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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第78号】~日々変化する中国社会、紛失物も戻ってくる?~

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2013年7月3日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第78号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 上海にもいよいよ本格的な夏が到来しました。先週まではまだ若干涼しかったのですが、今週に入ってから35℃を超える猛暑が始まり、昨日は38℃まで気温が上昇しました。湿気の多い上海の夏は、外に出るとまるで蒸し風呂のようです。
 道端では子供を目にする機会が増えました。中国ではすでに夏休みがスタート。家族で行きつけのレストランやスポーツジムに行くと、娘に「もう夏休み?」とよく聞かれますが、日本人学校は今月24日まで授業があります。二学期も8月19日からスタートで夏休みは1か月足らず。中国の春節や国慶節などの休日で授業日数が足りないために夏休みの期間を調整せざるをえないのだと思います。
 うだるような暑さのなか、学校に向かう娘に「暑いけど頑張ってね!」というと、「大丈夫。教室のなかは暑くないから…」と。確かに、日本人学校は全教室冷暖房完備でした。私の小学校時代は扇風機の取り合いでしたが・・・時代は変わっていますね!
 今週のコラムでは上海の日々変化する日常について取り扱いました。では、中国市場インサイトメルマガ第78号をお送りいたします。
 
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大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第78回)
     ~日々変化する中国社会、紛失物も戻ってくる?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 8月8日(木)キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料> 開催(東京)
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 (MAY & JUN)発行
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
    「南京に「日の丸」進出余地」(2012年6月21日付)
 
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第78回)
 ~日々変化する中国社会、紛失物も戻ってくる?~
 
 先日、友人と食事をしている際に聞いた心温まるエピソードです。
 友人が週末にゴルフを終え、ラウンド仲間とランチに行きました。しかし、いざお勘定というときに財布が見当たらない。ポケットやカバンなどを手当たり次第に探しましたが見つかりません。もしかして、タクシーから降りる際に交通カードを取り出そうとズボンのポケットに手を入れたときに、するっと滑り落ちたのではと気付いたのも時すでに遅し。乗車したタクシーは当然はるか彼方に行ってしまっていますし、発票などの証拠もなし。覚えているのは「大衆」タクシーの車だったことでした。
 上海駐在もかれこれ7年目に突入した友人。財布は完全に戻らないだろうとあきらめ、クレジットカード会社などに紛失届けの連絡をするなどして、その日の午後を憂鬱な気持ちで過ごしました。
 ところが翌朝、携帯電話に見知らぬ男から電話がかかってきたのです。誰かと思いきや、大衆タクシーの紛失センターから。まずは「財布を落としたか?」と聞かれ、それに答えると財布の中に現金はどのくらい残っていたかなどを質問されたそうです。一通りのやり取りを終えると、すぐに閘北区の紛失センターに取りに来いということでした。
 どうやら、財布の中にあった名刺を見つけて電話してくれたようです。紛失センターでは窓口の男性から「何で早く電話して来ないんだ」と逆に怒られたそうですが、カードはそのままで現金も一銭もなくなっていなかったとのことでした。
 もちろん、この友人のケースはたまたまかもしれません。私もかれこれ上海生活9年になりますが、これまで上海で2回スリ未遂事件を経験しています。1回目は出張帰りのこと。地下鉄を降りてスーツケースを引っ張って歩いていると、後ろで何か気配を感じました。振り返ると、カバンのチャックがすでに半分開いており、危機一髪という感じでした。もう1回は商業施設で人混みの中。背中に抱えていたバッグのチャックを白昼堂々と開けようとしていたのです。いずれも大事には至りませんでしたが、海外では常に気を抜けないと改めて気を引き締めた瞬間でした。
 日本に帰国すると、カフェやレストランなどで場所取りのために荷物を置いたままにしている光景をよく目にします。海外生活が長い身としては違和感を覚えます。しかし先日、上海の新天地にあるスターバックスで、テーブルにアップルのノートパソコンを置いたままお手洗いなのか席を外した中国人女性を目撃しました。1人で来ている客で、隣の席の見知らぬ客に一声かけたのかもしれませんが、大胆な行動になぜかドキドキしてしまいました。
 このような現象は経済発展や生活が豊かになったからなどとの直接的な因果関係はないと思います。しかし、つい数年前までは想像すらできなかった出来事というのも事実。中国の社会も日々変化しているなと実感したエピソードでした。

文責:コンサルタント 大亀浩介
 
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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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「消費者動向調査:南京(4)」
 ~プライベート充実の90后、仕事優先の80后
 仕事については、世代別での思い入れがかなり違うことが分かる。いわゆる「上班族(サラリーマン/OL)」の【85后】は「仕事は仕事」と割り切り、その内容に好き嫌いはないと語ってくれた。日本で言うと「冷めた世代」という言葉が当てはまろう。「モーレツ社員」とは対極を行くポジションである……
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「中国の飲料品・即席麺業界の主要プレーヤー(2)」
 ~ボトルウォーターで躍進中の農夫山泉
 果汁飲料分野(果汁5~39%)では、首位がコカ・コーラ(30.2%)、2位は康師傅(27.7%)だ。康師傅は11年末に米ペプシコの中国飲料事業を買収し、急激にシェアを拡大している。「トロピカーナ」ブランドなどの投入が奏功したようだ。3位の統一(17.9%)はかつての勢いを失っているが、シェア推移を見るとコカ・コーラと逆相関しており、市場を徐々に奪われたことが読み取れる……
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「中国の飲料品・即席麺業界の主要プレーヤー(1)」
 ~飲料品でも強い康師傅、シェア47.8%
 国家統計局の2012年生産量データによると、飲料品ではソフトドリンクが1億3024万トン、ボトルウォーターが5562万トン、炭酸飲料が1311万トンとなっている。ソフトドリンクとボトルウォーターが順調な伸びを示しているのに比べ、炭酸飲料の生産量伸び率は前年比マイナス(1.5%減)となるなど、伸び悩む……
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「消費者動向調査:南京(3)」
 ~ネット利用頻度が高い「80后」「85后」「90后」
 南京で「80后」「85后」「90后」を対象としたインタビューを行った結果、大きな共通点としてインターネットの使用頻度が高いことが分かった。いずれの対象者も、家にいるときの過ごし方としてインターネット閲覧が主と答えてくれた。情報収集はもちろんだが、ネット通販最大手の淘宝(タオバオ)閲覧もメインとなっており、ECの存在感の大きさがうかがわれた……
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お知らせ
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1) 8月8日(木)キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料> 開催(東京)
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「地産地消」をいかに進めるか?日本製造業にとっての中国マーケティング
   ~日系メーカーが直面する問題をケーススタディー~
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  人件費アップ、労務及び労働ストの問題、円安・人民元高、反日、ASEAN諸国の台頭・・・など日本の製造業にとって、中国でのモノづくりの環境はますます厳しくなってきています。これまで中国で製造したものを日本や中国国内の日系企業向けに販売していればよかった状況から、いかに現地で販売していくかという難しいかじ取りを迫られています。
 しかし、いざ中国国内で販売をしていくとなると、どこで?だれに?どうやって?など情報不足の問題に直面するのではないでしょうか?
 このような日本製造業の企業様に、実際に中国で販売を伸ばしている他企業がどのように情報を収集し、分析、活用しているかについてご紹介します。また、実際の調査事例をベースに、日系メーカーが直面する問題をケーススタディを用いて解説いたします。
 またセミナー終了後に30分程度、コーヒーブレイクしながらのミニ交流会も開催させていただきます。名刺交換や異業種間での交流の場となれば幸いです。ぜひ奮ってご参加ください。
 
【日時】2013年8月8日(木) 16:00~18:00(受付開始 15:45)
     講演:16:00~17:30 
     ミニ交流会(コーヒーブレイク):17:30~18:00
【会場】田中田村町ビル5F 会議室5C
【講師】キャストコンサルティング取締役 大亀浩介
【定員】30名 <事前申込み要、先着順>
 
※お申し込みは下記アドレスのオンライン申込フォームをご利用ください。
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=214
 
2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.5 発行
 
 会報誌Vol.5(2013 MAY & JUN)は、巻頭で「ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場」を特集記事とし、世界トップブランド企業2社のインタビューを通して、中国奢侈品市場の実態とそれに対してどのようなアプローチ及び販売戦略を取っているかレポートしています。また都市別レポートでは奢侈品市場の売上が5本指に入る遼寧省の省都・瀋陽と太湖南岸に位置し上海から車で1時間強の利便性を兼ね備えた都市として急成長する、浙江省・湖州を取り上げました。
 そのほか、下記のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
 
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.5  もくじ
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【チャイナ・マーケット・インサイト】
・ブルガリとセリーヌを徹底分析!中国奢侈品市場
 世界トップブランドに学ぶ中国市場攻略法
 
【都市別レポート】
・湖州 ~上海の裏庭、こじんまりと美しく潜在力を秘めた都市
 計画的な発展と強い地元愛
・瀋陽 ~成長の潜在性感じる東北の大都市
 日系企業も数多く進出、商業の中心は太源街
 
【マーケティング】
・微信の「タダ乗り」に待った!通信キャリアの主張
・ネーミングは欧米風、実は中国企業?
・高級ブランドに変調?販売不振の背景とは
・1.7億台まで拡大、中国スマホ市場
・ネットで化粧品、12年は576億元規模
・「第一婦人style」で国産ブランドが脚光
 
3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
 
 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」の掲載が5月10日からスタートしました。第四回は「南京に「日の丸」進出余地」で、日本企業にとって歴史的背景から進出を躊躇してしまう南京で日本ブランドや食文化に熱い視線が向けられている実情について書きました。弊サイトの都市別レポート南京編と合わせてご覧ください。
 掲載は隔週金曜日で次回は7月5日を予定しています。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしていきます。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。(http://t21.nikkei.co.jp/
 
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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