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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第94号】~東京で感じた企業の東南アジアシフト~

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2013年10月30日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第94号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週の東京出張時にIT系のクライアントとお会いした際、ウェブサイトやブログ、Facebookページでいかに情報発信するかについて相談させていただきました。特にFacebookページは、中国からだと直接アクセスできないため、毎回VPNで別の国を経由しなくてはならず、ついつい億劫になってしまいます。
 それでは思い立ったときに一気に撮りためておいた写真を投稿するのはどうか?とお聞きしたところ、「いいね!」登録したユーザーのFacebook画面を占拠してしまうのでやめたほうがいいとのことでした…。
 結局のところ、ソーシャル系の情報発信は、1日に1回、どんな些細なことでもいいので投稿し続けることが大事だとのアドバイス。それ以来、一念発起し、毎日1回は投稿するよう心がけています。継続は力なり、千里の道も一歩から、ですね。
 今週のコラムは今回の東京出張時に感じた日本企業の中国戦略の変化についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第94号をお送りいたします。
 
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第94回)
     ~東京で感じた企業の東南アジアシフト~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.8(2013年10月号)20日発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「日本ブームに湧くバンコク」(2013年10月25日付)
 
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第94回)
 ~東京で感じた企業の東南アジアシフト~

 先週の東京出張時、この1年で日本は本当に元気を取り戻したとつくづく感じました。商業施設やレストランなどに活気が戻り、タクシーの運転手も道行く人たちにも笑顔が増えたような気がします。
 こうした日本の変化とともに企業のグローバル戦略にも大きな変化が現れています。特に中国及びアジア戦略です。あるクライアントによると、これまでは中国重視だったのが、いまや中国を含むアジア戦略へと切り替わり、中国はあくまでもアジアの一部分という認識になっているということです。また日本経済新聞の編集部の方からも、日本はいまアジア、特に東南アジア重視に一気にシフトしており、紙面もそのトレンドに従うとのことでした。
 この変化はもちろん、昨年9月の反日騒動が大きく影響していると思いますが、それはあくまでもきっかけでしかありません。改善の兆しが見えない日中関係やお互いの根深い不信感などが中国事業を検討する企業心理にネガティブな影響を及ぼしているのでしょう。
 実際、今年7月にタイのバンコクを訪れた際、街中の自動車の約9割が日本メーカーで埋め尽くされ、日本食レストランや日本企業の屋外広告があちこちに掲げられている光景を目の当たりにして驚きました。このような親日の国や市場が近くにあり、かつ成長しているのであれば、確かに敢えて嫌われている中国で苦労する必要はないと思ってしまうほどでした。
 元気さを取り戻す日本に対し、どこか自信を失いつつある中国。実際に上海で生活して9年になりますが、来た当初に感じた急成長のワクワク感を失いつつある気がします。これにプラスして大気汚染や鳥インフルエンザの問題もあり、寒い冬に向けてますます気持ちは内向きにならざるをえません。
 これまで中国一辺倒だったコンサルや情報発信も、今後は視野をアジア全体に広げ、「アジアの中の中国」という視点を常に意識する必要があると思うようになった東京出張でした。

文責:コンサルタント 大亀浩介
 
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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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「上海(2)~新モールが続々誕生、上海の消費の「今」~」
 ~アートを前面に押し出す香港発の異色モール「K11」
 K11は香港の新世界集団が新たに打ち出したコンセプト型モールである。そのコンセプトとは、「アート」「ピープル」「ネイチャー」の三要素。これらを融合したモールが香港の尖沙咀に09年にオープン。武漢には10年にグルメ中心の「K11新食芸」として進出し、満を持して上海店が開業した……
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「競争激化でコスト増だけ?明治が粉ミルク販売休止」
 ~明治が中国の粉ミルク市場から撤退するワケ
 明治が中国での粉ミルク販売を休止する。コスト増や競争激化に加え、販路を思うように築けなかったことが背景にあるようだ。対中進出案件が進む一方で撤退や事業縮小を決断する企業も数多くある。それらに共通する理由とは何なのだろうか……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「深化する中国の奢侈品市場」
 ~奢侈品市場の中心はミドルクラスへ
 成長が続く中国の奢侈品市場。その主役はもちろん富裕層だが、今後は年間可処分所得が5万~25万元の中所得者(ミドルクラス)が成長を後押ししていくと考えられる。一方、これまでは奢侈品消費というとバッグや靴などの高級ブランド品が中心だったが、その意味合いが旅行やグルメなどにも広がりつつある……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=764

「上海(1)~新モールが続々誕生、上海の消費の「今」~」
 ~個性重視と明確なコンセプトで消費者にアピール
 上海の変化は目まぐるしい。2010年の上海万博を機に、そのスピードはさらに増した。中心的存在は建設ラッシュが続く大型モールだ。中国や海外のデベロッパーが競うように巨大商業施設を建設し、上海消費市場の覇権を握ろうとしている。ただの箱モノではなく、ソフト面も重視した作りが現在のトレンド。さまざまな個性やコンセプトを掲げたモールに足を運び、その実態を探る……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=763
 
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.8(2013年10月号)発行
 
 会報誌vol.8(2013年10月号)は、巻頭特集として、今年に入り上海市内各地に相次いで新規オープンした個性あふれるショッピングモールを紹介。上海の消費者の買い物行動やニーズにどのような変化が現れ、それに対して各施設がどのように対応し新しいコンセプトや企画を提案しているかについて分析しました。それに伴い、上海の南京西路(静安寺)でリゾートホテルとオフィス、ショッピングを兼ね備えた施設「越洋広場(Reel)」でリーシング業務を行うマネージャーに、ショッピングモールの現状と展望についてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
 
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.8(2013年10月号)  もくじ
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング
  『新モールが続々誕生、上海の消費の「今」』
   個性重視と明確なコンセプトで消費者にアピール
 
【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『飲料水で農夫山泉が躍進、即席麺では康師傅が圧倒的強さ』
   中国の飲料品・即席麺業界の主要プレーヤー
 
【第3特集】 連載企画 90后時代の到来
  『お金と仕事に対する考え独特、若者世代の世界観とは?』
   一人っ子世代の80后と90后の特徴は?
 
【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『独自性あるポジショニングとコンセプト創出がカギ』
   中国ショッピングモールの現状と新たなトレンド
 
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 浙江省・温州編
  『ベンツ、BMW、アウディ・・・ 高級車が行き交う温州』
  『目立つ日本ブランド製品 温州女性こだわり消費』
 
※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。
 
2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
 
 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第13回は「日本ブームに湧くバンコク」(2013年10月25日付)。昨年9月に中国全土を襲った反日騒動以降、投資先として中国からアジアへと日本企業の関心が急シフトしています。その真っ只中にあり、最も注目を集めているのがタイ。2015年にASEAN諸国間での人、モノ、投資が自由化される「ASEAN経済共同体」実現を目の前に好景気に沸く首都・バンコク。そんなバンコク市民の間でいま日本食がブームとなり、日系飲食チェーン店が相次いで進出しています。そんななか成功している企業の実態はいかに…。
 次回の掲載は11月8日を予定しています。
 
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk
 
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