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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第10号】 ~若者向けファミレス化した中国吉野家に「敬服」~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース 
http://www.cast-marketing.com/
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2012年2月29日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第10号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~若者向けファミレス化した中国吉野家に「敬服」~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
   ◆【チャイナ・マーケット・インサイト】第3回 2012年4月17日(火)開催
    中国ネット通販の巨人「淘宝」売上トップ店舗大研究!
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 本日より第3回チャイナ・マーケット・インサイトのセミナー受付を開始します。今回のテーマはすでにほぼ日本と同じ市場規模になった中国Eコマースです。圧倒的な市場シェアを誇る中国ネット通販巨大サイトの「淘宝」攻略法ということで、淘宝内での売上トップ店舗にヒアリング調査を行い、どのように売上を伸ばし、トップ店舗まで登り詰めたのかについて徹底解説したいと思います。(詳細及びお申し込みは、  http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=49 まで。)
 また前回のテーマであり、中国全土150都市に1,000店舗を構える香港系ドラッグストアチェーンのワトソンズ(屈臣氏)の調査結果も現在コンテンツ化しており、今後続々とサイト上で更新していく予定です。こちらもぜひご覧ください。
 では、中国市場インサイトメルマガ第10号をお送りいたします。

※配信先メールアドレスの変更・配信停止をご希望の場合は、お手数ではございますがこちらのアドレスまでご連絡ください。 【 配信先変更・停止窓口:service@cast-marketing.com

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~若者向けファミレス化した中国吉野家に「敬服」~

 2012年2月25日付けの日本経済新聞電子版で「日本ブランド、中国で影薄く 152商品で首位3品」という記事を目にしました。中国工業信息部傘下の中国企業ブランド研究センターが、大衆向け商品152品目を対象に、それぞれの分野で最も支持されているブランドを調査しまとめた「2012年中国ブランド力指数(C-BPI)」を発表し、またこの調査は2011年10月から2012年1月まで実施され、主要30都市の1万3500人(15~60歳)が対象でした。これによると、152品目のうち104品目で中国企業が首位となっていました。海外企業は48品目で首位でしたが、内訳は、アメリカが23、イギリスが7、韓国が5・・・と続きます。日本企業は魔法瓶のタイガー、ビデオカメラのソニー、デジタルカメラのキヤノンの3社のみで、「高級品を中心に富裕層には大きな影響力を持つが、食品など大衆向け商品では存在感が希薄である傾向を示した」と若干悲観的な記事となっていました。
 確かにランキングで、かつ首位だけを見ると日本ブランドの影の薄さが目についてしまうかも知れませんが、実際に同レポートをネットからダウンロードして見ると、筆者は逆に前向きな印象を持ちました
 たとえば、このコラムの第1回で取り上げた「TOTO」。周りの中国人に「知っているトイレ用品メーカーは?」と尋ねたところほとんどがTOTOと回答していましたが、同レポートではアメリカのKOHLER社には及ばなかったものの見事第2位にランクインされています。そのほかに生理用品部門でユニチャームのソフィ、腕時計ではカシオ、SUV(スポーツ用多目的車)ではホンダ、タイヤではブリヂストンがそれぞれ第2位にランクインされています。
 特に驚いたのが中式ファーストフードチェーン店部門で吉野家が第3位に入っていたことです。そもそも「中式」にカテゴライズされていることにびっくりしましたが、並み居る競合他社を抑えて見事第3位に入ったのは立派です。吉野家は1992年に中国北京で第1号店をオープンし、2011年末時点で中国全土に300以上の店舗があります。中国では日本とは異なるメニューをたくさん揃え、中国人の好みやニーズに合わせ、牛丼以外にカレーやラーメン、コーヒーなどもメニューにあり、まるで若者向けのファミリーレストランのようになっています。
 ここでふと思い出したのが、カルフールのバイヤーにヒアリングしたときのこと。「日本商品は人気ありますか?」と聞いたところ、「確かにグリコやヤクルトなどは日本ブランドかもしれないけど、消費者はだれもそれらを“日本”ブランドとは思わず、中国のブランドと思って買っていると思いますよ」とコメントしていました。いわゆる“日本”のブランドとして認識されることも大事ですが、吉野家含め“中国”のブランドとして中国人に支持されるよう徹底したローカライズをすることが大事で、そういう意味では、日本企業の中国ローカライズブランドランキングといったレポートのほうが日本企業にとってはより参考になるような気がしました。

 なお、同レポートについては今後「2012年中国ブランド力ランキング」のテーマで分野別に解説していきますので、ぜひともご参考に。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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新着コンテンツ一覧
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「2012年中国ブランド力ランキング(1)」
 ~ガムとチョコは米マーズの独壇場
 ガム分野で首位の「益達」(エクストラ)は米菓子大手マーズのブランドだ。2位の「緑箭」(ダブルミント)と3位の「黄箭」(ジューシーフルーツ)は、1891年創業の米ウィリアム・リグリー・ジュニア・カンパニーによるもの。……
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「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(17)」
 ~日本商品のイメージ、人気、ニーズは……?【日本商品編】
 カルフールではマーケットシェアによる商品ラインナップが基本となっていることから、これから進出しようとする日本企業は、カルフールで云々という戦略ではなく、それ以外のルートでの販売方法も検討しなくてはならないであろう。……
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「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(16)」
 ~地域ごとに異なる商品構成と戦略【経営戦略編②】
 カルフールでは、農産品、特産品、食品は各地の生活習慣や気候に応じた品揃えが必要になるため、各地のCCUが担当している。CCU内部は、生鮮や日用品を取り扱う食品部門と家電、服飾、日用雑貨等を取り扱う非食品部門とでそれぞれ店長級の責任者が設置される。……
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「成長著しい中国のパン・ベーカリー市場」
 ~大手が優勢も低いシェア、中国ベーカリー市場
 中国のベーカリーチェーンの店舗数ランキングをみると、1位は好利来(Holiland)(950店)、2位は克莉絲汀(Christine)(818店)で、この2社が3位以下を引き離す形になっている。以下、3位が元祖(Ganso)(363店)、4位が米旗(Maky)(345店)、5位が安徳魯森(Andersen)(330店)と続く。……
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お知らせ
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■チャイナ・マーケット・インサイト 第3回
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中国巨大ネット通販サイト「淘宝」をいかに攻略?
  「中国ネット通販の巨人『淘宝』売上トップ店舗大研究!」

「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。第3回目は、中国ネット通販(B2C+C2C)の約8割を占める巨大サイト「淘宝」のトップ店舗にインタビューし、その成功体験をひも解きます。

日時:2012年4月17日(火) 18:30~20:00(受付は18:15より)
場所:六本木アカデミーヒルズ カンファレンスルーム5
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介
費用:5,000円(税込)/名
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料

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