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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第36号】~カルフールで存在感が大きい日系ブランドは?~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース 
http://www.cast-marketing.com/
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2012年9月5日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第36号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~カルフールで存在感が大きい日系ブランドは?~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  ■ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊
   ウェブで更新した有料コンテンツを冊子化。(会員限定・隔月発行)
   創刊号をご希望の方に無料で郵送中。
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 2011年1月の「中国マーケティングEC会員コース」サービス開始以来、ウェブのみで発信してきたコンテンツをこのたび冊子化する運びとなりました。会員限定ということでIDやパスワードを入力しないと閲覧できなかった情報をより身近にアクセスしていただけるよう、2ヵ月ごとに編集して冊子を発行し、会員企業さまのお手元にお届けしていきます。
 創刊号では、巻頭特集として昨年11月開催の「チャイナ・マーケット・インサイト」セミナーのテーマ「カルフール徹底研究」を取り扱い、フランス系スーパーチェーン大手である同社の入場料や棚代、バイヤーとの折衝、店舗の立地条件など、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。
 中国でのビジネス展開が本格化するなか、より精確で生きた情報を入手し、業界内外の実態や商習慣の違いなどを把握することが不可欠になってきています。そうした会員企業さまに少しでもこの冊子がお役に立てれば幸いです。
 では、中国市場インサイトメルマガ第36号をお送りいたします。

◆ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号◆
~ご希望の方に無料で郵送しています。お申し込みは下記アドレスから。http://www.cast-marketing.com/freenewsletter/

※配信先メールアドレスの変更・配信停止をご希望の場合は、お手数ではございますがこちらのアドレスまでご連絡ください。
【 配信先変更・停止窓口:service@cast-marketing.com

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~カルフールで存在感が大きい日系ブランドは?~
 
  中国で生活すると必ず一度は足を運ぶであろう「カルフール」。中国語名では「家楽福」と表記し、大都市や中堅都市を中心に、食材や日用品から家電にいたるまで、いまや中国庶民の生活を支える巨大総合スーパーチェーンになっています。私が住んでいる上海の虹橋・古北エリアにも、水城路沿いに中国における売上トップ店のひとつである延安路店があります。
 カルフールはフランス企業で、アメリカのウォールマートに次ぎ世界第2位の売上高を誇る総合スーパーチェーン。中国では1995年に北京創益佳店を進出第1号店としてスタートし、2011年末時点で中国全土に203店舗、売上高452億人民元となり、中国小売チェーン店で販売額が第7位(外資系スーパーでは台湾系の大潤発に次ぎ第2位)になっています。
 最近はカルフールの主戦場であるヨーロッパ市場の停滞により業績が振るわず、中国のカルフールを売却するのではという噂も出ていますが、中国に初めて総合スーパーの概念を導入したと業界内では認識され、現在の中国各地に散在するスーパーチェーン各店はカルフールの運営方法やシステム・体制を真似て取り入れたといわれているほどです。
 このように中国小売販売店として名実ともに中国各地で存在感を示すカルフールですが、いざ日本の商品を探そうとすると意外と数が少ないことに気づきます。上海など日本人が多い都市はまだしも、若干内陸に入った地方都市では日本ブランドの商品はまばらで、ほとんど目に付きません。そんななか、グリコ、キユーピー、ユニチャームは大きめの棚スペースを確保し、他の欧米系やローカル系企業を圧倒しています。
 カルフールの商品取り扱い基準は明白で、単に中国市場でのシェアが高いかどうかが前提条件となります。そのうえで、店舗での売り上げの良し悪しで棚のスペースが決まるわけですが、いずれにしても、上記3社は数ある日本企業のなかでも健闘しているといえるでしょう。
 一方で、カルフールでいくら業績を伸ばしても、売上の半分は入場料、棚代、新規改装費、リベートなど各種名目で費用を徴収されるため、ほとんど利幅はない状況といいます。それでもブランド名や商品を露出させ、その他の販売ルートで売上を伸ばし、全体として帳尻を合わせているそうです。中国での成功は時間とお金をかけたブランディングが不可欠ですが、それを実践し成功した上記日本企業3社の成功体験は参考に値すると思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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新着コンテンツ一覧
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「史上最大のEC価格戦、勝者は誰?」
 ~「ビッグマウス」京東商城が仕掛けた低価格戦
 B2C大手の京東商城は劉強東CEOは8月14日、微博(ウェイボー)を通じて「大型家電3年間ゼロ利益」宣言を行い、低価格での販促計画をぶち上げた。ほぼ同時期に、蘇寧電器系の蘇寧易購は最低価格保証の方針を打ち出し、同じく家電量販の国美電器は、販売価格を京東商城より5%安くする戦略を仕掛けた。この3社に当当網も加わり、8月15日からスタートした「家電価格戦」が市場や消費者の注目を集めた……
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「若者層が目立つ中国のぜいたく品市場」
 ~キーワードは「炫耀」と「攀比」、ぜいたく品市場の拡大
 若い世代の消費者の大部分は両親のお金でぜいたく品を購入している。いわゆる「富二代」という世代で、両親の資産を背景に豪華な生活をしている者である。西洋や先進国では子供は経済的に自立していくものだが、中国では親が若い頃にぜいたくな暮らしをできなかった分、子供にいいものを与えていこうという観念があるからなのかもしれない……
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「中国各地の経済成長率とその実態は?(3)」
 ~消費の伸びにも地域差?意外なランキング
 小売売上高で一番の伸びを見せたのは、天津市、安徽省、貴州省の16.0%増だった。天津市はGDP成長率、1人当たりGDP、小売売上高でいずれも全国トップとなり、「三冠王」を達成したことになる。安徽省、貴州省は1人当たりGDPではまだまだ低位に甘んじているが、消費は旺盛なことがデータから読み取れる……
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「中国各地の経済成長率とその実態は?(2)」
 ~天津市と貴州省の差は5倍以上、1人当たりGDP
 2011年における中国の31省・自治区・直轄市別の1人当たりGDPを集計すると、天津市が1万3729米ドルで全国トップとなった。これまでは上海市、北京市の後塵を拝していたが、両市の人口増や経済成長率の低迷もあり、天津市が「2強」に割って入ったことになる。12年1~6月期のGDP成長率では、天津市の14.1%に対して、上海・北京両市はいずれも7.2%と大きな差がある……
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http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=424

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お知らせ
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■ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊!
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ウェブ上で会員IDとパスワードでログインしなければ閲覧できなかったコンテンツを隔月で冊子化し、会員企業さまのお手元にお届けいたします。

 創刊号は、巻頭に昨年11月開催の「チャイナ・マーケット・インサイト」セミナーで取り扱ったテーマ「カルフール徹底研究」を特集し、フランス系スーパーチェーン大手である同社の入場料や棚代、バイヤーとの折衝、店舗の立地条件など、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。ご希望の方には無料で創刊号を郵送しています。お申し込みは下記アドレスへアクセスしてください。

ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
創刊号 もくじ

【チャイナ・マーケット・インサイト】
外資系スーパー「カルフール」徹底研究
「超市」の流通の仕組みに迫る

【都市別レポート】
鄭州~河南1億人の消費潜在力に影響を与える都市~
「中原を制するものが天下を制す」

【マーケティング】
ヤフーと楽天、中国EC撤退のワケ
躍進中のEC大手「京東商城」、実情と課題は?
中国における化粧品輸入の基本的ポイント
湖北省で人気の「H&M」、腕時計が好きな浙江人
中国の老人ホーム市場から見る日中シルバービジネス
PCの経験活かしスマホ市場を攻略するレノボ

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