、グッチなど大手ブランドは軒並み毎月平均1,000から2,000万元程度を超えているようで、上海の消費力を物語っています。

 また都市別に見ると、ブルガリは上海と北京がトップで、それらに続き杭州(浙江省)、南京(江蘇省)、瀋陽(遼寧省)などの二線級省都が好調とのこと。一方で、広州や天津などGDPが高いにもかかわらず、香港や北京が近いからか売上はいまいちだそうです。今年から来年にかけてはその他の省都である長春(吉林省)、済南(山東省)、成都(四川省)と直轄市の重慶に新規出店や店舗拡大を仕掛けていくとのことです。

 商品構成にしても、どの都市もほとんど同じラインナップながら、高級ブランド品に対する認知度が高く、かつ、自ら消費して楽しむ層が育ちつつある上海や北京と、どちらかというと自分のためというよりは贈答品として高級ブランド品を購入する新興地方都市とでは若干異なる部分があるそうです。前者は外資系含む高収入のホワイトカラー層も顧客となりうるため、2万から3万元の入門価格帯の商品を取り揃えているが、後者は贈答品かつ高額所得者のみが顧客となることから単価が高くて豪勢な感じの商品が多くなっているとのこと。

 中国全土17都市で店舗展開しているブルガリも中国進出当初はブランドの認知度も低かったことから恒隆広場の小さなスペースからスタートを余儀なくされました。世界的にも著名なブルガリであっても中国事業展開の過程としては、やはりこのように小さな場所から徐々に時間をかけて育てていくしかないようです。日本企業にとっても同じで、いくら日本で人気があり売上が高いとしても、中国に来ればゼロからのスタートです。彼らがどのように中国で事業を拡大し、拠点やマーケティング展開をしているかについて、少しでも参考になってもらえればと思いながら資料作成にいそしんでいます。

【チャイナ・マーケット・インサイト】第5回 2012年9月4日(火)開催
激戦区の沿岸部から内陸二、三線級都市へ積極進出!
「欧米系高級ブランドの中国富裕層顧客戦略」
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=63

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