中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2013年6月26日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第77号】
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こんにちは。キャストの大亀です。
6月7日に梅雨入りした上海もジメジメと蒸し暑い日が続いています。朝夕はまだ若干涼しくなりますが、日中は気温が30度近くまで上昇し、外を歩いていると汗だくになってしまいます。
暑くなるとほしくなるのが冷えたビール。先日訪れた青島では、道端で出来立ての無濾過生ビールが売られおり、コクのある新鮮な生ビールが手軽に楽しめます。青島ではこうした生ビールをビニール袋に入れてストローで飲むのが夏の風物詩となっていますが、私も初めてこれに挑戦。ジュース感覚で美味しかったのですが、やはりビールはゴクゴクと喉越しを意識しながら飲みたいですね。
上海に戻り、ふらっと立ち寄った台湾系コンビニチェーン「喜士多」。なんと、アサヒビールが一杯(300ml)6元(約100円)で生ビールを販売。コーヒーならまだしも生ビールもコンビニで買えるとは!と上海の商魂に脱帽です。コーヒー用のプラスチックのカップに入った生ビールも、うだるような蒸し暑さの上海で夏の風物詩になるかもですね。
今週のコラムでは先月10周年を迎えた淘宝(タオバオ)の社内の様子や人事評価制度について取り扱いました。では、中国市場インサイトメルマガ第77号をお送りいたします。
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大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』
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【目次】
1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第77回)
~自由闊達な社風もチームワークを重視~
2. 新着コンテンツ一覧
3. お知らせ
1) 8月8日(木)キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料> 開催(東京)
2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 (MAY & JUN)発行
3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
「南京に「日の丸」進出余地」(2012年6月21日付)
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第77回)
~自由闊達な社風もチームワークを重視~
昨年、取引額1兆元(約16兆円)を超え、名実共に世界一のネット通販プラットフォームとなった淘宝(タオバオ)。その淘宝誕生から10周年を迎えた2013年5月10日、運営母体であるアリババグループの本社がある浙江省・杭州で盛大な記念イベントが開催されました。
開催場所は元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が率いる地元サッカーチーム(杭州緑城)の本拠地でもある黄龍体育場。収容人数5万人強のスタジアムに、中国全土から社員及びその家族、関係者含む約4万人が一堂に会しました。場内に設けられた特設ステージでグループ内外の社員や関係者による手作りの歌やダンスなどのパフォーマンスが披露されました。
淘宝がサービスをスタートした10年前の5月10日、中華圏全域で猛威を振るった新型肺炎SARSの感染者が社内で見つかり、地元政府よりビル全体が封鎖される不運に見舞われました。社員は全員自宅勤務を余儀無くされたわけですが、その際に家族のサポートがいかに大事かということを再認識した創業者の馬雲(ジャック・マー)氏はその後、この日をファミリーデーにしました。
当日、イベント前のお昼時にアリババの社員の方に本社内を案内していただきました。社内は子供や老人含む家族連れで一杯。なかにはペットも家族の一員ということで、愛犬を連れてきている社員の方も。家族向けの各種イベントも開催され、社内全体が一大イベント会場に様変わりしていました。
ファミリーデーの関係もあるでしょうが、社内の雰囲気を一言で表すと「自由闊達」。IT企業ではよくある風景ですが、就業時間にもかかわらず卓球に興じるスタッフもいました。各種文房具は必要に応じて自由に使いたい放題。社内に郵便局の出張所もあり、淘宝でオーダーした商品が山のように届いていました。
アリババの人事制度は中国的な価値観を重視。制度や規則だけに頼らず、東西の思想文化を巧妙に折衷。四半期ごとに社全体の到達目標から各部署、チーム、個人とブレークダウンし、それぞれで管理・評価されます。各自に課せられたノルマなどの業績が半分、残り半分はアリババの社訓である「六脉神剣」(客戸第一、団体合作、擁抱変化、誠信、激情、敬業)に照らし合わせて人事査定。つまり、いくら業績がよくても、顧客を重視しているか、チームワークを乱していないか、誠実に対応しているかなども査定対象に含まるそうです。
残業についても、やるかやらないかの議論ではなく、そもそも仕事を終えてないのが問題。よって仕事を終えていればいつ帰宅してもいいという馬氏の思想を反映しているとのこと。社内は椅子の背もたれがオレンジ色で統一され、社全体が明るく活発なイメージを醸し出していました。オレンジはアリババのコーポレートカラーで、社訓の「激情」=情熱(パッション)を表しているそうです。
10周年記念イベントで社長の座が馬氏から後継にバトンタッチされた新生アリババ。自由闊達な社風と独自の人事マネジメントにより、急成長の勢いはまだまだ続くと実感しました。
文責:コンサルタント 大亀浩介
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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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「都市別消費者調査:南京(2)」
~地下鉄アクセスも良好、新街口が南京一の商圏
南京最大の商圏である新街口は市中心部のビジネスエリアに位置している。徳基広場、南京新百、金鷹購物広場、東方商城、大洋百貨、万達商城などミドル~ハイエンド層を意識した百貨店が多い。商業施設が集中していることから「中華第一商圏」の異名を持つ。休日にもなると70万人にも上る買物客や観光客が訪れるほどだ……
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「SUVブームの火付け役、長城汽車の市場戦略(3)」
~「都市型スマートSUV」が高い人気
若者向けのクルマ作りという意味では、11年8月に発売した「哈弗H6」が好例だろう。同車は「都市型スマートSUV」と言われ、発売当初から高い人気を誇っている。CAN-BUS(車内LANのことで、車両内にある電子制御ユニットはこれを使いデータ通信を行う)、音声付GPS機能に加え、ブレーキ・アシスト・システム(BAS)、バックカメラ(バックモニター)も標準装備する……
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「SUVブームの火付け役、長城汽車の市場戦略(2)」
~民族系SUVの強みとは?
長城汽車の前身は1984年に河北省保定市で成立した地方国有企業(当時の社名は長城汽車工業)。しかし、当初から経営が芳しくなく、資金も底をつき、外部から経営者(スポンサー)を探していた。そこで手を挙げたのが現董事長の魏建軍氏。魏氏は父親の資金を借り、年間損失額が200万元超に上るずさんな経営で「瀕死」状態だったこの地方国有企業を買収した……
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「消費者動向調査:南京(1)」
~所得水準が高い人口800万人超の古都・南京
南京は江蘇省の省都で、省の中でも安徽省に近い内陸部に位置する。略称は「寧」(清朝の頃に「江寧」と呼ばれていたことから)で、別名を「金陵」とも言う。酷暑の地として知られ、7月の平均最高気温は35度以上。重慶、武漢と並んで「中国三大かまど」とも呼ばれている……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1) 8月8日(木)キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料> 開催(東京)
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「地産地消」をいかに進めるか?日本製造業にとっての中国マーケティング
~日系メーカーが直面する問題をケーススタディー~
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人件費アップ、労務及び労働ストの問題、円安・人民元高、反日、ASEAN諸国の台頭・・・など日本の製造業にとって、中国でのモノづくりの環境はますます厳しくなってきています。これまで中国で製造したものを日本や中国国内の日系企業向けに販売していればよかった状況から、いかに現地で販売していくかという難しいかじ取りを迫られています。
しかし、いざ中国国内で販売をしていくとなると、どこで?だれに?どうやって?など情報不足の問題に直面するのではないでしょうか?
このような日本製造業の企業様に、実際に中国で販売を伸ばしている他企業がどのように情報を収集し、分析、活用しているかについてご紹介します。また、実際の調査事例をベースに、日系メーカーが直面する問題をケーススタディを用いて解説いたします。
またセミナー終了後に30分程度、コーヒーブレイクしながらのミニ交流会も開催させていただきます。名刺交換や異業種間での交流の場となれば幸いです。ぜひ奮ってご参加ください。
【日時】2013年8月8日(木) 16:00~18:00(受付開始 15:45)
講演:16:00~17:30
ミニ交流会(コーヒーブレイク):17:30~18:00
【会場】田中田村町ビル5F 会議室5C
(東京都港区新橋2-12-15)
http://www.kaigisurunara.jp/download/map_shinbashi.pdf
【講師】キャストコンサルティング取締役 大亀浩介
【参加費】無料
【定員】30名 <事前申込み要、先着順>
【お問い合わせ】キャストコンサルティング セミナー事務局 担当:西村
TEL:03-5405-7860
※お申し込みは下記アドレスのオンライン申込フォームをご利用ください。
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=214
2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 発行
会報誌Vol.5(2013 MAY & JUN)は、巻頭で「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場」を特集記事とし、世界トップブランド企業2社のインタビューを通して、中国奢侈品市場の実態とそれに対してどのようなアプローチ及び販売戦略を取っているかレポートしています。また都市別レポートでは奢侈品市場の売上が5本指に入る遼寧省の省都・瀋陽と太湖南岸に位置し上海から車で1時間強の利便性を兼ね備えた都市として急成長する、浙江省・湖州を取り上げました。
そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.5 もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場
世界トップブランドに学ぶ中国市場攻略法
【都市別レポート】
・湖州 ~上海の裏庭、こじんまりと美しく潜在力を秘めた都市
計画的な発展と強い地元愛
・瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市
日系企業も数多く進出、商業の中心は太源街
【マーケティング】
・微信の「タダ乗り」に待った!通信キャリアの主張
・ネーミングは欧米風、実は中国企業?
・高級ブランドに変調?販売不振の背景とは
・1.7億台まで拡大、中国スマホ市場
・ネットで化粧品、12年は576億元規模
・「第一婦人style」で国産ブランドが脚光
3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」の掲載が5月10日からスタートしました。第四回は「南京に「日の丸」進出余地」で、日本企業にとって歴史的背景から進出を躊躇してしまう南京で日本ブランドや食文化に熱い視線が向けられている実情について書きました。弊サイトの都市別レポート南京編と合わせてご覧ください。
掲載は隔週金曜日で次回は7月12日を予定しています。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしていきます。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。(http://t21.nikkei.co.jp/)
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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