【キャスト中国市場インサイトメルマガ　第52号】～反日デモにめげず我慢の日中ビジネス～

中国マーケティング＆内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース　
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2012年12月26日　毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ　第52号】　
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【目次】
　１．コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ～反日デモにめげず我慢の日中ビジネス（2012年を振り返って）～
　２．新着コンテンツ一覧
　３．お知らせ
　　１）キャストグループ年末年始休暇のご案内
　　２）2013年新春会員セミナー＆交流会開催のお知らせ
　　３）会報誌　「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.2（NOV&DEC）発行
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　こんにちは。キャストの大亀です。
　2012年もあっという間に過ぎてしまいました。歳を重ねるたびに月日の流れが速くなっているような気がします。2012年は皆さんにとってどんな一年だったでしょうか？
　私にとっては娘が小学校に入学するという大きな節目の年で、初めての授業参観や運動会などを経験しました。また、歩いて15分ほどのところにある学校まで、娘を連れて毎朝午前8時までに送り届けるという新たなミッションが課せられ、おかげさまで早寝早起きの習慣が身につきました。
　2012年は反日騒動により、日本人学校も運動会が中止や延期になるなど影響を受けました。中国で生活する日本人には窮屈な環境を強いられたわけですが、そんななか先週上海で日本人も多く住む古北地区に高島屋がオープンしました。反日を意識してか静かな開業で、かつ、レストランなどまだオープンしていないテナントも数多くありましたが、日中関係改善のシンボルとして盛況となるよう願っています。
　では、中国市場インサイトメルマガ第52号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム　
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
　～反日デモにめげず我慢の日中ビジネス～

　あっという間に1年が過ぎ、2012年もあと残りわずかで終わりを迎えようとしています。2012年は皆様にとってどんな1年だったでしょうか？世界的には4年に一度のロンドンオリンピックの年で、日本は過去最高のメダルを獲得し、大いに盛り上がりましたね。中国でも4年前の北京オリンピックの感動再びということで、国中でテレビに釘付けの2週間でした。
　また政治的にも大きな節目を迎えた年で、アメリカではオバマ大統領が再選、中国も8年間の国政運営を担った胡錦濤から習近平へ移行する決定が下されました。日本でも衆院解散総選挙で自民党圧勝により安倍新政権が誕生するでしょうし、お隣の韓国でも女性初の大統領が誕生したばかりです。
　中国ビジネスに携わる身として2012年で最も忘れられない出来事といえば、日本政府による尖閣諸島（釣魚島）国有化に伴い、9月半ばに中国全土約100都市で起こった反日デモではないでしょうか。日本の工場やスーパー、自動車販売店などが襲撃され、日本車も叩き壊されました。当時は外出して街角やレストランだけでなくタクシー内でも日本語を話すことを控えざるをえないほどで、在中国の日本人にとって窮屈な生活が余儀なくされました。
　この反日騒動により、日本製品不買運動が深刻化し日本企業を直撃しました。特に自動車メーカーは販売が激減し、減産などの対応を迫られるほどで、その分、欧米や韓国メーカーが販売を伸ばし市場のパイを奪われました。我々コンサルティング業も、ほとんどの日本企業が中国への進出や投資を一旦凍結または見直しということになり、実際に新規案件という意味では10月と11月は完全にストップしていた感が否めません。
　ただこの反日騒動により中国からの撤退が進むのではという憶測もありましたが、ふたを開けてみるとそれほどでもなく、上海の日系企業の方々とお会いしていても、いまはとにかくこれを乗り越えて粛々とやるしかないという声が多かったです。
　こうしたなか12月に入ると、徐々に生活周りでも反日感情を意識することもなくなっており、実際に日系自動車メーカーの生産拠点が集中する広州市では、日本車販売の回復が鮮明になり、トヨタのカムリやホンダのアコードなど一部在庫切れになる車種も出てきているという報道もありました。
　まだ尖閣諸島周辺の緊張は続いていますが、新しく就任する日中両国の指導者には、何とか両国関係がいい方向に向くよう大局的な見地に立って前向きに対応していただきたいと願いつつ、2012年最後のコラムとさせていただきます。
　それでは皆様、よいお年を！

文責：コンサルタント　大亀浩介
バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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新着コンテンツ一覧
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「中国ネット通販最大手「淘宝」トップ店舗徹底研究（7）」
　～「秒殺」の人気が高い淘宝販促法【プロモーション編①】
　淘宝（タオバオ）の人気店舗が活用する販促プロモーションとしては、淘宝が提供している「秒殺（特定時間帯での超激安販売）」「直通車（キーワード広告）」「淘客（アフィリエイト）」「団購（共同購入）」「钻石展位（＝ダイヤモンドブース。インプレッション保証型広告）」などが挙げられる。特に秒殺プロモーションは、破格の値段で人気商品を購入できることから消費者の関心が高い……
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「高級車市場でベンツ伸び悩みの背景は？（2）」
　～販売調整でつまずくベンツ、国産車vs.輸入車
　メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの「高級車御三家」の中国における販売拠点（ディーラー数）はそれぞれ244社、345社、327社となっている（2012年11月19日時点）。ベンツの販売がスローダウンしている背景には、この販売店の数でライバルに負けているという事実がある。また、ベンツの販売モデルの混乱も伝えられている。輸入車はダイムラー、現地生産車はダイムラーと北京汽車の生産合弁会社が主体となって販売しているからだ……
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「中国ネット通販最大手「淘宝」トップ店舗徹底研究（6）」
　～淘宝への出店費用はどのくらい？【淘宝編③】
　さて、淘宝（タオバオ）に出店する上で一番気になるのが運用費用だ。C2Cの淘宝網とB2Cの天猫（淘宝商城）で大きく異なるが、C2Cの淘宝網への出店費用は無料。これが淘宝への出店者を多くし、市場が急速に拡大したポイントでもある。しかしながら、出店者は通常、サイト運営やデザイン、機能の追加などで発生する別途費用を負担している……
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お知らせ
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１）キャストグループ年末年始休暇のご案内

　★日本拠点：12月29日（土）～1月4日（金）　休業
　★中国拠点：1月1日（火）～1月3日（木）　休業

　期間中、皆様にはご不便をおかけいたしますが、　
　何とぞご了承くださいますようお願い申しあげます。

　『キャストキャスト中国市場インサイトメルマガ』についても、
　休暇期間は発行をお休みさせていただき、　次号は1/9（水）にお届けいたします！

２）2013年新春会員セミナー＆交流会開催のお知らせ【会員限定、参加無料】
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　キャスト中国ビジネス会員様限定　新春セミナー＆交流会　

　「激動の中国ビジネス～2013年変革期への対応戦略」
　　　　　　　　2月7日(木)東京　　2月22日(金)上海
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激動した昨年の日中関係……日本企業の中国ビジネスも変革期を迎えつつあります。そこで、新年を迎えるにあたり、キャストでは、日頃から「キャスト中国ビジネス」をご愛用いただいている会員企業の皆さまに、年初の中国ビジネスのスタートダッシュと安定運営のために、会員企業様限定の「セミナー＆交流会」を、昨年に引続き企画いたしました。

セミナーでは、キャストグループ代表の村尾龍雄弁護士が、「激動の中国ビジネス～2013年変革期への対応戦略」と題して、最新の法的・実務的観点を交えて、2013年度の動向を読み解きます。

会員企業1社につき、2名様まで無料にてご参加いただけます。
是非ともこの機会をご活用いただきたく、皆さまのご参集をお待ちしております。

■日程と会場　　
東京：2013年2月7日(木)　14:00～17:30（受付13:30）  ベルサール三田　Room3
上海：2013年2月22日(金)　14:00～17:30（受付13:30）  錦江飯店 錦北楼11階錦江庁　

■定員　各会場　30名

■ご参加資格
「キャスト中国ビジネス」
　フル会員・法令会員・Q&A会員様・中国マーケティングEC会員

■スケジュール
　　　14:00～15:30 セミナー
　　　　　「激動の中国ビジネス～2013年変革期への対応戦略」
　　　　　　　講師：弁護士法人キャスト　代表弁護士　村尾龍雄

　　　15:45～17:30交流会
　　　　　軽食をご用意しております。 キャストの専門家陣もご挨拶させていただきます。

　　　17:30 終了予定

詳細、お申込はこちらから↓↓　　
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=83

３）会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol．2　発行

　会報誌Vol.2（2012NOV＆DEC）は、巻頭で「『ワトソンズ』徹底研究」（前編）」を特集記事とし、中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンであり、破竹の勢いで店舗数を伸ばしている同社の差別化戦略や、バイヤーとの折衝、商品の取扱基準についてなど、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。
　そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.2  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
香港系ドラッグストア「ワトソンズ」徹底研究（前編）
1000店舗展開の大規模チェーンを解剖する

【都市別レポート】
長沙～中部地域の高額消費をリード～
メンツにこだわる贅沢品志向、娯楽文化も健在
合肥～華東市場の後背地、“これから”の消費市場～
都市全体が建設中、注目集める安徽省の大都市

【マーケティング】
生活やビジネスに深く浸透する微博（ウェイボー）
史上最大のEC価格戦、勝者は誰？
ニセモノや「水貨」も横行するブランド市場
内陸部で人気が高いＴＶ通販

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