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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第5号】~吉と出るか凶と出るか?アマゾンの「z.cn」戦略~

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2012年1月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第5号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
~吉と出るか凶と出るか?アマゾンの「z.cn」戦略~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
   ◆【チャイナ・マーケット・インサイト】第2回 2012年2月9日(木)開催
    化粧品、健康食品、日用品メーカーが熱い視線
    「中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンを徹底分析!」
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 新年快楽!!キャストの大亀です。
 中国は春節休暇中ですね。今年もこの休暇期間中に多くの中国人観光客が日本に来てたくさん買い物をしているニュースを目にしました。
 特に目を引いたのは今年の春節を機に湖南省長沙と徳島間の定期チャーター便が開通し、多くの中国人観光客が徳島に到着したというニュースです。「どうして長沙と徳島?」と思いましたが、調べてみると昨年10月に湖南省と徳島県が友好姉妹都市になったとのことでした。各地の町おこしに中国との姉妹都市関係をうまく活用することが今年のテーマになりそうですね。
 ちなみに私の出身地である広島は、広島県が四川省と、広島市が重慶市とそれぞれ友好都市関係にあります。いずれも内陸都市として注目を集めている地域。ぜひとも有効活用するべきですし、何らかの形でお役に立てたらと思っています。
 参考までに、「日中友好都市提携状況一覧」のアドレスは以下のとおりです。
http://www.clair.org.cn/act_cont_24a.htm (出所:財団法人自治体国際化協会北京事務所)
 では、中国市場インサイトメルマガ第5号をお送りいたします。

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~吉と出るか凶と出るか?アマゾンの「z.cn」戦略~

 先日上海の地下鉄に乗り徐家匯に行った際、辺り一面がアマゾンの広告で埋め尽くされていました。アマゾンといえば、中国のネット通販でも先駆者的な役割を担い、早くから中国でネット通販を開始した会社です。昨今注目を集めている中国アパレル専門B2C最大手のVANCL(中国語名=凡客誠品)の創業者兼社長である陳年氏がアマゾン中国の前身である「卓越網」の創業メンバーだったなど、中国のネット通販業界に深く影響を与えてきました。
 そのアマゾンですが、2004年に当時書籍などのネット通販大手だった卓越網を買収し100%子会社化することで中国進出を果たし、2007年に中国語の社名を「卓越亜馬遜」に改名し「アマゾン」色を出しましたが、淘宝やネット家電通販大手の京東商城など他のB2Cネット通販企業が急成長する一方で影を潜めていました。今回改めて中国語の社名を「亜馬遜中国」と改名し、今や淘宝が圧倒的な存在感をもつ中国ネット通販市場に少しでも風穴を開けようという狙いのなか、物流とサービス面での付加価値を中国ネット通販ユーザーに示し淘宝との差別化を図ろうという戦略です。
 現在アマゾンは中国に自社物流センターを10箇所(北京(2箇所)、蘇州、広州、成都、武漢、瀋陽、厦門、昆山)設置し、注文の受発注から配送までの業務を一括で行い、また独自に配送チームとカスタマーセンターを有し、送料無料などのキャンペーンやユーザーから根強いニーズのある商品代引きなどに対応しています。特に2011年10月に江蘇省昆山に開設した中国最大かつ最先端の物流センターにより、華東地区16都市では午前11時までの荷積み分の当日配送を実現しています。
 今回のアマゾンの広告宣伝のアピールポイントは「amazon.cn」と打たなくても“単に「z.cn」と打てばいいですよ!”ということで、この簡易式アドレスが強く印象づける形になっています。
 確かに「z.cn」は短くて覚えやすいのですが、ふと中国の歴史書「十八史略」に「鶏口牛後(むしろ鶏口と為るも牛後と為る勿れ)」という故事成語を思い出しました。大きな組織の「末端」として属するよりも、小さくてもいいから「トップ(=老板)」になれとのことで、中国人のメンタリティをよく表した表現だと思います。それから考えると鶏口の「a」ではなく牛後の「z」を選択したアマゾン。果たして中国で成功できるのか。今後も注意深くウォッチしていきたいと思います。
 今回は「2010年中国ネット通販企業のマーケットシェア」と「2011年中国B2Cサイトへのユーザー訪問数トップ10」のデータをご紹介します。以下、ご参考までに。
データ・図表はこちら ↓↓↓
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Samples&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=96 (このコラム記事は無料コンテンツです。)

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )

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新着コンテンツ一覧
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「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(6)」
 ~強気交渉のカルフール【バイヤー編④】~
 いざ中国で自社商品を販売したいとしたとき、圧倒的な販売力をもつ総合スーパーでの販売の可能性を模索するのは当然であろう。カルフールにも日々多くのメーカーや問屋から商品取り扱いについての連絡が入っているようだ。では、どのような手順でカルフールの購買部に連絡を取ればいいのだろうか。……
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「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(5)」
 ~納入交渉は直接or問屋経由?【バイヤー編③】~
 ある日本のメーカーがカルフールで商品を販売してもらおうと試みた場合、カルフールの購買部やバイヤーとは直接交渉すべきなのだろうか。それとも、まず各地の力のある問屋(代理販売店)を見つけ、その問屋経由でカルフールにアプローチしてもらうべきなのだろうか。……
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「ネットユーザーの8割がIM利用」
 ~ユーザー4億人を突破、インスタントメッセンジャー~
 中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、2011年12月末時点における中国のインスタントメッセンジャー(IM)利用者数は4億1,510万人に上った。前年末比では17.7%の増加。ネットユーザーの実に80.9%が利用していることになる。……
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「ユーザー全体の4割弱がネットショッピング」
 ~中国のネット通販利用者は1.9億人~
 中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、2011年12月末時点における中国のインターネットショッピング利用者数は1億9,395万人に上った。前年末比で3.334万人、率にして20.8%増加したことになる。ネットユーザー全体に対する利用率は37.8%となった。……
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「ケータイからのネット接続者は3.56億人に」
 ~ネットユーザーが5億人突破~
 中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、2011年12月末時点における中国のインターネットユーザー数は5億1,310万人に上った。前年末比で5.580万人、率にして12.2%増加したことになる。インターネット普及率は38.3%まで上昇した。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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■チャイナ・マーケット・インサイト 第2回
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化粧品、健康食品、日用品メーカーが熱い視線
  「中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンを徹底分析!」

「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。第2回目は、中国で最大手の香港系ドラッグストアチェーンを例にとり、その仕組みをひも解きます。

日時:2012年2月9日(木) 18:30~20:00(受付は18:15より)
場所:六本木アカデミーヒルズ カンファレンスルーム5
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介
費用:5,000円(税込)/名
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料

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