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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第38号】~今こそ冷静にコツコツと中国事業を~

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2012年9月19日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第38号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~今こそ冷静にコツコツと中国事業を~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 尖閣諸島の国有化に対する反日デモ騒動が中国各地で起こっています。私が居住する上海は比較的被害が少なく、普段の生活ではそれほど脅威を感じることはありませんが、それでもその影響が少なからず出始めています。
 娘が通う上海日本人学校虹橋校は児童の安全確保を第一にということで、大規模なデモが予想される18日と19日は臨時休校となりました。また今週末に予定されていた運動会も1,500名以上の児童とその家族が集まることから、来週の平日に延期されました。
 娘との会話も外では日本語ではなく中国語でするようにしています。娘から「どうして日本語じゃだめなの?」と聞かれ、いま日本と中国は自分の持ち物について喧嘩しているからだよと説明しましたが、果たして理解したかどうか・・・
 在中国の日本人の方々は騒動に巻き込まれないよう、くれぐれも注意していただくよう心から願っております。
 では、中国市場インサイトメルマガ第38号をお送りいたします。

◆ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号◆
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~今こそ冷静にコツコツと中国事業を~
 
 尖閣諸島の国有化に伴い、中国各地で反日デモが行われ、場所によっては、日系デパートや自動車販売店が破壊や略奪行為により相当額の被害が生じています。今回の反日感情は上海に8年間住む身としても明らかにこれまでのものとは違うと肌身にひしひしと感じています。ちょうど2005年に起きた上海での反日デモ行進のときも上海にいましたが、そのときは騒動が終わり次第すぐに収束したのですが、今回は長々と尾を引きそうです。
 上海では普段の生活をするうえで、私の身の回りでも何らかの被害に遭ったという声は聞こえていませんが、何ともいえない緊張感のなかで生活しているのは事実です。冒頭で娘との会話は外では中国語でするようにしているといいましたが、自分自身も街頭やタクシーの中で日本語で電話に出ることを躊躇するほどです。
 先週末、都市別市場レポートの取材を兼ねて無錫に行ってきましたが、上海では若干無防備になりがちな気持ちも、ピシッと引き締められるような雰囲気がありました。繁華街のひとつであるヤオハン(八百伴)の向かいにある大画面スクリーンでは「釣魚島(尖閣諸島)は中国固有の領土だ!日本は出て行け!」とでかでかと表示されていました。古い建物を改装したレストランやバーが集まるお洒落なストリートの「南長街」でも、日本食レストランの前に大きく中国の国旗が掲げられたり、あるバーの前では「中国本土に草が一本も生えなくなっても釣魚島は堅守する!」という垂れ幕もかかっていました。
 無錫の街中を歩いていても、ショッピングセンター内で「釣魚島は中国のものよ!」と声を荒げた会話や、南長街では「くそ日本人が!」といった声が耳に入りました。日曜日の朝には、今回の宿泊先のそばにある太湖広場に入る道が封鎖され、多くの警察官が通行人に目を光らせており、異様な雰囲気を醸し出していました。
 一方で今回の騒動に対して冷静に見ている中国人がいるのも事実で、一緒に食事をした上海の地元IT企業の方々も、これだけ経済のグローバル化が進んだなか、いまや日本ブランドがついていても実際には中国で作っているものばかり。それを破壊するのはいかがなものかと話していました。また無錫で入った重慶火鍋のお店でも、なぜか日本の歌が店内で流れており、これは一体?という複雑かつ不思議な感じでした。
 一部の過激で法外な行動に対して異を唱える中国人も数多くいます。今回の騒動に対して、厳重に注意をしながらも、冷静に対処し、こういうときだからこそ地道にコツコツと中国事業に取り組むことが大事だと改めて思いました。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )
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「多元構成、拡大し続ける天津消費市場 (1)」
 ~天津で最も重要な商圏は濱江道歩行街
 中国四大直轄市のひとつである天津市。市の中心には五大商圏があり、「工」の字型の配置をしている。上部の横1本のラインは南京路商圏で、ここから東方向に伸びた先に小白楼商圏がある。中間の縦1本のラインは濱江道商圏。下の横1本のラインは和平路商圏で、ここから北方向に伸びた先に東馬路商圏があり、巨大な都市の核心を形成している……
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「テレビショッピング界が抱える根深い問題とは」
 ~TV通販大手が破産、顧客サービスが影響?
 テレビショッピング大手の上海同方友友電視購物(友友購物)が実質的に身売り状態となった。9月5日に上海文化産権交易所(上海市が設立した文化産権取引サービス機関)に譲渡申請を行ったのだ。譲渡価格はわずか1元。事業低迷後の破産という末路である。10年売上高は9322万元(営業赤字は2563万元)、11年は171万元(同546万元)まで落ち込んでいた。事業停止により12年の売上高はゼロ……
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「リアルvs.ネット、中国の書店の現状とは(2)」
 ~書籍需要が少ない中国、リアル店舗の打開策はあるか
 中央経済大学が北京市政府の委託を受けて2010年に行った調査によると、北京には当時、1800店の書店が営業していたということである。一方、ニューヨークは7298店、パリは6662店、東京は4715店、ロンドンは2904店あった(いずれも09年のデータ)。人口当たりに換算すると、北京は1万人当たり1.06店の書店が存在する計算だ。これは、ニューヨークの8.88店、パリの5.84店、東京の3.75店、ロンドンの3.87店に比べて圧倒的に低い数字だ……
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「リアルvs.ネット、中国の書店の現状とは(1)」
 ~リアル店舗は「陳列室」?地盤低下著しい従来型書店
 中国では2006~07年頃からネット書店が攻勢をかけてきた。主役は当当網や卓越亜馬遜(アマゾン)などで、低価格戦略が最大の武器となった。10年末にB2C大手の京東商城が参入し、続いて天猫(Tモール。タオバオ系)や家電量販店の蘇寧易購の進出で競争が激化。季風書店の厳搏非董事長は、「現在のリアル書店の80%以上は、ネット購入指南を提供する『陳列室』に成り下がっている」と自嘲気味に語る……
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お知らせ
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■ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊!
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 創刊号は、巻頭に昨年11月開催の「チャイナ・マーケット・インサイト」セミナーで取り扱ったテーマ「カルフール徹底研究」を特集し、フランス系スーパーチェーン大手である同社の入場料や棚代、バイヤーとの折衝、店舗の立地条件など、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。ご希望の方には無料で創刊号を郵送しています。お申し込みは下記アドレスへアクセスしてください。

ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
創刊号 もくじ

【チャイナ・マーケット・インサイト】
外資系スーパー「カルフール」徹底研究
「超市」の流通の仕組みに迫る

【都市別レポート】
鄭州~河南1億人の消費潜在力に影響を与える都市~
「中原を制するものが天下を制す」

【マーケティング】
ヤフーと楽天、中国EC撤退のワケ
躍進中のEC大手「京東商城」、実情と課題は?
中国における化粧品販売の基本的ポイント
湖北省で人気の「H&M」、腕時計が好きな浙江人
中国の老人ホーム市場から見る日中シルバービジネス
PCの経験活かしスマホ市場を攻略するレノボ

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