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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第43号】~贈答品のビール、瓶より缶が好まれるワケ~

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2012年10月24日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第43号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~贈答品のビール、瓶より缶が好まれるワケ~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週末、東京で大学とアメリカ大学院留学時代の友人と久々に会って食事しました。前者は卒業以来で17年ぶりに、後者は8年ぶりで、今回の再会を演出してくれたのはフェイスブックでした。私の学生時代は、ちょうどインターネットと携帯電話が一般的に普及する直前期で、メールアドレスや携帯電話も学生を卒業してから所有し利用しはじめた経緯があるため、学生時代の友人とは必然的に疎遠になってしまいました。
 フェイスブックのおかげで疎遠になりがちだった学生時代やアメリカ、台湾の友人ともつながり、彼らの近況を写真とともにチェックできるようになり、私も日本帰国時のみですが、せっせと写真とともに近況をアップしています。
 中国ではこのフェイスブックの役割をチャット最大手のQQが担っています。若い世代の人たちはみなQQで繋がっており、携帯とともにどこに行ってもいつでも連絡できる状況にあるのはうらやましいですね。
 では、中国市場インサイトメルマガ第43号をお送りいたします。

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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~贈答品のビール、瓶より缶が好まれるワケ~
 
 先日訪問したクライアントは、ビール缶の原料となるアルミなどを製造されているのですが、中国では缶よりも瓶ビールの売り上げが圧倒的で、特に家で飲む場合でも、缶よりも量が多く割安感の高い瓶ビールが好まれており、缶需要がなかなか高まらないというお話をお聞きしました。
 中国のビール消費量は4468.3万キロリットルで世界トップ(キリン食生活文化研究所調べ。2010年)。2位の米国(2413.8万キロリットル)、3位のブラジル(1217万キロリットル)を大きく引き離し、中国だけで世界総消費量の24.5%を占めることになるそうです。一方、1人当たり消費量はまだまだ少なく、中国は31.5キロリットルで、日本の45.4リットルを大きく下回っていることから、まだ今後さらに市場が拡大する可能性を十分秘めています。
 そんななか、クライアントから「中国では贈答の際には瓶ビールではなく缶ビールが好まれるのですが、どうしてかわかりますか?」と問われ、単に安いし持ち運びに便利だからではないですかと答えたのですが、実は缶ビールのほうが瓶ビールと比べてニセモノが少ないからという理由を初めて知りました。
 瓶ビールだと単に印刷したラベルをぺたっと貼り付けるだけなのですが、缶ビールでは缶上にラベルなどを印刷する必要があり、その技術は高く、設備には相当な初期投資が必要になり、それがニセモノ工場の参入障壁になっているとのこと。
 確かに中国の瓶ビールは値段が高いものほど、透明で中が透けて見えるようになっている瓶状のものが多く、中身が傷んだり異物が入っていないか一目でわかるようにしていると聞いたことがあります。また栓は必ず銀紙で覆われしっかりと糊付けされているのも、ホンモノであることを証明するひとつの根拠になっているそうです。
 ウィスキーなど洋酒については、夜の飲み屋などではニセモノが蔓延っているという噂はよく耳にしますが、まさかビールまでもと驚きました。確かに、山東省の青島では、青島ビール工場の近くで夜中に屋台で食事をしている際にラベルも栓の銀紙もない瓶ビールが出され、「そこで作ったものだから」と工場を指差されながら、やっぱり本場のビールは新鮮さが違うなあとおいしくいただいた記憶がよみがえりましたが、もしかしたらあのビールも実は青島ビールではなく単なる「青島のビール」で、ニセモノだったかもしれません。
 せめてビールくらいはホンモノかニセモノかを疑うことなく、安心して楽しめたらと思うのですが・・・

文責:コンサルタント 大亀浩介
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「瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市~(1)」
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創刊号 もくじ

【チャイナ・マーケット・インサイト】
外資系スーパー「カルフール」徹底研究
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【都市別レポート】
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