【キャスト中国市場インサイトメルマガ　第93号】～モール開発進む安徽第二の都市・蕪湖～

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2013年10月23日　毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ　第93号】
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　こんにちは。キャストの大亀です。
　今週は東京です。東京は8月初旬以来でしばらくご無沙汰だったのですが、その間に2020年オリンピック開催地に東京が選ばれ、前回からガラッと雰囲気が変わった気がします。
　街中では外国人を多く目にするようになり、毎回宿泊しているホテルにも、
英語のおすすめ東京観光スポットの案内がエレベーターの壁に貼り付けられていました。街全体が外国人観光客受け入れの準備を着々と進めているようで、いまからワクワクする気持ちになりました。
　先日は銀座の秋田料理のお店で、はたはた、比内鶏、きりたんぽ鍋、稲庭うどんなど本場秋田の味を堪能しました。そこでは「なまはげ」が登場する演出があり、思いがけずなまはげともコミュニケーションができたりして、外国人を連れてきたらウケがいいだろうなあと思いました。
　今週のコラムは安徽省第二の経済都市である蕪湖の視察レポートです。
では、中国市場インサイトメルマガ第93号をお送りいたします。
 
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【目次】
　1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」（第93回）
     ～モール開発進む安徽第二の都市・蕪湖～
　2. 新着コンテンツ一覧
　3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.8（2013年10月号）20日発行
     （詳細）http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経ＭＪ（流通新聞）で「中国＆アジア商売見聞録」掲載（隔週金曜日）
         「娯楽と共に、変わる買い物」（2013年10月11日付）
 
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」（第93回）
　～モール開発進む安徽第二の都市・蕪湖～

　都市別レポートの視察に安徽省・蕪湖市を訪れました。蕪湖は安徽省第二の経済都市、上海からは西に約350km、車で約4時間強かかります。地理的には南京、杭州、合肥と三つの省都（それぞれ江蘇省、浙江省、安徽省）の中間に位置し、長江沿岸の港町として発展してきました。
　蕪湖の常住人口は226万人強。2012年のGDPは前年比13.8%増の1,873.63億元で安徽省第2位。成長率は3年連続で同省内トップを維持しています。
　蕪湖といえば、小型車「QQ」で有名な国産メーカー、奇瑞（Cherry）のお膝元。市内を走るタクシーもすべて奇瑞で、開発区内には自動車部品企業合わせて約100社あります。自動車関連産業のほかに、蕪湖には中国最大規模のテーマパーク「方特歓楽世界」「方特夢幻王国」などがあり、2007年には国家アニメ産業発展基地に指定されるなど、中国発のソフト・娯楽分野の発展の先頭に立っています。
　蕪湖最大の商圏は「中山路歩行街」。1912年に孫文（中山）がこの地で演説をしたことにその名を由来し、全国十大商業歩行街のひとつでもあります。鏡湖公園に隣接し、華億国際と新百百貨の地元系老舗百貨店の間約700mの両端に大小様々なお店が並び、公園とともに蕪湖市民にとって一番の「お出かけスポット」となっています。
　一方、政府が移設され都市開発が進む新区でも万達広場、聯盛広場（ロッテマート）、華億広場（大潤発）がオープンし、蕪湖市民に新しいショッピング空間を提案しています。特に万達広場では入口前の屋外スペースでトラとライオンのショーが開催され多くの見物・買い物客でごった返していました。また1階にオープンしたユニクロは、店内のフロア案内表示にも数あるアパレルショップのなかでも唯一「UNIQLO」と表示され、特に重視されていることが垣間見れました。
　こうした商業施設以外に、現在市内では星隆国際城、匯金広場、華強広場など新しい商業施設の建設が進んでいます。内陸消費をけん引する安徽省第二の都市・蕪湖の消費市場も、昔ながらの歩行街プラス老舗百貨店から現代的なショッピングモール空間へとニーズがシフトしていることがひしひしと伝わってきました。
 
文責：コンサルタント　大亀浩介
 
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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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「成都（10）　～グルメやレジャー需要が旺盛な「天府の国」～」
　～内陸の成都、日本に対する印象は限定的
　成都人は比較的のんびりしており、歩き方もゆっくりである。何も用事がなければ、知人同士で集まってお茶を飲んだり麻雀をする。成都人は生活を楽しんでおり、食事や衣服などの買物に比較的多くお金を使う傾向にある……
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「蘇果や蘇寧などの存在感が圧倒的な南京市場」
　～高い地場企業の壁、台湾系コンビニが南京撤退
　コンビニエンスストアの旺仔便利店が南京市場から撤退する。小売チェーン店のカギとなる配送の効率性や規模のメリットなどの構築がうまくいかなかったようだが、それ以上に地場大手の牙城を崩せなかったことが大きな理由のようだ。中国では地域や都市によって戦略が異なり、自社の強みを必ずしも発揮できないことを改めて思い知らされる……
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「注目集める中国版「萌えマーケティング」とは（2）」
　～コカ・コーラのボトルに流行りの愛称を
　「萌えマーケティング」の成功例としてよく挙げられるのがコカ・コーラである。同社は13年夏に「快楽昵称瓶」という販促活動を行い、一定の成果を収めた。キャラクターなどを活用したわけではないが、ラベル表記の工夫で若者に訴求し、見事当たったのである……
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「成都（9）　～グルメやレジャー需要が旺盛な「天府の国」～」
　～マイカーは必需品、2台目需要も
　生活を楽しむ成都人にとってマイカーは必需品だ。日系自動車の評価は、品質や省エネの部分において悪くない。日産の口コミ評判も良い。ただし、反日デモで日本車が壊されそうになった経験などから、実際の購入意欲は高くないようだ……
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お知らせ
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1）会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.8（2013年10月号）発行
 
　会報誌vol.8（2013年10月号）は、巻頭特集として、今年に入り上海市内各地に相次いで新規オープンした個性あふれるショッピングモールを紹介。上海の消費者の買い物行動やニーズにどのような変化が現れ、それに対して各施設がどのように対応し新しいコンセプトや企画を提案しているかについて分析しました。それに伴い、上海の南京西路（静安寺）でリゾートホテルとオフィス、ショッピングを兼ね備えた施設「越洋広場（Reel）」でリーシング業務を行うマネージャーに、ショッピングモールの現状と展望についてインタビューしました。
　そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
 
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.8（2013年10月号)  もくじ
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【巻頭特集】　中国最新マーケティング
　　『新モールが続々誕生、上海の消費の「今」』
　　　個性重視と明確なコンセプトで消費者にアピール
 
【第2特集】　チャイナ・リサーチ　業界＆企業分析
　　『飲料水で農夫山泉が躍進、即席麺では康師傅が圧倒的強さ』
　　　中国の飲料品・即席麺業界の主要プレーヤー
 
【第3特集】　連載企画　90后時代の到来
　　『お金と仕事に対する考え独特、若者世代の世界観とは？』
　　　一人っ子世代の80后と90后の特徴は？
 
【インタビュー】　中国ビジネス最前線　～現地企業のキーパーソンに聞く～
　　『独自性あるポジショニングとコンセプト創出がカギ』
　　　中国ショッピングモールの現状と新たなトレンド
 
【都市別調査】　都市別マーケティングレポート　浙江省・温州編
　　『ベンツ、ＢＭＷ、アウディ･･･　高級車が行き交う温州』
　　『目立つ日本ブランド製品　温州女性こだわり消費』
 
※詳細はこちら：http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。
 
2）日経ＭＪ（流通新聞）で「中国＆アジア商売見聞録」掲載（隔週金曜日）
 
　日経ＭＪ（流通新聞）でコラム「中国＆アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
　第12回は「娯楽と共に、変わる買い物」（2013年10月11日付）。国慶節休暇前の9月28日に安徽省・宣城にオープンした同市初の大型商業施設「国購広場」を紹介しています。これまで老舗百貨店とスーパーが点在するのみの一地方都市に、レストランや映画館、子供向け遊戯施設などを兼ね備えた現代的ショッピングモールが誕生しました。新時代を迎える内陸地方都市の消費現場で出くわした新しい買い物風景が…。
　次回の掲載は10月25日を予定しています。
 
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
（http://t21.nikkei.co.jp/）
　　お問い合わせ先：日経中国（香港）社 e@nikkei.com.hk
 
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