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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第73号】~中国にないモノを求める中国人観光客~

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2013年5月29日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第73号】 
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第73回)
     ~中国にないモノを求める中国人観光客~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 (MAY & JUN)発行
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
    「巨頭去り、ECの新たな旅」(2012年5月24日付け)
 
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週末、社員旅行で沖縄に行ってきました。私にとっては今回が沖縄初上陸。海ぶどう、島らっきょう、ミミガー(豚の耳皮)、ラフテー(豚の角煮)、沖縄そば、オリオンビール、泡盛など沖縄ならではの料理を堪能してきました。味付けもどちらかというと日本よりも台湾に近く、特にラフテーや沖縄そばは台湾でよく食べた控肉と陽春麺によく似ていました。
 ちなみに沖縄そばのほかにソーキそばというそばもあるのですが、この二つの違いはご存知でしょうか?私は沖縄に行くまで「沖縄そば=ソーキそば」と思っていました。これら二つの違いは具材で、前者には豚の三枚肉が、後者には豚の骨付き肉がそれぞれ入っているのです。
 すでに梅雨入りしている沖縄はあいにくの空模様。ゴルフも雨、風、太陽と荒れた天候でしたが、スコアも同様に荒れ荒れで…。
 では、中国市場インサイトメルマガ第73号をお送りいたします。
 
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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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コラム 
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第73回)
 ~中国にないモノを求める中国人観光客~
 
 先週末の社員旅行で、初めて沖縄を訪れました。総勢約70人が中国の各拠点から2班に分かれて沖縄に集合。初めての海外経験者もいて、パスポートやビザ申請などでてんやわんやでしたが、何とか無事行程を終了しました。
 今回、中国人スタッフとの旅行を通じて、改めてその購買力に目を見張りました。那覇から上海への帰り便では皆、大きなスーツケースのほかにお土産でパンパンになった機内持ち込みの荷物を抱えていました。
 話を聞くと、観光はそっちのけで、国際通り、DFSギャラリア、北谷町美浜のアメリカンビレッジで買い物を堪能したとのこと。特にアメリカンビレッジ内のダイコクドラッグが一番のお気に入りだったそうで、化粧品、スキンケア、医薬品などを大量に購入。自分用以外にも、家族や友人から頼まれたものも含まれているそうです。中国人観光客の買い物需要は1名分ではなく、必然的に2~3倍でカウントされるのではないでしょうか。
 沖縄県・財団法人沖縄観光コンベンションビューローが発表した「平成22年度銀聯カード活用中国人観光客購買行動調査」(平成23年5月)によると、中国人観光客の沖縄旅行の観光予算総額は約2万元。そのうち、旅費・宿泊費を除く現地での観光予算総額は約1万3000元(約21万円)です。すでに荷物が一杯なのに空港の免税店で最後の買い物に勤しむ中国人スタッフの姿を見ていると、この予算にも納得しました。
 昨年の反日騒動以降、中国人観光客が急減し、今でもその傾向は続いています。東南アジアなどからの観光客が増え、中国人の減少分を穴埋めしているとの報道もありました。しかし、この中国人観光客の消費意欲を目の当たりにすると、このまま政治や感情問題を理由にして見過ごしていいものかと、改めて実感しました。
 その意味において、沖縄の役割は特に重要だと思います。2011年7月から、沖縄経由(1泊必須)で入国すれば3年間の観光マルチビザが発給されるようになり、観光の簡便性が増しました。中国から近いという地理的利点もあります。沖縄のエメラルドグリーンに輝くきれいな海や美ら海水族館のジンベエザメなど、特に海を見たことのない内陸部の中国人の心に響くでしょう。
 中国人スタッフは必死に買物する理由として「中国では売っていないから。あっても割高だから」と語っていました。日本に来る前にネットや口コミで入念に情報を収集済み。自国では入手しづらいからこそ欲しいという中国人の深層心理を逆手に取り、さまざまな情報発信力を高めることが今後の観光と消費発展のカギになるのではないでしょうか。
 
文責:コンサルタント 大亀浩介
 
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新着コンテンツ一覧
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「温州(1)~「老板」が奢侈品消費を引っ張る商業都市~」
 ~可処分所得は省都に匹敵する「温州商人」の街
 温州は浙江省南部に位置し、比較的温暖な気候に恵まれた一大都市である。浙南(浙江省南部)地域における最大の都市で、経済の中心地。「温州商人」という言葉が示すように、商業の町として知られ、バッグ・鞄や靴、アパレル、家具、小型家電などの製造業が盛んな地である……
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「中国奢侈品市場は過熱気味?クールダウン中?」
 ~待たれる中間層の拡大と奢侈品市場の将来
 中国の奢侈品市場は急速に拡大している一方、足元では消費不振や習近平国家主席による「倹約令」により成長が鈍化していると言われる。この現状をどう捉えればいいのだろうか。専門家の意見をまとめると、現在は所得向上や中間層拡大などのキーワードで語られるように消費性向や消費者層の過渡期に当たるという。富裕層に続く次の層の出現が奢侈品市場のさらなる成長の起爆剤になりそうだ……
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「拡大中のモバイルネット市場」
 ~モバイルECとマーケティングが成長分野
 iResearchのまとめによると、中国のモバイルインターネット市場の規模は2013年1~3月期において204億2000万元となった。前年同期比では75.4%の成長。四半期ベースでの市場規模はここ2年間で約4倍に拡大した。同市場は、前四半期比では10%前後の成長に落ち着いているため、爆発的な市場拡大から安定的な成長に変化しつつある段階と言える……
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「ハイパーマーケットは過去のモノなのか」
 ~テスコの店舗縮小、中国の小売業態の変化
 英系小売大手のテスコ(楽購)の中国市場における苦戦が続いている。各地で店舗閉鎖が相次ぎ、中国企業からの出資観測も浮上。市場の中心がハイパーマーケットからスーパーマーケットへ移りつつある中、その変化に機動的に対応できていない現状があるようだ……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 発行
 
 会報誌Vol.5(2013 MAY & JUN)は、巻頭で「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場」を特集記事とし、世界トップブランド企業2社のインタビューを通して、中国奢侈品市場の実態とそれに対してどのようなアプローチ及び販売戦略を取っているかレポートしています。また都市別レポートでは奢侈品市場の売上が5本指に入る遼寧省の省都・瀋陽と太湖南岸に位置し上海から車で1時間強の利便性を兼ね備えた都市として急成長する、浙江省・湖州を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
 
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.5  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場
 世界トップブランドに学ぶ中国市場攻略法
 
【都市別レポート】
・湖州 ~上海の裏庭、こじんまりと美しく潜在力を秘めた都市
 計画的な発展と強い地元愛
・瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市
 日系企業も数多く進出、商業の中心は太源街
 
【マーケティング】
・微信の「タダ乗り」に待った!通信キャリアの主張
・ネーミングは欧米風、実は中国企業?
・高級ブランドに変調?販売不振の背景とは
・1.7億台まで拡大、中国スマホ市場
・ネットで化粧品、12年は576億元規模
・「第一婦人style」で国産ブランドが脚光
 
2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
 
 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」の掲載が5月10日からスタートしました。第二回は「巨頭去り、ECの新たな旅」で、先日創業10周年を祝った淘宝の記念イベントでアリババグループのCEOを辞任した創業者ジャックマー(馬雲)氏について書きました。掲載は隔週金曜日で次回は6月7日を予定しています。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしていきます。
 
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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