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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第56号】~ユニクロ出店が目安?地方都市の進出基準~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
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2013年1月30日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第56号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~ユニクロ出店が目安?地方都市の進出基準~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ
  2)会報誌 「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 (JAN&FEB)発行
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 本日の夜、弊社上海現法の忘年会が開催されます。もうお正月から約1ヶ月が経とうかという時期になぜ「忘年会?」という感じですが、ご存知のとおり、中国では2月10日の春節(旧正月)を控え年末ムードが盛り上がってきています。
 この「忘年会」ですが、起源を辿ると、鎌倉時代に「としわすれ」といって年末に連歌(和歌などをつなげて詠うもの)を詠う行事があったそうで、現在の形は江戸時代ごろに確立されたそうです。
 中国でも春節前に「一年の労をねぎらい、杯を酌み交わす」ということで会社の同僚や友人と食事をするのですが、中国では「忘年会」とはいわず、「年会」や「尾牙」といわれ、食事をしながら各種賞品や現金が当たるくじ引き大会などが開催され大賑わいとなります。賞品ならまだしも現金が当たるというのがいかにも中国らしいのですが・・・
 では、中国市場インサイトメルマガ第56号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~ユニクロ出店が目安?地方都市の進出基準~

 先週東京でクライアントとお会いしている際に、中国でのビジネス展開がこれまでの沿岸部を中心とした一線級や二線級の大都市から、三線級からさらには四線級までを含む中小都市をいかに攻略するかの時代に入ったという話になりました。
 中国では、経済規模や商業的な視点から都市や地域を一線級、二線級、三線級と区分されることが多く、特に決まった定義やルールがあるわけではないのですが、上海、北京、天津、広州などいわゆる都会で消費も盛んな都市を一線級、南京や瀋陽など省都を中心に地方の中核都市を二線級、その二線級から規模的に劣る地方都市を三線級、またさらには四線級と続いていきます。
 そこで、成長著しい三四線級都市の状況について、地理的には江蘇省や安徽省と隣接する太湖の南岸に位置する浙江省の湖州市の様子について現地に住む友人に聞いてみました。湖州市は近年、上海から車で1時間という利便さから工場を建設する日本企業も増えていると聞いたことがありますが、太湖湖畔の観光地としても最近特に開発が進んでいます。
 湖州でも他の地方都市同様に一部のリッチ層が出現してきており、特に公務員や国営関連企業の経営層は高い消費力を有し、海外の高級ブランドに対するニーズが高まっています。しかし、現地の主な商業施設といえば地元浙江省のローカル百貨店である天虹百貨くらいで、結局のところ、皆、杭州や上海まで出向いてショッピングをしているとのことです。
 店頭で並ぶ商品も、中国のローカルブランドがメインで海外ブランドはほとんどなく、化粧品やパーソナルケアなどの日用品なども、日系含むミドルエンド以上のブランドは市内に2店舗あるワトソンズくらいだそうです。友人いわく、若年層も最近はブランド意識が高まっており、外資系ブランドに対するニーズも高いとのことで、ワトソンズの販売状況も好調とのことです。
 ただこのように市場として潜在性を秘めた三四線級都市の重要性が高まっていることは百も承知だが、実際に「ではどこで?」となると数もたくさんあり、そんなに簡単に決められないのも事実です。これまで取引のある代理店の強いところ、関係者と所縁のあるところ、さらには姉妹都市など色んな理由が挙げられますが、ひとつの進出基準のヒントとしてユニクロが出店したところというのも「アリ」だと思います。
 実際にブルガリなど高級ブランド企業も最大手のルイヴィトンが進出した都市を出店候補地に挙げるほどで、ユニクロもいまや「優衣庫」として中国国内に広くブランドが浸透し、ポジショニングやイメージを高めたい各地の商業施設から積極的な出店のアプローチが来て多くの情報が集まっていることがうかがえます。もちろんユニクロと商品カテゴリが異なる企業も多いとは思いますが、膨大な数ある三四線級都市の中からターゲット都市をスクリーニングする判断材料のひとつとしてぜひ参考にしてみてください。

文責:コンサルタント 大亀浩介
バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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新着コンテンツ一覧
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「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場(2)」
 ~世界のトップブランド、中国での「序列」は?
 中国における奢侈品ブランドのポジショニングは、第1グループがルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス、グッチ、カルティエ、プラダ、エルメネジルド・ゼニア、クリスチャン・ディオールとなる。続いて、D&G、バーバリー、フェラガモ、セリーヌ、ブルガリなどが第2グループを形成。このほか、ユニクロやH&M、ZARAなどのファストファッションから、韓国、香港、台湾系、さらには中国のローカルブランドが存在する……
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「スーパー躍進の背景は?」
 ~生活に密着、イオンやパークソンの中小型スーパー
 中国で中小型の食品スーパーが注目を集めている。これまで中国では「大売場」と呼ばれるハイパーマーケットが市場の中心だったが、企業側の費用対効果の観点や、消費者側の簡便性や商品の新鮮さをより求める嗜好の変化に伴い、ここに来て新たなマーケットが育ちつつある。外資系を中心に、日本でよく見られる食品スーパーが躍進中だ……
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「2013年は中国のO2O元年に」
 ~大衆点評網が乗り出すオープンソース化
 口コミサイト大手の大衆点評網が1月21日にオープンソース化を発表した。この動きは、中国でも注目され始めた「O2O(オンラインtoオフライン)」戦略の一環とされている。現地では、メッセンジャーの微信や中国版ツイッターとされる微博(ウェイボー)を交え、B2CとO2O市場の競争が激しくなるとの見方が出てきた……
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「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場(1)」
 ~世界No.1の奢侈品市場に躍り出る中国
 中国が世界の奢侈品市場の中心に躍り出ている。奢侈品消費者は2010年時点で2億5000万人と推定され、上海には1000万元(約1億3000万円)以上の資産家が13万人いるとされる。消費者の73%は45歳未満と年齢層が比較的若いことが特徴だ。この巨大かつ潜在性のある市場をめぐり、世界的な著名ブランド各社が中国に進出し、激しい市場競争を繰り広げている……
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お知らせ
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1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ【会員限定、参加無料】
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 キャスト中国ビジネス会員様限定 新春セミナー&交流会 

 「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
        2月7日(木)東京  2月22日(金)上海
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激動した昨年の日中関係……日本企業の中国ビジネスも変革期を迎えつつあります。そこで、新年を迎えるにあたり、キャストでは、日頃から「キャスト中国ビジネス」をご愛用いただいている会員企業の皆さまに、年初の中国ビジネスのスタートダッシュと安定運営のために、会員企業様限定の「セミナー&交流会」を、昨年に引続き企画いたしました。

セミナーでは、キャストグループ代表の村尾龍雄弁護士が、「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」と題して、最新の法的・実務的観点を交えて、2013年度の動向を読み解きます。

会員企業1社につき、2名様まで無料にてご参加いただけます。
是非ともこの機会をご活用いただきたく、皆さまのご参集をお待ちしております。

■日程と会場  
東京:2013年2月7日(木) 14:00~17:30(受付13:30)  ベルサール三田 Room3
上海:2013年2月22日(金) 14:00~17:30(受付13:30)  錦江飯店 錦北楼11階錦江庁 

■定員 各会場 30名

■ご参加資格
「キャスト中国ビジネス」
 フル会員・法令会員・Q&A会員様・中国マーケティングEC会員

■スケジュール
   14:00~15:30 セミナー
     「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
       講師:弁護士法人キャスト 代表弁護士 村尾龍雄
   15:45~17:30交流会
     軽食をご用意しております。 キャストの専門家陣もご挨拶させていただきます。
   17:30 終了予定

詳細、お申込はこちらから↓↓  
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=83

2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 発行

 会報誌Vol.3(2013 JAN&FEB)は、前号の続編として巻頭で「『ワトソンズ』徹底研究」(後編)」を特集記事とし、中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンの商品戦略、日系メーカーの進出余地、納入時の費用や流通戦略について、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。また都市別レポートではイトーヨーカドーや伊勢丹が進出している成都と天津を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.3  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・香港系ドラッグストア「ワトソンズ」徹底研究(後編)
 1000店舗展開の大規模チェーンを「解剖」する

【都市別レポート】
・成都 ~中国中西部の雄、歴史と経済の中枢~
 買い物好きでトレンドにも敏感、あなどれない消費意欲と消費力
・天津 ~多元構成で拡大し続ける消費市場~
 世界的高級ブランドに加え、伊勢丹やヤマダ電機も進出

【マーケティング】
・ステータスを追求し、ご褒美消費も活発なニューリッチ層
・小売各社に共通する「水土不服」「優位性の喪失」「業務の単一化」
・天猫がB2Cシェア50%超、B2Bは小売市場と連携も

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