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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第57号】~深刻な大気汚染問題、今こそ日本企業の強みを~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース 
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2013年2月6日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第57号】 
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【目次】
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~深刻な大気汚染問題、今こそ日本企業の強みを~
 2.新着コンテンツ一覧
 3.お知らせ
  1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ
  2)会報誌 「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 (JAN&FEB)発行
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 中国北部の大気汚染が上海だけでなく、海を渡り九州はじめ西日本にも及び、瞬間的に通常よりも高い汚染濃度の値が観測されているようです。黄砂ならまだしも・・・という感じですが、改めて日本と中国は隣国なんだなあと実感します。
 先々週末に日本から上海に戻ってくる際、東京上空は快晴で、飛行機から伊豆半島や静岡あたりまではっきりと見ることができました。ところが、上海に近づくにつれ、外の景色が真っ白になったのですが、その白さが単に雲や霧によるものとは明らかに異なる、ある種異様な白さに覆われ、不気味に感じました。
 確かに最近ずっと風邪ではないのですが喉がいがらっぽい症状が続いているので、気のせいかもしれませんが、今週末から春節休暇にかけて日本へ帰国するので、お医者さんに診てもらおうと思います。 
 では、中国市場インサイトメルマガ第57号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~深刻な大気汚染問題、今こそ日本企業の強みを~

 北京を中心に大気汚染が深刻化しています。石炭による火力発電や自動車の排ガスなどに含まれる硫黄酸化物を原因とする直径2.5マイクロメートル以下の微粒子状物質(PM2.5)の大気濃度が高まり、住民の健康に多大な影響を及ぼしています。北京への出張から戻られたクライアントも、「本当に空が真っ白だった」と言っていました。
 今回、特に被害が拡大した背景に、もちろん、近郊の化学工場や自動車保有台数の増加という恒常的な要因もあるかもしれませんが、この冬は北部を中心に特に厳冬で、セントラルヒーティング設備が備わった各住居に熱を供給するための石炭需要が上昇したことも挙げられるそうです。
 北京から遠く離れた上海でも、政府の発表によると、1月16日にPM2.5の観測値が242ug/立方メートル(5級・重度汚染)に達しました。娘が通う上海日本人学校虹橋校でも、PM2.5濃度が101を超えた場合には、屋外での体育の授業や遊びを禁止するという通知が出ました。北京など大気汚染の著しい地域に家族帯同で赴任されている方々にとっては、気苦労が絶えないと思います。
 今回の深刻な大気汚染は、昨年11月に発足したばかりの習近平新政権に対して、これまで経済発展優先の陰に置き去りにされた環境問題の対策に本腰を入れるよう迫ってきているとも見て取れます。こうしたなか、2011年に屋外の幹線道路脇に設置して主に自動車から排出される窒素酸化物(NOx)濃度を下げる大気浄化装置メーカーの中国進出に関する調査をしたことを思い出しました。
 当時も自動車保有台数が上昇していくトレンドのなか、政府から「第12次5カ年計画(2011~15年)」期間に、アンモニア態窒素とNOxの総量を規制していくということで、火力発電及び交通運輸(自動車)分野を中心に、NOx排出総量を2010年比で10%削減するという発表があり、いよいよ政府が大気汚染対策を本格化するのではという予測のもと、進出機会を伺うというものでした。
 実際には各都市の政府関係者からもその装置に対して高評価を得ながらも日本製品なので価格が高いのではという印象が強く、また中国に存在しない製品であることから認知に時間がかかるなどから、まだ残念ながら本格進出には至っていません。しかし、今回の北京を中心とする大気汚染問題を機に、政府のみだけでなく人民からの環境改善要求が高まることは必至で、環境にやさしい技術や製品を得意とする日本企業が改めてクローズアップされるかもしれません。
 反日により“抵製日貨”(日本商品不買)がネットを中心に叫ばれましたが、今後は「エコ、安全、安心」をキーワードに日本のエコ技術や製品がさらに知れ渡り、逆に“接受日貨”(日本商品受入)になればと密かに願っています。

文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「江蘇省でもトップクラス、消費にどん欲な無錫(1)」
 ~無錫の活力の源~中山路崇安寺商圏~
 無錫の消費力は、裕福な江蘇省の中でも一、二を争うほどである。2011年の小売総額は2122億7200万元で、前年比17.3%増だった。これは、全国の大中都市中で第14位、長江デルタ16都市の中で第5位の規模である。1人当たりでは3万3136元となるが、この数字は南京や蘇州より遥かに高く、江蘇省で1位。無錫人の消費に対する積極的な態度をうかがい知ることができよう……
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「2012年中国の自治体別GDP成長率」
 ~GDP成長率は天津が全国一、内陸部の伸びも目立つ
 中国の各自治体の2012年GDPデータが出そろった。31の省・自治区・直轄市のGDP成長率を見ると、天津市が前年比13.8%増と全国一。天津市はこれで、3年連続で成長率No.1となった。2位は重慶市と貴州省が並び、いずれも13.6%増となっている……
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「変わりゆくケータイコミュニケーション」
 ~SMSは時代遅れ?IM普及で存在感が低下
 中国において携帯電話でのコミュニケーション方法と言えば、音声通話はもちろん、SMS(ショート・メッセージ・サービス)が主流である。ただ、その通信量の伸びが減速している。2012年のSMS送受信数は8973億1000万通で、前年比増加率は2.1%にとどまり、ここ4年間で最低の伸び率だった。携帯電話ユーザーは11%増えたが、新規ユーザーのSMS離れや、スマートフォン(スマホ)ユーザーが微信などのメッセンジャーアプリなどに流れている影響もあるようだ……
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「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場(3)」
 ~若い世代が奢侈品消費者の中心に
 中国の奢侈品消費者は2010年時点で2億5000万人と推定されている。その特徴は年齢層が比較的低いことで、45歳未満が実に73%を占めている。そのうち18歳から34歳が45%で、日本の37%、英国の28%と比べても若い世代が好んで奢侈品を購入していることがうかがえる。また、上海には総資産1000万元(約1億3000万円)以上の富裕層が13万人いるとされる……
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お知らせ
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1)2013年新春会員セミナー&交流会開催のお知らせ【会員限定、参加無料】
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 キャスト中国ビジネス会員様限定 新春セミナー&交流会 

 「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
        2月7日(木)東京  2月22日(金)上海
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激動した昨年の日中関係……日本企業の中国ビジネスも変革期を迎えつつあります。そこで、新年を迎えるにあたり、キャストでは、日頃から「キャスト中国ビジネス」をご愛用いただいている会員企業の皆さまに、年初の中国ビジネスのスタートダッシュと安定運営のために、会員企業様限定の「セミナー&交流会」を、昨年に引続き企画いたしました。

セミナーでは、キャストグループ代表の村尾龍雄弁護士が、「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」と題して、最新の法的・実務的観点を交えて、2013年度の動向を読み解きます。

会員企業1社につき、2名様まで無料にてご参加いただけます。
是非ともこの機会をご活用いただきたく、皆さまのご参集をお待ちしております。

■日程と会場  
東京:2013年2月7日(木) 14:00~17:30(受付13:30)  ベルサール三田 Room3
上海:2013年2月22日(金) 14:00~17:30(受付13:30)  錦江飯店 錦北楼11階錦江庁 

■定員 各会場 30名

■ご参加資格
「キャスト中国ビジネス」
 フル会員・法令会員・Q&A会員様・中国マーケティングEC会員

■スケジュール
   14:00~15:30 セミナー
     「激動の中国ビジネス~2013年変革期への対応戦略」
       講師:弁護士法人キャスト 代表弁護士 村尾龍雄
   15:45~17:30交流会
     軽食をご用意しております。 キャストの専門家陣もご挨拶させていただきます。
   17:30 終了予定

詳細、お申込はこちらから↓↓  
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=ECNews&Cmd=DataList&Action=Detail&ECid=83

2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」Vol.3 発行

 会報誌Vol.3(2013 JAN&FEB)は、前号の続編として巻頭で「『ワトソンズ』徹底研究」(後編)」を特集記事とし、中国最大手の香港系ドラッグストアチェーンの商品戦略、日系メーカーの進出余地、納入時の費用や流通戦略について、同社の関係者からヒアリングした結果をレポートしています。また都市別レポートではイトーヨーカドーや伊勢丹が進出している成都と天津を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.3  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・香港系ドラッグストア「ワトソンズ」徹底研究(後編)
 1000店舗展開の大規模チェーンを「解剖」する

【都市別レポート】
・成都 ~中国中西部の雄、歴史と経済の中枢~
 買い物好きでトレンドにも敏感、あなどれない消費意欲と消費力
・天津 ~多元構成で拡大し続ける消費市場~
 世界的高級ブランドに加え、伊勢丹やヤマダ電機も進出

【マーケティング】
・ステータスを追求し、ご褒美消費も活発なニューリッチ層
・小売各社に共通する「水土不服」「優位性の喪失」「業務の単一化」
・天猫がB2Cシェア50%超、B2Bは小売市場と連携も

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【中国マーケティングEC会員コース クイックリンク】
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