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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第44号】~生活用品では日本ブランドが健闘中~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース 
http://www.cast-marketing.com/
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2012年10月31日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第44号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~生活用品では日本ブランドが健闘中~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  1)セミナー受付中
    チャイナ・マーケット・インサイト 第6回開催 11月27日(火)・東京
    中国即席麺&飲料の最大手「康師傅(カンシーフ)」
    流通及び販売から人事戦略まで徹底研究 
  2)会報誌 「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.2(NOV&DEC)発行
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 上海蟹の季節がやってきました。上海では秋になると街角やレストランで「陽澄湖大閘蟹」と書かれた看板が出され、あの何とも言えない蟹ミソと黒酢(香酢)と紹興酒(黄酒)の絶妙なマッチングに口も心も惹かれてしまいます。
 上海蟹の食べごろを表現した中国語に「九雌十雄」という言葉があります。9月はメス、10月はオスという意味なのですが、これは旧暦の9月と10月を指しており、現在の暦だと、メスは産卵期で丸々と太った10~11月、オスは大きく成長してミソがたくさん詰まった11~12月が美味しいシーズンということになります。
 この時期の上海ではクライアントであれ社内の出張者であれ、必ず会食では上海蟹を食すことになり、いささかもう結構となってしまいがちなのですが、北京から来たクライアントから「上海蟹は秋だけだからいいよね。北京は年中北京ダックだから・・・」と苦言されましたが・・・
 では、中国市場インサイトメルマガ第44号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~生活用品では日本ブランドが健闘中~
 
 先日、大連から瀋陽に向かう際に、同じく遼寧省で北朝鮮との国境沿いに位置する丹東市に行ってきました。丹東は鴨緑江という川を隔てて北朝鮮と向かい合った街で、北朝鮮の故金正日書記がこの鴨緑江に架けられた橋を渡って中国に入国したとしても有名です。
 北朝鮮と国境で向き合う街としては吉林省の延吉も有名ですが、朝鮮民族自治区で街中の看板がハングルと中国語が併記され、朝鮮色が色濃く出ている延吉と比べ、丹東は中国東北地方の一都市に若干大き目のコリアタウンが散在している程度で、お店の看板も「朝鮮族飯店」などと中国語で書かれているのみで、それほど朝鮮を意識する町並みではありませでした。
 ただ北朝鮮と向き合う鴨緑江沿いは、夜になるとこれでもかというくらいカラフルなネオンが建物に張り巡らされ、暗くひっそりとした北朝鮮側とは対照的でした。また丹東駅前には、毛沢東の巨大な銅像がそびえ立っており、これまで訪れた中国のどの都市よりも“中国”を強く感じる体験でした。
 丹東の商圏といえば、丹東駅前から延びる七経街という通りにいくつかブティック的なお店とローカルの百貨店がいくつか並んでいましたが、それほど栄えているわけでもなく、強いて興味深い点といえば、男性向けのスーツや腕時計などのブランド品が数多く目を引いたことです。
 大型の商業施設としては、英系スーパーのテスコと大商集団の新瑪特(NEW-MART)がありましたが、商品の品揃えもローカル系が中心で、外国のものといえば若干韓国製が目に付く程度で、日系含む外資系流通企業はまだ丹東にまで目が向いていない実情が垣間見えました。
 そんななか、テスコでは生理用品のユニチャームとお菓子のグリコが商品棚を広範囲に占拠して大々的に販売されていました。上海でもこれほどまでに棚を占拠している状態を見たことがないので驚きましたが、いずれも強力な韓国のライバル企業がいるなか、どうしてこの町でここまで浸透できているのか。反日による日本製品不買の空気が蔓延する状況下、改めて、この両社の中国市場攻略の取り組みを学ぶべきではと再考させられる市場視察でした。

文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「台湾系の85度C、中国で躍進のポイント(13)」
 ~OJTが基本、85度Cの人材育成【人材面②】
 台湾系ベーカリーチェーンの85度Cでは、スタッフの教育とトレーニングは基本的にOJTで行っている。「店舗こそが研修基地」という言葉こそがピッタリ合う。各店舗の店長が自ら新スタッフの研修を手取り足取り行う。新規店舗には本部から30~40人のスタッフが送り込まれる。メインシェフ、アシスタントシェフ、スタッフなど全てだ。全店舗を最初から研修基地にしてしまうという同社理念を体現したものだ……
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「外資系スーパーがつまずく3つのワナ(2)」
 ~コスト増大と単一経営がネックの外資系
 外資系スーパーは、商品の大量調達やチェーン店の活用などスケールメリットを活用できる立場にあることは間違いない。それに中国市場特有の販売方式を加えれば、一定程度まで成長できることが考えられる。しかしながら、競合他社との低価格戦によるマージン悪化、テナント賃料や賃金上昇によるコスト負担増大、景気伸び悩みによる販売不調などが重なれば、経営は困難になろう……
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「外資系スーパーがつまずく3つのワナ(1)」
 ~「水土不服」?中国ならではの商習慣に苦戦中
 「人事のゴタゴタ後にテスコが4店舗を相次いで閉鎖」「オーシャンの上半期の新規開店数はゼロ」「カルフールに買収の噂」「ウォルマート、中国店舗の縮小を検討か」――。中国で右肩上がりの成長を遂げていた外資系スーパー。しかしここに来てネガティブなニュースが相次いでいる。1995年に仏カルフールが北京に進出してから17年。小売業界の黒船たちは転換期を迎えようとしているのだろうか……
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「瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市~(2)」
 ~個性ある太原街と中街、瀋陽の主な商圏
 瀋陽の主要な総合的商圏は、瀋陽駅前に広がる「太原街」と、瀋陽故宮に隣接する「中街」に大きく分かれる。前者は、欧米系高級ブランドが集まる瀋陽一の高級百貨店、中興商業大廈を中心にハイ~ミドルエンドのブランドや商品が取り揃えられた一大ショッピングエリア。 後者は、大悦城(ジョイシティ)を基点に全長1500mの歩行者天国通りを挟むように大商集団の新瑪特などの百貨店があり、特に若者を意識したミドル~ローエンドのブランドや商品群が取り揃えられている……
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お知らせ
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1)チャイナ・マーケット・インサイト 第6回 セミナー参加申込受付中!
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中国即席麺&飲料の最大手「康師傅(カンシーフ)」
流通及び販売から人事戦略まで徹底研究 
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「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。
第6回は、中国即席麺&飲料の最大手である康師傅がいかに中国で成功し、事業を拡大しているかについて、流通や販売だけでなく、管理者や営業スタッフの人事及びインセンティブ制度まで踏み込んで徹底研究します。
ぜひ、お早目にお申し込みください。

日時:2012年11月27日(火) 16:00~17:30(受付は15:45より)
場所:キャストコンサルティング 東京事務所
   (東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー34階)
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介
定員:10名(先着順、事前申込制)
費用:5,000円(税込)/名
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料
お申込はこちらから:
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=72

2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.2を発行
この度、会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.2(2012NOV&DEC)を発行いたしました!ウェブ上で会員IDとパスワードでログインしなければ閲覧できなかったコンテンツを隔月で冊子化し、会員企業さまのお手元にお届けいたしております。
第2号は、巻頭で「『ワトソンズ』徹底研究」(前編)」を特集記事とし、中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンであり、破竹の勢いで店舗数を伸ばしている同社の差別化戦略や、バイヤーとの折衝、商品の取扱基準についてなど、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。
そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.2  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
香港系ドラッグストア「ワトソンズ」徹底研究(前編)
1000店舗展開の大規模チェーンを解剖する

【都市別レポート】
長沙~中部地域の高額消費をリード~
メンツにこだわる贅沢品志向、娯楽文化も健在
合肥~華東市場の後背地、”これから”の消費市場~
都市全体が建設中、注目集める安徽省の大都市

【マーケティング】
生活やビジネスに深く浸透する微博(ウェイボー)
史上最大のEC価格戦、勝者は誰?
ニセモノや「水貨」も横行するブランド市場
内陸部で人気が高いTV通販

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