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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


中国リアル消費の新潮流「ポップアップストア」(7)
オフからオンラインへ誘導 Q&Aアプリ知乎「不知道診所」
2019年9月30日
オフからオンラインへ誘導
Q&Aアプリ知乎「不知道診所」

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カプセル型の受付に目が引き寄せられる
  ネットのQ&Aコミュニティ「知乎」が運営した「不知道診所」も、2018年に最も話題を集めたポップアップストアだろう。初めは北京の三里屯に出現、7日間で3万人が行列に並んだ。続いて天津、上海、成都などを巡回、どこでも同じく高い人気を得た。

  不知道診所は、知乎で扱われた計140のテーマをオフラインで表現。 ストアに足を踏み入れると、アプリの中に入ったかのような気分になるような設計だ。
 内容は多岐にわたるが、科学関連の割合が多い。展示された知識自体は聞きなれたものが多いが、診療所と結びつけた点が真新しい。インタラクティブ(双方向)機能などを駆使し、これら問題に関連する思考やレクチャー、電子書籍などを組み合わせ、オリジナリティ溢れる手法で、様々な展示を行った。

  入口では、まずカプセル型の受付に目が引き寄せられる。 内部は「外科」、「口腔科」、「心理科」、「五官科」、「放射科」、「内科」の6つの科を、若者の好む「ファッション」、「グルメ」、「心理」、「映画」、「撮影」、「学習」の6つの領域と結び付けた展示で構成。

  各診療室では、関連の展示による患者への「対症治療」が行われる。外科とファッションの診療室では、雑誌「ハーパーズ バザー」を模した展示や、20種あまりのナイキの限定版スニーカーが飾られている。 どの角度で撮影しても、微信(ウィーチャット)の朋友圏(モーメンツ)にシェアする格好の素材となる。

  点滴を模したスマホのバッテリー充電機がある休憩エリアも設けられ 、突然登場する医師や看護師によるパフォーマンスも、来場者から人気を集めていた。
この不知道診所のほか、知乎は「知食堂」や「城事迷宮」など様々なポップアップストアを展開。知乎でのQ&Aの内容を様々なコンテンツやアートとして視覚化し、消費者に驚きと楽しみを提供し続けている。

  知乎によれば、毎回のオフラインイベントの参加者は、その多くがオンラインのユーザーに転化するという。

  2017年9月時点の知乎の個人登録ユーザー数は1億人、1日のアクティブユーザー数も2600万人だった。これが2018年11月末には2.2億人とほぼ倍に成長したことからも、ポップアップストアの効果は明らかだろう。

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