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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第86号】~九州発のチーズケーキが中国で大人気~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン
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2013年9月4日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第86号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 今週は5日開催のセミナー講演もあり、福岡に来ています。上海から福岡まで飛行機でわずか1時間半。空港から市内までも地下鉄で数駅と福岡は本当に便利でアジアの玄関だと感じます。
 福岡博多といえば、やはりとんこつラーメン。私の一番のお気に入りは一蘭で、ちょうどお伺いしたクライアント先の1階がその本店だったので原点の味を堪能しました。またもつ鍋や水炊きをと思っていたところ、クライアントから本当の通は「イカの活造り」ですよと言われ、早速トライしました。まだ足や頭がピクピクと動いており若干グロテスクでしたが、味は新鮮で美味。そのほかにもサバをごまだれで食べる「ゴマサバ」や明太子を魚のすり身で挟んで揚げた「魚(ぎょ)ロッケ」も食べました。
 日本はご当地グルメが豊富で国内旅行も各地各様の楽しみがあります。台湾では深坑の臭豆腐などありますが、中国でも各地固有の特色を出したご当地グルメが出始めるのでしょうか…。
 今週のコラムでは依然膠着状態が続く日中関係ですが、13億の人口を擁する巨大市場を効率よく攻めるための着眼点について取り扱いました。では、中国市場インサイトメルマガ第86号をお送りいたします。

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大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第86回)
     ~九州発のチーズケーキが中国で大人気~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) キャスト中国マーケティングセミナー開催 <参加無料>
         9月5日(木)福岡
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.6 (JUL & AUG)発行
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「リトル日本」で競い合い」(2013年8月30日付)
 
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第86回)
 ~九州発のチーズケーキが中国で大人気~
 
 福岡出張の機会を利用して、普段なかなか交流できない福岡や大分のクライアントを訪問しました。その際にクライアントから「最近何か面白いトピックはありますか?」「取引先に海外進出を促すうえで何かヒントになるものはないですか?」と聞かれ、正直困ってしまいました。
 中国ビジネスに関しては、尖閣諸島国有化に伴う反日デモやその後の日中関係の膠着状態の影響もあり、日本サイドからの積極的な中国進出への動きはストップしたように感じます。
 しかし、そうは言っても13億もの人口を抱える巨大市場をみすみす見逃すわけにもいかず、政治や感情問題は抜きにして中国市場を何とか攻めなくてはならないという共通認識は九州にもあるように感じました。2013年8月30日付のロイター報道によると、今年上期に日本企業による対中投資額は約50億米ドルで、香港を除き国別でトップ。尖閣問題があったにも関わらず、前年比では15%増と2ケタの伸びを示したとのことです。改めて日本企業がいかに中国を重視しているかが垣間見れます。
 では、いかに中国市場を攻略するか。その答えは台湾にあるような気がします。7月21日付けの日経MJ紙上でも取り上げましたが、今や上海の久光百貨や日月光中心などの商業施設で行列ができる人気店があります。それは福岡に本社を置くバランスが展開する「てつおじさんのチーズケーキ」です。
 中国では1個39元(約624円)で販売中。焼き立ての熱々チーズケーキが特徴で、1日800個が売れ、日商3万元(約48万円)に上ることもあるそう。平日は1人2個まで、休日は1個までの購入制限すらかけているほどの人気だそうです。
 同店、元々はまず台湾に出店して人気となり、地元の人気トーク番組「康熙来了」でも紹介されました。ネットでほぼ同時放送されているその番組を視聴して知った上海人が微博や微信などのSNSを使って口コミで一気に広まりました。
 日本好きの台湾。台湾の芸能人やテレビ番組に興味を持つ中国。まずは台湾で日本発をアピールし、そこで一旦成功したうえで、今度は台湾発で台湾人とともに中国を攻める。現時点ではこの発展モデルが中国ビジネスでは一番勝率が高いのではと思えてなりません。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >>
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「中国ネット通販市場:2013年4~6月期(2)」
 ~天猫が50.8%で首位、中国B2Cシェア
 市場調査会社のアイ・リサーチのまとめによると、中国の2013年4~6月期のネットショッピング市場において、プラットフォーム型のB2Cシェアは天猫(Tモール)が50.8%で圧倒的だった。2位の京東商場(17.1%)に大差をつけ、1人勝ち状態はまだまだ続いている。以下、騰訊B2Cが5.6%、蘇寧易購が5.0%、アマゾン中国が2.2%、唯品会が2.0%、国美電商が1.9%と続く……
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「中国ネット通販市場:2013年4~6月期(1)」
 ~小売市場全体の7.3%、中国のネット通販
 市場調査会社のアイ・リサーチのまとめによると、中国の2013年4~6月期のネットショッピング市場規模は4371億3000万元に上った。前年同月比では45.3%の増加。同四半期の社会消費品小売総額は6兆300万元だったので、ネット経由が7.3%を占めたことになる……
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http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=728

「エンタメ型マーケティングの考え方」
 ~テレビ番組やイベント向け広告は有効?
 「80后(80年代生まれ)」や「90后(80年代生まれ)」の若者世代が消費市場の中心になるにつれ、メーカー側のマーケティング手法にもさまざまな工夫が見られる。その一つがイベントやテレビ番組の冠スポンサーになり、露出度を高めること。特に毎日使う日用品分野の広告が効果的のようだ……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「福州(4) ~華僑の故郷、歴史ある古都~」
 ~新興発展エリアの万宝商圏と万達商圏
 万宝商圏は新興発展エリアで、宝龍城市広場と万象城がその中心である。いずれも飲食とエンターテインメントが一体化したモールだ。同商圏は周辺住民の消費パワーに下支えされているほか、駐車場が充実していることもあり、?江対岸の金山区の消費需要も取り込んでいる……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=725
 
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お知らせ
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1)開催迫る!キャスト中国マーケティングセミナー <参加無料>【福岡】
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「地産地消」をいかに進めるか?日系メーカーが直面する問題をケーススタディ
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 人件費アップ、労務及び労働ストの問題、円安・人民元高、反日、ASEAN諸国の台頭・・・など日系企業にとって、中国でのモノづくりの環境はますます厳しくなってきています。これまで中国で製造したものを日本や中国国内の日系企業向けに販売していればよかった状況から、いかに現地で販売していくかという難しいかじ取りを迫られています。しかし、いざ中国国内で販売をしていくとなると、どこで?だれに?どうやって?など情報不足の問題に直面するのではないでしょうか?
 そこで、本セミナーでは、実際に中国で販売を伸ばしている他企業がどのように情報を収集し、分析、活用しているかについてご紹介します。また、実際の日系製造業様の調査事例をベースに、日系メーカーが直面する問題について、ケーススタディを用いて解説いたします。
 
福岡会場
【日時】2013年9月5日(木) 15:00~16:30(受付開始14:30)
    講演:16:00~17:30
※福岡会場のお申込はこちらから※
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=217
 
【講師】キャストコンサルティング取締役 大亀浩介
 
 
2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.6 発行
 
 会報誌Vol.6(2013 JUL & AUG)は、巻頭特集として、新しい消費者層として注目を集める1990年代生まれの若者「90后」を徹底分析。また南京の80后と90后の一般家庭を訪問し、彼女たちの消費実態や考え方などを調査。日本に対する印象も周りに流されて嫌悪する場面もあるが、普段はほとんど意識していない実態が明らかに。さらに福建省発の地場系スーパーチェーンとして勢力を拡大する「永輝超市」の実態にも迫りました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
 
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.6(7・8月合併号)  もくじ
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング ~「90后」時代の到来」~
  『思考は独創的・消費は現実的、中国の注目世代「90后」』
  消費の中心に躍り出る「リツイート」世代
【第2特集】 消費者動向調査 南京
  『消費に貪欲な80后と90后、「すねかじり型」も顕著に』
  南京人のライフスタイルを徹底リサーチ
【第3特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『生鮮品で売る!福建発スーパー・永輝超市の挑戦』
  中国スーパーマーケット業界の新参者に迫る
【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『味の追求が重要、市場開拓には長期戦の心構えも』
  中国チルド市場の現状と展望
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 浙江省・湖州編
  『こじんまり美しく潜在力秘める 人気の高い地場系スーパー』
 
3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
 
 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」の掲載が5月10日からスタートしました。第9回は「「リトル日本」で競い合い」(2013年8月30日付)というタイトルで、昨年から今年にかけて上海の古北地区に誕生した「高島屋」と「尚嘉中心(L'AVENUE)」の二つのショッピング施設について書きました。日本人含む外国人が多く住むエリアですが、特に後者は地下に久光スーパーを誘致し、フロア全体で日本色を強く打ち出しています。両者の相乗効果により日本発のトレンドを発信できるか注目しています。
 掲載は隔週金曜日で次回は9月13日の予定。今後上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしていきます。
 
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk
 
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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