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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第27号】~ラオックスやヤマダ電機もある南京~

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2012年6月27日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第27号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~ラオックスやヤマダ電機もある南京~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  『中国EC進出支援 マーケティング戦略 & ShopEX採用事例紹介セミナー』  (富士ソフト主催)にキャストコンサルティング取締役大亀浩介が登壇(2012年7月13日(金)東京開催、参加無料)
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週は中国四大古都のうち、北京と南京に行ってきました。いずれも夏は猛暑で有名ですが、滞在中は梅雨のせいか、涼しく快適に過ごせました。
 北京といえば北京ダック。いつもはついつい有名店の「全聚徳」や「大董」というチェーン店に行くのですが、今回は最近流行のお洒落なインテリアと接客サービスに優れた「全鴨季」というお店に行きました。さすが北京の巷で流行っているお店だけあって、味もサービスも最高でした。
 一方、南京ではこれまた鴨肉料理が名物で、南京板鴨(塩漬け)、塩水鴨(鴨の塩水煮)、さらには鴨血粉絲湯(鴨モツ入り春雨スープ)と鴨づくし。昔の宮廷の人は鴨肉が好きだったのかなあと思いながらも、さすがに鴨肉料理はしばらくうんざりとなってしまいました。
 では、中国市場インサイトメルマガ第27号をお送りいたします。

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~ラオックスやヤマダ電機もある南京~
 
 先週末、端午節の連休を利用して、都市別市場レポートの取材を兼ねて南京に行ってきました。南京市は江蘇省の省都で人口は810万人(2011年末)、GDPは6,140億人民元で、都市別で第14位にランキングされています。
 南京はかつて三国志で有名な呉や六朝(東晋、南朝の宋・斉・梁・陳)、十国の南唐や明などの王朝や南京国民政府の首都で、北京、洛陽、西安とともに中国四大古都のひとつとして有名です。また重慶や武漢と並び中国最大釜のひとつで、夏はとても蒸し暑くなります。たまたまかも知れませんが、先週末はもう6月下旬にもかかわらず涼しく快適で、三大釜を体験せずに済みました。
 南京といえば、日本人にとっては歴史的事件を背景にどうしても足が遠のいてしまう傾向にあり、これまでも蘇州や無錫などと比べ日本企業の積極的な進出ラッシュがありませんでした。しかし最近では中国最大手の家電量販チェーン店である蘇寧(スニン)電器の傘下に入ったラオックスやヤマダ電機がオープンし、日本でも少しずつ注目され始めています。
 早速、今年3月に南京最大の繁華街「新街口」に開店したヤマダ電機に行きました。お店に入ると日本の店舗とほとんど同じ内装で、商品の展示もテーマや機能ごとに分類され丁寧な説明文がすべての商品についていました。また店員も笑顔で愛想がよく、開催中の会員プログラムの入会キャンペーンの勧誘に熱心でした。ただ客足は連休にもかかわらずそれほど多くはなく、蘇寧とのガチンコ勝負の厳しさを目の当たりにしました。
 一方、南京市内の他の主要な商圏では人出も多く、ローカルのデパートでは大して特別なキャンペーンをしていないにもかかわらず、多くの客で賑わっており、前回訪れた蘇州よりもより旺盛な消費マインドが感じられました。
 南京で特に気づいたことは日本のブランド商品どころか日本食レストランさえもあまり目にする機会がなかったことです。一方で至るところにスターバックスがあったことから南京市民が異文化を受け入れないわけではないことがわかります。それどころかローカル系のテイクアウト専門のお寿司やラーメン店が多くあり、実際に購入している消費者もたくさんいました。
 ついつい歴史的背景から南京を遠ざけてしまいますが、ヤマダ電機も南京に進出した理由として地元政府からの積極的な勧誘があったからと聞いたことがあります。南京政府も市民ももっと日本の商品やサービス、さらには文化などについて触れたいと思っているかも知れません。日本企業にとっての未開拓巨大市場である南京、ぜひここで再考していただきたいと思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
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新着コンテンツ一覧
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「大潤発に学ぶ中国市場攻略の方程式(5)」
 ~台湾式サービスを前面に出す大潤発
 大潤発は台湾系のため、サービス方式や人の使い方も中国系や他の外資系とは一味違う。店舗入り口には、買物客に元気に挨拶する従業員が立っている。売場の従業員には商品の陳列位置を把握するよう指導する。店舗スタッフは、買物客を即座に案内できるように店舗内の商品配置を頭に入れておかなければならない――。どれもこれも大潤発ならではのきめ細かいサービスだ……
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「ヤフーと楽天、中国EC撤退のワケ(2)」
 ~「中国向けECはダメ」はミスリード
 ヤフーと楽天の中国EC市場からの撤退を受け、反省すべき点と今後に生かすべきポイントは何だろうか。今回の失敗は「プラットフォームとしての失敗」と捉えられ、これをもって「中国向けECはダメ」というミスリードは禁物ということである……
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「ヤフーと楽天、中国EC撤退のワケ(1)」
 ~特徴出せず中途半端に終わったヤフーと楽天
 2012年5月、中国のネット販売市場から日本の大手2社が撤退した。一つは、アリババグループの淘宝(タオバオ)と提携して「淘日本」(タオジャパン)と「Yahoo!チャイナモール」を展開していたヤフー。もう一つは、中国検索大手の百度(バイドゥ)との合弁で通販サイト「楽酷天」を立ち上げていた楽天だ……
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「台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(5)」
 ~小規模店舗が基本の85度C
 台湾系のベーカリーショップである85度Cは、60~70㎡の小規模店舗が基本で、基本的に100㎡以内に抑えるようにしている。この背景には、消費者の約9割がテイクアウトするという同社ならではの特徴がある。スターバックスのように2フロア、3フロアを借り、座席スペースをふんだんに設ける戦略とは正反対だ……
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お知らせ
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『中国EC進出支援 マーケティング戦略 & ShopEX採用事例紹介セミナー』(富士ソフト主催)にキャストコンサルティング取締役大亀浩介が登壇(2012年7月13日(金)開催)
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キャストコンサルティング取締役大亀浩介が下記セミナーに出講いたします。
お問合せ・お申し込みは直接主催者富士ソフト様までお願い申し上げます。
【参加無料】中国ECビジネスセミナー
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中国EC進出支援 マーケティング戦略 & ShopEX採用事例紹介セミナー
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日程:2012年07月13日(金)  時間:13:30~17:00
会場:富士ソフト AKIBAPLAZA 5Fホール
 
爆発的な成長を続ける中国EC市場、この巨大市場の中で、自社ECサイトを差別化し、消費者を誘導する効果的な戦略とは?
中国ネットビジネスに豊富な実績を持つコンサルタント、中国大手SNS、そして、中国ECシステムシェアNo1 ShopEX社:李総裁をお招きし、
日本企業向けのマーケティング戦略 & 最新中国EC市場動向をご講演頂きます。
 
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プログラム概要
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13:30~13:35 開会挨拶
【セッション1】
13:35~14:05 【基調講演】「中国ECにおける現地法規制と対策」
キャストコンサルティング株式会社 取締役 大亀 浩介
【セッション2】
14:05~14:35  中国最大SNS「 新浪微博 」について
新浪微博  調整中 
【セッション3】
14:35~15:05  中国SNS事情と新サービス「微商」について
上海商派網絡科技有限公司(ShopEx) 総裁 李 鐘偉 氏
【セッション4】
15:05~15:35  ShopEX ユーザ事例紹介 ( 仮題 )
富士ソフト株式会社  調整中
15:35~15:45  休憩
【セッション5】
15:45~16:15  富士ソフトの中国EC進出ソリューションの取り組み
富士ソフト株式会社 ソリューション事業本部 流通ソリューション部長 稲葉 将氏
【セッション6】
16:15~16:35 ShopEXソリューション採用の理由
ベリトランス株式会社 執行役員 事業開発部長 篠 寛 氏
【セッション7】
16:35~16:55  「日本郵便国際EMSサービス」のメリット
郵便事業株式会社  国際事業本部 国際事業部 課長 田畑 浩 氏
16:55~17:00  閉会挨拶 

※構成が変更となる場合もございます。ご容赦ください。
※中国語での講演は同時通訳で日本語でご案内をいたします

詳細、お申込はこちらまで(富士ソフト様セミナーページリンク)
↓↓↓
http://www.fsi.co.jp/seminar/china-ec/120713.html

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