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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第54号】~餃子で年越し、中国ならではの春節~

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2013年1月16日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第54号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~餃子で年越し、中国ならではの春節~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ
  2)会報誌 「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 (JAN&FEB)発行
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 年末年始に日本に一週間以上いたせいか、上海に戻ってから妙に辛くてスパイシーな味の食べ物が恋しくなりました。中国でも辛い料理が各地に存在しますが、その代表格は内陸の四川、湖南、貴州料理で、古くから「四川人不怕辣、湖南人辣不怕、貴州人怕不辣(四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くとも恐れず、貴州人は辛くないのを恐れる)」といわれるように唐辛子と山椒をふんだんに使った料理が食欲をそそります。
 そのうち特に冬になると食べたくなるのが鴛鴦(おしどり)火鍋で、鶏がらベースの白いスープと、唐辛子とラー油ベースの赤いスープとが仕切りで区切られた火鍋が、上海でも至るところで食されています。この火鍋、別名「重慶(四川)火鍋」とも言われ、四川を代表する料理のひとつにもなっていますが、台湾では「麻辣火鍋」と呼ばれ、台湾人の好みに合ったスープに改良されています。
 たかが一週間で四川料理が恋しくなるとは・・・ますます中国化していく舌に戸惑いながらも半分その変化への抵抗をあきらめている今日この頃です・・・。 
 では、中国市場インサイトメルマガ第54号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~餃子で年越し、中国ならではの春節~

 日本ではお正月が過ぎ、学校の冬休みも終わり、すでに通常の生活モードに戻っていると思いますが、春節を祝う中国ではまさにこれからがお正月モード本番です。今年は2月10日が春節(旧正月)なので、前日の9日(除夕=大晦日)から15日までがお休みとなり、最近、巷では「お正月は実家に帰るの?」という挨拶から会話が始まります。
 台湾含め中国で生活するようになって早15年になりますが、今でも毎年旧暦でお正月の日取りが変わる春節に違和感を覚えながら、その場の空気に流されてまたお正月モードになっていくから不思議です。
 日本のお正月といえば、年越しにそばを食べるのが通例ですが、実は今回実家でそばを年を越す前に食べるべきか、越した後に食べるべきかの話題になりました。実際にネットで調べてみると、どちらという決まりはないようですが、そもそも年越しにそばを食べるようになった理由が、そばが細く長いことから延命・長寿を願ったものであるとする説のほかに、他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味もあるそうで、そういう意味ではやはり大晦日の晩の年越し前に食べるのが正しいのかも知れません。
 一方、中国では延命・長寿を願う意味で誕生日に麺を食べる習慣はありますが、年越しに食べるものといえば麺ではなく餃子です。その由来は十干十二支で時を計っていた時代まで遡るのですが、大晦日の晩に亥の刻から子の刻に変わることを中国語で「交子(jiaozi)」といい、これが「餃子」と同じ発音であるため、年越しに餃子を食べると万事が思い通り順調にいくとされたそうです。
 中国では大晦日になると多くの家庭で午後から家族全員で餃子を作り始め、年越しの瞬間を待つのですが、私の経験では0時になるとまずは花火や爆竹を鳴らし、その後に餃子を食べます。特にお正月に食べる餃子は、なかにひとつだけ小銭(コイン)を入れて包み、この餃子が当たった人は「発財」ということでその1年間は金銭的に恵まれているというおみくじ餃子「咬春」で家中が盛り上がります。
 このお正月に餃子を食べる慣わしですが、餃子の形が清の時代まで使われていた馬蹄銀(貨幣)に似ていることから、財宝を招くという意味も込められていたそうで、日本でも金銀細工師が金粉銀粉を集めるためにそば粉を使用したことから金を集める縁起物であるとする説もあるそうです。
 日中間でお正月を迎える人々の気持ちはいまも昔も変わらないと改めて実感しました。

文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「中国ネット通販最大手「淘宝」トップ店舗徹底研究(11)」
 ~C2Cは小規模経営が多数【経営形態・業務編】
 EC業者の経営形態は、B2Cはもちろん法人格だが、C2Cは個人と法人が入り混じっている。藍色印象と蓉蓉部落は法人だが、紅磨坊と中広時尚主流は個人形態といった具合だ。このうち、藍色印象は卸売ち小売の営業ライセンスを保有している。各業者はいずれも当初はアルバイト感覚でスタートし、経営が軌道に乗ってきたところで専業化してきた……
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「コアコンピタンスと現地化、中国事業のキーワード」
 ~外資企業の優等生のKFC、減速のワケは?
 ファストフード大手のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が「速成鶏」問題で足元をすくわれている。経営母体のヤム・ブランズは12年10~12月期の中国事業の既存店売上高が前年同期比で6%減になったもようと発表。同社は12年11月30日に同期で4%減収の見通しを出していたが、これを上回る減収ペースになってしまったことになる。中国での成功企業と言われてきたKFCが事業の曲がり角を迎えたとの声も出てきた……
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「中国人の顕著な海外ブランド志向」
 ~中国ブランドはスルーされる運命?
 地元ブランドに目向きもしない中国人消費者がますます増えている。元々根強い海外ブランド志向や海外旅行ブーム、人民元レートの上昇などが重なり、中間層から富裕層の間で特のその傾向が強い。中国人のぜいたく品消費のうち、実に6割が海外での購入によるものだったというデータもある。中国にはなかなか入ってこない海外製ブランド品を手に入れることがステータスにもなりつつある……
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「中国ネット通販最大手「淘宝」トップ店舗徹底研究(10)」
 ~写真やモデル活用で商品アピール【サイト運営編】
 販売量を増やすためにはどのような工夫が必要だろうか。まずはサイトの効果的な見せ方を研究するのが鉄則だ。中国のECサイトでよく見られるように、写真を大きくアップし、デザイン性を高め、消費者に視覚的インパクトを与えることが重要である。また、整ったテンプレートを活用し、サイト外観と専門性を高めることも必須。何はともあれ「見た目」から、と言ったところだろうか……
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お知らせ
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1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ【会員限定、参加無料】
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 キャスト中国ビジネス会員様限定 新春セミナー&交流会 

 「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
        2月7日(木)東京  2月22日(金)上海
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激動した昨年の日中関係……日本企業の中国ビジネスも変革期を迎えつつあります。そこで、新年を迎えるにあたり、キャストでは、日頃から「キャスト中国ビジネス」をご愛用いただいている会員企業の皆さまに、年初の中国ビジネスのスタートダッシュと安定運営のために、会員企業様限定の「セミナー&交流会」を、昨年に引続き企画いたしました。

セミナーでは、キャストグループ代表の村尾龍雄弁護士が、「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」と題して、最新の法的・実務的観点を交えて、2013年度の動向を読み解きます。

会員企業1社につき、2名様まで無料にてご参加いただけます。
是非ともこの機会をご活用いただきたく、皆さまのご参集をお待ちしております。

■日程と会場  
東京:2013年2月7日(木) 14:00~17:30(受付13:30)  ベルサール三田 Room3
上海:2013年2月22日(金) 14:00~17:30(受付13:30)  錦江飯店 錦北楼11階錦江庁 

■定員 各会場 30名

■ご参加資格
「キャスト中国ビジネス」
 フル会員・法令会員・Q&A会員様・中国マーケティングEC会員

■スケジュール
   14:00~15:30 セミナー
     「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
       講師:弁護士法人キャスト 代表弁護士 村尾龍雄

   15:45~17:30交流会
     軽食をご用意しております。 キャストの専門家陣もご挨拶させていただきます。

   17:30 終了予定

詳細、お申込はこちらから↓↓  
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=83

2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 発行

 会報誌Vol.3(2013 JAN&FEB)は、前号の続編として巻頭で「『ワトソンズ』徹底研究」(後編)」を特集記事とし、中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンの商品戦略、日系メーカーの進出余地、納入時の費用や流通戦略について、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。また都市別レポートではイトーヨーカドーや伊勢丹が進出している成都と天津を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。


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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.3  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・香港系ドラッグストア「ワトソンズ」徹底研究(後編)
 1000店舗展開の大規模チェーンを「解剖」する

【都市別レポート】
・成都 ~中国中西部の雄、歴史と経済の中枢~
 買い物好きでトレンドにも敏感、あなどれない消費意欲と消費力
・天津 ~多元構成で拡大し続ける消費市場~
 世界的高級ブランドに加え、伊勢丹やヤマダ電機も進出

【マーケティング】
・ステータスを追求し、ご褒美消費も活発なニューリッチ層
・小売各社に共通する「水土不服」「優位性の喪失」「業務の単一化」
・天猫がB2Cシェア50%超、B2Bは小売市場と連携も

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