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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第31号】~異国情緒あふれる天津、消費熱も右肩上がり~

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2012年7月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第31号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~異国情緒あふれる天津、消費熱も右肩上がり~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  ■チャイナ・マーケット・インサイト 第5回お申込受付中 9月4日(火)東京
  激戦区の沿岸部から内陸二、三線級都市へ積極進出!
  「欧米系高級ブランドの中国富裕層顧客戦略」
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週末は都市別市場レポートの取材を兼ねて天津に行ってきました。天津といえば「天津飯」と「天津甘栗」ですが、いずれも天津由来のものではなく、前者は日本のある中華料理屋が発明したもの、後者は単に中国じゅうから集まった栗が天津港で荷詰めされたからとのこと。ただ後者は日本人観光客目当てなのか、町の至るところで「むき栗(皮なし甘栗)」の袋詰めが売られていました。
 一方天津で有名な食べ物としては「狗不理包子」という肉まんがあります。直訳すると「犬(狗)も相手にしない(不理)包子(肉まん)」です。名前の由来は、忠誠心の強い犬を呼んでも主人を無視するほどおいしい肉まんかと思っていましたが、実は幼少のころのあだ名が「狗仔」だった店主があまりの忙しさから客に一切の愛想を振りまくことができなかったことからついた名前だそうです。
 清朝時代に創業の「狗不理」ですが、いまや自社ブランドのビールも提供し、また市内のスーパーでは冷凍の包子シリーズも販売されているなど、天津を代表する企業になっています。
 では、中国市場インサイトメルマガ第31号をお送りいたします。

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~異国情緒あふれる天津、消費熱も右肩上がり~
 
 先週末は都市別市場レポートの取材を兼ねて、天津に行ってきました。天津は北京、上海、重慶と並ぶ直轄市のひとつで、首都北京のお膝元として、中国北方最大の対外開放港を備えた環渤海湾地域の経済・貿易・工業の中心地となっています。市の中心部から「TEDA」の名称で知られる天津経済技術開発区が設けられた濱海新区へ流れる海河の河口に大規模な港湾やコンテナターミナル、工業地帯が形成されています。
 天津市の2011年の域内総生産(GDP)は1兆1,300億人民元(約13兆8,500億円)で、上海、北京、広州に続いて第4位で、今年上半期も昨年同期比14.1%増の5,864億9,400万元(約7兆1,800億円)とのことで、引き続き高成長を維持しています。トヨタ(一汽豊田)の一大生産拠点として有名な天津は多くの日本企業も進出し工業都市のイメージが強いですが、人口は1,000万人を超え、最近新しくショッピングモールなどの商業施設が相次いでオープンし、消費熱も盛り上がっていました。
 町並みを歩いていて特に気がついた点は、まず街の至るところでクレーンが乱立するほどの建設ラッシュであること。特に市の中心部では大規模なビルの建設があちらこちらで進行中でした。また一方では、そんな現代都市的な町の様相とは一転して、中国ではあまり見ることのない異国情緒たっぷりの洋風建築や通りがたくさんあることでした。
 天津は1858年の第2次アヘン戦争で英仏連合軍に敗北し、天津条約により開港されて以来、北京の外港として急発展し、19世紀後半から20世紀前半にかけて、欧米列国(イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、オーストリア、ベルギー、イタリア、ロシア)や日本が租界を設置し、中国で最も租界の数が多い都市になったそうです。
 工業中心のローカル色の強いイメージだった天津ですが、まるでアメリカのボストンを思わせるような赤レンガを基調とした西洋風建築物が数多く存在し、あたかも上海の外灘や新天地を拡大したような風景が広範囲に広がっていました。まだ上海のようにこれら歴史建造物が商業目的に利用されている様子はありませんでしたが、今後の天津市民のニーズの高まりとともに商業やサービス業への活用が急ピッチで進められるのではと思いました。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
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新着コンテンツ一覧
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「大潤発に学ぶ中国市場攻略の方程式(9)」
 ~徹底した商品管理を行う大潤発
 大潤発は商品管理を徹底して行っている。品切れ商品、売れない商品から在庫管理、損耗管理、棚卸までがデータでこと細かく表わされる。各店では年に少なくとも3回の棚卸が行われる。商品別の各分野での棚卸の頻度は1週間に1回。月曜日は百貨商品、木曜日は雑貨及び生鮮品、などといった具合だ。大潤発の特徴はRFIDを用いて在庫管理をしていることだ。ICタグを用いて全てシステム化し、作業効率をアップさせている。これまでは棚卸スタッフやその他従業員による(故意を含む)間違った報告が散見されたが、システム化により店長は店舗の在庫状況を一目で把握することができる……
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「中国EC市場におけるぜいたく品販売事情(3)」
 ~香港経由の並行輸入品が中心、ブランド品のネット販売
 各ECサイトの商品調達(仕入れ)方法はいくつかあるが、多くの場合は、アウトレット市場、各ブランド小売店、国内外の代理商(仲介業者/ディーラー)などを通じて行う。ブランドメーカーからの直接仕入れもある。中国の特徴の一つとして、中国語で「水貨」といわれる並行輸入品が多いことが挙げられる。その背景には輸入関税が高いという事情がある。アイクリーム、マスカラ、スキンクリーム、乳液など化粧品の関税率は50%、1万元以上の腕時計やバッグなどは30%。内外価格差が大きいため、税金を避けるための並行輸入品市場が形成されやすいのである……
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「中国EC市場におけるぜいたく品販売事情(2)」
 ~50%OFFはニセモノ?中国式の見分け方
 ニセモノはどのように見分けることができるのだろうか。化粧品専門サイトの楽蜂網のまとめによると、百貨店などのカウンター販売価格より3割引き程度までが正規品の基準になるという。業界関係者も店頭価格の20~30%引き程度ならば正規品だろうとする。一方、30~50%引きだとニセモノかホンモノかの見分けはつきにくく、50%引き以上だと基本的にはニセモノとされる。70%引きなどの表示も見られるが、この場合はホンモノである可能性がほとんどないということだ……
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「台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(9)」
 ~20~35歳の女性層が85度Cのターゲット【市場調査編①】
 社内には市場開発部門があり、市場動向を常にウォッチしている。中国市場での第一ターゲットは20~35歳の女性ホワイトカラー層で、次が35~49歳の女性層。これらの世代における食の流行などを探り、店舗立地やメニューなどに生かしていく。立地場所は、台湾では三角コーナーがマストとなっているが、中国では交差点などの見晴らしを重視している……
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お知らせ
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■チャイナ・マーケット・インサイト 第5回 受付中!
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激戦区の沿岸部から内陸二、三線級都市へ積極進出!
「欧米系高級ブランドの中国富裕層顧客戦略」
「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。第5回は、欧米系高級ブランド企業を例に、その中国富裕層顧客戦略を紐解きます。
今回は、時間帯を従来の夜から午後に変更して開催いたします。

日時:2012年9月4日(火) 14:30~16:00(受付は14:00より)
場所:六本木アカデミーヒルズ カンファレンスルーム6
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介
費用:5,000円(税込)/名
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料
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