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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第18号】 ~華南市場を見据えた香港進出のメリット~

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2012年4月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第18号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
    ~華南市場を見据えた香港進出のメリット~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
   ◆【チャイナ・マーケット・インサイト】第4回 2012年6月5日(火)開催
    中国外食ビジネスでの急成長の秘訣に迫る「台湾系外食チェーン徹底研究」
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週、楽天が中国から撤退というビッグニュースが発表されました。2010年10月から中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)との合弁でスタートしましたが、淘宝(タオバオ)はじめ熾烈な競争により収益が確保できなかったのが原因とのこと。
 残念です。何とか中国に進出したい日本企業の橋渡しになってくれればと期待していたのですが・・・。中国市場の厳しさが改めて浮き彫りになった結末でした。
 ちなみに中国で「楽天」といえばお菓子メーカーの「ロッテ(LOTTE)」です。当のロッテは北京や青島など中国全土でロッテマートというスーパーを約90店舗展開しています。今度はロッテと合弁で「楽天サイト」立ち上げという名前のつながりを生かした新しいコラボレーションもあっていいのでは?と思うのは私だけでしょうか・・・
 では、中国市場インサイトメルマガ第18号をお送りいたします。

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~華南市場を見据えた香港進出のメリット~
 
 先日、化粧品や健康食品を販売しているクライアントから、中国で商品の販売許認可が下りるのに時間がかかるので、まずは香港で事業をスタートさせるのはどうかという相談を受けました。確かに中国では、化粧品や健康食品などの販売許認可取得に年単位の時間がかかる場合が通例で、会社を設立したものの正式な販売スタートがその1年、2年先になってしまったということでは話になりません。
 中国の巨大市場と比較して、香港の人口は707万人(2011年末)に過ぎず、香港市場単体で見ると将来性は感じられませんが、お隣の1億人以上の人口を有する広東省はじめ華南マーケットを見据えたうえでの香港進出は一考に値すると考えます。
 これまでもファンケルや味千ラーメンなど香港で成功した日系企業が中国本土でも成功している事例があるとおり、香港でまずは経験とノウハウを蓄積したうえで中国進出という戦略もあっていいのではないでしょうか。
 香港での会社登記は、1香港ドルの資本金から可能で、中国のように、原則、貿易、卸売、小売等のライセンス取得に規制がなく、設立申請も1ヶ月程度で完了します。また通信販売についても、中国のように特別な規制は存在しません。
 また化粧品や健康食品に関しては、基本的に医薬や漢方薬の成分を含まない場合は一般商品として許認可なしで輸入及び販売できます。さらに、通関等の手続きも原則不要ですので、物流面でもまずは香港で事業をスタートさせるメリットは大きいといえます。
 中国で化粧品や健康食品を販売したいという企業はたくさんありますが、まずは香港で事業を展開し、香港人や本土からの中国人観光客をターゲットに情報発信し、一方で、中国での許認可手続きを進めながら、個人向けの越境販売の形で、本土の中国人消費者に対しても少しずつブランディングしながら顧客ベースを広げていくという戦略も考慮すべきではないでしょうか。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
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新着コンテンツ一覧
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「香港系大手ドラッグストア「ワトソンズ(屈臣氏)」徹底研究(10)」
 ~ワトソンズの「入場料」はどれくらい?【費用編①】
 ワトソンズに商品を納めているメーカーの方に話を聞くと、棚に商品を置いてもらう費用について困惑している声をよく聞く。「入場料」、つまり商品を初めて納入する際に必要とされる費用は、一体どういう基準でどのくらいの金額を要求されているのだろうか……
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「中国で伝えられる「現地化」の失敗」
 ~中国撤退の背景は?楽天の通販サイト「楽酷天」
 楽天は4月20日、中国検索大手の百度(バイドゥ)と合弁展開していた通販サイト「楽酷天」を5月末に終了すると発表した。中国現地でも「楽天撤退」との第一報が伝えられたが、市場シェアランキングに名前すら載らない企業への関心はそれほど大きくないのかもしれない……
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「2012年中国ブランド力ランキング(7)」
 ~吉野家は中華?外食チェーンの意外な順位
 中華ファストフードチェーンでは、点心などが豊富な「永和大王」が第1位。2位の「真功夫」は定食から麺、スープまで提供する本格派。そして3位には「吉野家」がランクイン。牛丼だけではなく、豚丼、鶏丼などをメニューに加え、ローカル化を図っている……
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お知らせ
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■チャイナ・マーケット・インサイト 第4回
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中国外食ビジネスでの急成長の秘訣に迫る
  「台湾系外食チェーン徹底研究」

「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。第4回は、台湾系外食チェーンを例に、中国外食ビジネスでの急成長の秘訣を紐解きます。

日時:2012年6月5日(火) 18:30~20:00(受付は18:15より)
場所:六本木アカデミーヒルズ カンファレンスルーム6
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介
費用:5,000円(税込)/名
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料

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