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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第71号】~常温ビールとグラスコロナと偽装肉~

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2013年5月15日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第71号】 
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
     ~常温ビールとグラスコロナと偽装肉~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 (MAY & JUN)発行
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 日経MJ(流通新聞)で私のコラム「中国&アジア商売見聞録」が先週金曜日(5月10日)からスタートしました。掲載は隔週金曜日で次回は24日を予定しています。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えできればと思っています。
 第一回は「店頭から消えた鶏肉」ということで、鳥インフルエンザ(H7N9型)の影響でスーパーや市場から鶏肉が消え、レストランでも鶏肉料理がなくなったことをお伝えしました。私は個人的に鶏肉が大好きなので、毎日の食事になにを食べようかと困っていたのですが、上海市では先日直近20日間に新たな感染例が出なかった理由により一旦管理を常態化させるという発表がありました。
 これにより、ひとまずは安心して鶏肉料理にありつけるようになったわけですが、8歳の娘は依然として鶏肉と卵料理を口にしません。心から安心して食事できるように早くなってほしいですね。
 では、中国市場インサイトメルマガ第71号をお送りいたします。

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」
 ~常温ビールとグラスコロナと偽装肉~

 中国で生活すると、日本で当たり前と思っていることが通用しないことが多々あります。先日、浙江省の杭州に行ったときのこと。気温30℃を超える炎天下のなか、市内の「南宋御街」という古い町並みを再現したお洒落な観光スポットに行ってきました。
 お昼時にレストランに入り、まずは「ビールを。冷たいので!!」と注文。ところが、ウエイトレスの答えに唖然としてしまいました。「すみません。常温のものしかありません」……。真冬ならまだしも、真夏日にもかかわらず常温ビールとは。席に座ったものの、お断りして店を出てしまいました。
 それでもビールが飲みたかったので、輸入ビールを数多く扱う別のお店に入りました。ここで頼んだのはメキシコのコロナビールですが、何とギネスのロゴが入った大きなグラスに注がれて出てきました。コロナと言えば薄くスライスしたライムかレモンを入れて瓶のまま飲むものと思っていたのですが……。
 こうしたエピソードはまだほのぼのとして可愛らしいのですが、最近中国では日本の常識では考えられないショッキングなニュースが話題になっています。日本でも報じられた偽装肉事件です。ネズミの肉を羊肉に偽装した食品犯罪が2010件摘発され、そのうち382件は偽装肉のほかに病死肉、有毒有害肉製品も販売していたということ。関係者3576人が逮捕・拘束されました。
 中国人の友人は、ネズミを飼育してそれを精肉するほうが羊よりもコストがかかるのでは、と不思議がっていましたが、ネズミのほかにミンクやキツネなどを混ぜ、それにゼラチン、コニチール色素、硝酸カリウムなどを加えて羊肉に偽装していたようです。火鍋チェーンの「小肥羊」や「澳門豆撈」でもその身元不明の羊肉が仕入れられていたことが発覚しています。
 上海に限らず、中国の道端では至るところで「焼烤」と呼ばれる串焼きを炭火で焼く屋台があります。ここではビール片手に「羊肉串」をほおばる光景がよくみられます。この羊肉もネズミの肉だったのかもしれないと思うと、屋台を見る度に気が重くなってしまいます。
 鳥インフルエンザで鶏肉も一時期食べられなくなり、豚肉や牛肉も「ひょっとしてこれも」とつい怪しんでしまいます。こうなってくると、最後の頼みの綱はカエルのみなのでしょうか……。いずれにせよ、安全で安心な食というテーマは日本企業にとってもチャンスになりうるとしみじみ感じます。 

文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「2012年中国ネット通販市場(CNNIC)(1)」
 ~ネット通販の年間消費額は平均5203元
CNNIC(中国インターネット情報センター)がまとめた「2012年中国インターネットショッピング市場研究報告」によると、12年の中国ネット通販市場は前年比66.5%増の1兆2594億元となった。11年は44.6%の成長だったが、それを上回るスピードで成長を遂げた。社会消費品小売総額に占める割合は6.1%だった……
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「「リツイート世代」が今後躍進?注目高まる「90後」(3)」
 ~評価や口コミを重視、最後に重要なのは「自分」
「90後」の消費性向やライフスタイルにはどのような特徴があるのだろうか。まずは何をおいても「検索」というのが習慣になっている。検索サイトを用いるだけでなく、SNSや微博などでの評価や口コミを重視する。独創的な考えを持つ同世代だが、他者の評価や社会のトレンドについても敏感に反応するようだ……
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「「リツイート世代」が今後躍進?注目高まる「90後」(2)」
 ~口コミマーケティングが浸透しやすい「90後」
「90後」はデジタル世代の申し子だ。幼少期からPCやインターネットに親しんでおり、情報収集や発信は手元の端末で事足りてしまう。しかしながら、情報の信頼度という観点からは新聞が一番で、インターネットは最下位という結果になった。ネット情報は玉石混合で、デマもあるということを最もよく理解しているからなのだろうか。ネットリテラシーが高いというのもこの世代の特徴だろう……
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「「リツイート世代」が今後躍進?注目高まる「90後」(1)」
 ~思考は独創的・消費は現実的、「90後」の特徴
中国の消費動向を見る際、消費者のセグメントとして「80後(バーリンホウ)」、つまり1980年代生まれの世代が話題になって久しい。これに加え、今注目されているもう一つの世代がある。その名も「90後(ジウリンホウ)」。80後よりさらに若い、1990年代生まれの若者だ。年齢でいうと14~23歳となる……
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お知らせ
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 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 発行
 会報誌Vol.5(2013 MAY & JUN)は、巻頭で「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場」を特集記事とし、世界トップブランド企業2社のインタビューを通して、中国奢侈品市場の実態とそれに対してどのようなアプローチ及び販売戦略を取っているかレポートしています。また都市別レポートでは奢侈品市場の売上が5本指に入る遼寧省の省都・瀋陽と太湖南岸に位置し上海から車で1時間強の利便性を兼ね備えた都市として急成長する、浙江省・湖州を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.5  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場
 世界トップブランドに学ぶ中国市場攻略法
【都市別レポート】
・湖州 ~上海の裏庭、こじんまりと美しく潜在力を秘めた都市
 計画的な発展と強い地元愛
・瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市
 日系企業も数多く進出、商業の中心は太源街
【マーケティング】
・微信の「タダ乗り」に待った!通信キャリアの主張
・ネーミングは欧米風、実は中国企業?
・高級ブランドに変調?販売不振の背景とは
・1.7億台まで拡大、中国スマホ市場
・ネットで化粧品、12年は576億元規模
・「第一婦人style」で国産ブランドが脚光

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