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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第81号】~中国でハイブリッドカーは広まる?~

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2013年7月24日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第81号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」の月刊化第一号が20日に無事発刊となりました。今号から誌面も縦書きのレイアウトに刷新し、サイズも持ち運びやすいよう一回り小さくしています。主に90后と南京の一般家庭訪問から見る消費実態と動向を中心にまとめています。
 早速、次号(9月号)の準備に四川省の成都へ先週末行ってきました。成都の一般家庭訪問を終え、イトーヨーカ堂や新しくオープンした商業施設を見学し、娘を連れて「成都パンダ繁育研究基地」に行ってきました。普段動物園などでは檻に入ったパンダをガラス越しに見るしかないのですが、この研究基地では屋外に檻が設置されています。お昼時で昼寝しているパンダが多かったのですが、なかには鋭い爪を使って木に登り、その重さで枝がしなって折れそうなのにお構いなしのパンダもいました。自然のなかで生き生きとするパンダを目の前にして、娘以上にはしゃいでしまいました。
 今週のコラムでは沖縄でレンタルしたハイブリッド車と中国での今後の可能性について取り扱いました。では、中国市場インサイトメルマガ第81号をお送りいたします。

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大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第81回)
     ~中国でハイブリッドカーは広まる?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) キャスト中国マーケティングセミナー開催 <参加無料>
           8月8日(木)東京、9月5日(木)福岡
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.6 (JUL & AUG)発行
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
          「「日本発」あえて隠し実利」(2013年7月19日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第81回)
 ~中国でハイブリッドカーは広まる?~

 先日、沖縄でトヨタのハイブリッドカー、アクアをレンタルしました。私にとってはハイブリッドカーの乗車は人生初。ハイブリッドといえば電気とガソリンの混合エンジンなので、発進時などのパワーが不足しているのではという先入観がありました。
 しかし実際に乗車してみると、そんな心配はどこ吹く風で、発進や加速時などエンジンのパワーは十分。またアイドリング時は逆にエンジンが止まり、車内が静かになり快適でした。
 さらに驚きだったのは燃費。那覇空港から恩納村のホテルを経由して美ら海水族館まで沖縄本島をほぼ半周したのですが、車を返す前にガソリンを満タンにした際にかかった費用はわずか1800円程度。人民元にして100元強です。
 日本ではペーパードライバーなので運転する機会は滅多にないのですが、中国では各都市の視察時に地元のレンタカー会社から車を借りて運転しています。借りる車は独や仏系のセダンなのですが、いつもあっという間にガソリンのメーターが「E(=Empty)」に向けて振れます。ほぼ空になってガソリンを満タンにするとレギュラーの「93」でも500元(約8000円)になります。
 中国では日本車は板金が薄いという根強いイメージがあり、事故に遭うと大けがになると中国人は皆口を揃えます。確かに欧米車と比べると若干薄いかもしれませんが、日本車メーカーの方から、衝突時に衝撃を和らげるために敢えて薄くしていると聞いたことがあります。
 実際に中国で車を運転していると、確かに欧米車のほうが日本車よりも乗っていて安心感があるのは事実です。それは高速道路の最高速度の違いに起因するのではと思います。日本では高速道路は時速80kmが一般的で、100kmが限度。一方、中国では時速100kmは当たり前で、多くの場所で時速120kmとなっています。この時速20kmから40kmの差が実際の体感速度をさらに上げ、万一事故に遭ったらという不安感を増幅しているのではと思います。
 しかし、街中での運転では中国も多くの都市で大渋滞。時速100km以上出せるような場所はほとんどありません。そうなると普段の運転では軽快なほうがいいわけで、都市化がますます進めば、燃費もよく環境にも優しいハイブリッドや日本車のほうがいいという声が高まる可能性はあると思います。
 実際、これまで独系の車を運転していた中国人の友人が反日騒動直前に日本車を購入。反日騒動時は壊されるかもと恐れたそうですが、運転は快適で満足していると言っていました。日本車は運転の感覚が軽く小回りもよく利く。燃費も抜群のため、一旦日本車を運転するともう欧米系には戻れないとの好評価です。独系BMWを所有しているその友人も乗車したところ、快適で軽い走行に驚き、次回は日本車の購入も検討すると言っていたそうです。
 ある雑誌で目にした記事。欧米の若くして有名になった女性が大金を手に入れ、インタビューで何か欲しいものは?と記者に聞かれ、「高級車は要らない。環境に優しいプリウスが欲しいの」と答えていました。このような若者が中国にも出始め、「ハイブリッドカーに乗るのがカッコイイ」と微博や微信などのSNSで広まっていく日が来るかもしれないと、ふと思いました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
http://www.cast-marketing.com/freenewsletter/


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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >>
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「中国インターネット発展状況2013年7月(2)」
 ~莫大なユーザー数、IM5億人・微博3.3億人
 中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、2013年6月末時点における中国のインターネットショッピング利用者数は2億7091万人に上った。前年末比で2889万人、率にして11.9%増加したことになる。ネットユーザー全体に対する利用率は42.9%となった……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「中国インターネット発展状況2013年7月(1)」
 ~ネットユーザー5.9億人、モバイルユーザー約8割
 中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、2013年6月末時点における中国のインターネットユーザー数は5億9056万人に上った。前年末比で2656万人、率にして4.7%増加したことになる。インターネット普及率は44.1%まで上昇した……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=703

「90后向けのマーケティング手法」
 ~「自分は自分。オンリーワン」を主張する90后
 1990年代生まれの「90后」をターゲットとしたマーケティング手法が研究され始めている。約1億4000万人いると言われるこの世代をどのように定義付け、どのように市場を開拓していけばいいのだろうか。まずはその特性を一つ一つひも解いて行くことが先決のようだ……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=702

「消費者動向調査:南京(9)
 ~悪くない対日本感情、製品は品質を考慮」
 どの世代も普段は日本や反日を意識することはない。【90后】は、歴史的な理由で日本製を「食べない」「使わない」ということはないと言っている。【80后】も同様だが、何か敏感な問題が起こった時はその時は日本製品から手を遠ざけるかもしれないと答えてくれた……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=701

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お知らせ
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1)キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料>【東京・福岡】
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「地産地消」をいかに進めるか?日系メーカーが直面する問題をケーススタディ
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 人件費アップ、労務及び労働ストの問題、円安・人民元高、反日、ASEAN諸国の台頭・・・など日系企業にとって、中国でのモノづくりの環境はますます厳しくなってきています。これまで中国で製造したものを日本や中国国内の日系企業向けに販売していればよかった状況から、いかに現地で販売していくかという難しいかじ取りを迫られています。 しかし、いざ中国国内で販売をしていくとなると、どこで?だれに?どうやって?など情報不足の問題に直面するのではないでしょうか?
 そこで、本セミナーでは、実際に中国で販売を伸ばしている他企業がどのように情報を収集し、分析、活用しているかについてご紹介します。また、実際の日系製造業様の調査事例をベースに、日系メーカーが直面する問題について、ケーススタディを用いて解説いたします。

1)東京会場
【日時】2013年8月8日(木) 16:00~18:00(受付開始 15:45)
    講演:16:00~17:30+ミニ交流会(コーヒーブレイク):17:30~18:00
【定員】30名 <事前申込制、先着順>
※東京会場のお申し込みはこちらから※
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=214

2)福岡会場
【日時】2013年9月5日(木) 15:00~16:30(受付開始14:30)
    講演:16:00~17:30
【定員】25名<事前申込制、先着順>
※福岡会場のお申込はこちらから※
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=217

【講師】キャストコンサルティング取締役 大亀浩介


2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.6 発行

 会報誌Vol.6(2013 JUL & AUG)は、巻頭特集として、新しい消費者層として注目を集める1990年代生まれの若者「90后」を徹底分析。また南京の80后と90后の一般家庭を訪問し、彼女たちの消費実態や考え方などを調査。日本に対する印象も周りに流されて嫌悪する場面もあるが、普段はほとんど意識していない実態が明らかに。さらに福建省発の地場系スーパーチェーンとして勢力を拡大する「永輝超市」の実態にも迫りました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.6(7・8月合併号)  もくじ
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング ~「90后」時代の到来」~
  『思考は独創的・消費は現実的、中国の注目世代「90后」』
  消費の中心に躍り出る「リツイート」世代
【第2特集】 消費者動向調査 南京
  『消費に貪欲な80后と90后、「すねかじり型」も顕著に』
  南京人のライフスタイルを徹底リサーチ
【第3特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『生鮮品で売る!福建発スーパー・永輝超市の挑戦』
  中国スーパーマーケット業界の新参者に迫る
【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『味の追求が重要、市場開拓には長期戦の心構えも』
  中国チルド市場の現状と展望
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 浙江省・湖州編
  『こじんまり美しく潜在力秘める 人気の高い地場系スーパー』

3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」の掲載が5月10日からスタートしました。第六回は「「日本発」あえて隠し実利」で、上海静安寺の久光百貨店で行例ができるほど大人気の「てつおじさんのチーズケーキ」がどのような戦略で上海っ子の支持を集めているか、その秘訣について書きました。 
 掲載は隔週金曜日で次回は8月2日を予定しています。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしていきます。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。(http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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