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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第99号】~ゆっくりとした時間が流れる泰州、消費の実力は?~

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2013年12月4日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第99号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 12月に入り、上海の街中もクリスマスツリーが至るところに飾られ、クリスマスムードが高まっています。9年前に初めて上海に来た時と比べ、クリスマスの認知度や普及度も年々高まっている気がします。中国ではこのクリスマスツリーのイルミネーションが、お正月を越え春節が終わるまで約2か月続きます。
 先週末自宅でも、娘と一緒にクリスマスツリーの飾りつけをしました。そのクリスマスツリー、3年前に淘宝(タオバオ)で88元(約1,408円)で購入したもの。毎年シーズンが過ぎると段ボール箱にしまいベランダに放置しているのですが、まだまだ健在です。
 我が家のツリーは背丈がついに娘に追い抜かれ、ランプも一部点滅しなくなりました。来年はさすがに新しいものに買い替えようかと話しているのですが、意外と頑丈で引き続き活躍しそうな気もします。
 今週のコラムは江蘇省・揚州から東に約70kmの位置にあるに泰州の視察レポートです。では、中国市場インサイトメルマガ第99号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第99回)
     ~ゆっくりとした時間が流れる泰州、消費の実力は?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.9(2013年11月号)20日発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「アジアのコンビニに新風」(2013年11月22日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第99回)
 ~ゆっくりとした時間が流れる泰州、消費の実力は?~

 都市別レポートの視察に江蘇省泰州市を訪れました。泰州は揚州から東へ約70kmのところにあります。共に揚子江の北岸に位置し、上海と南京を結ぶ高速鉄道のルートからは外れ、1980~90年代の改革開放政策による経済発展の恩恵を受け切れていないイメージもあります。
 日本のインターネット上でもほとんど記載がないほどマイナーな都市ですが、歴史は古く、700年以上前にこの地を訪れたマルコポーロも「町はそれほど大きくないが、生活するうえでの幸福感は多種多様だ」と称賛しています。
 実際に訪問してみると、マルコポーロの言葉が今でもそのまま当てはまる気がしました。人口は約500万人。南宋時代に建設され、当時「江淮第一楼」と称された町のシンボル的建物ともいえる「望海楼」が夜間ライトアップされ、数多くの遺跡、古代建築、古代石刻が街中に残っています。望海楼の周りには昔の町並みを再現した「老街」が整備され、多くのレストランやショップが並び、観光地としての潜在能力を彷彿させ、時間がゆっくり過ぎている感じです。
 しかし、こうした豊富な観光資源も現時点ではまだ持て余しているようで、中秋節の休暇中ながら昼間もほとんど客がおらず閑散とした状態。2010年の上海万博に向けて観光地化に力を入れたそうですが、「祭り終われば……」の感が否めません。
 主な商圏は三つ。町の中心部にある第一百貨と、その周りの歩行街で形成される「坡子街商圏」、金鷹国際購物中心と蘇果スーパーを中心とした「西坝口商圏」、そしてロッテマートやヒルトンホテル、万達広場のある「済川路商圏」。地元民が古くから慣れ親しんだ坡子街商圏が最大規模を誇りますが、映画館を併設し新しいショッピングスタイルを提案する万達広場が若者を中心に客足を集めているのは他都市とさほど変わりありません。
 日系メーカーの製品では、ユニ・チャームやピジョン、グリコ、日清食品などが揃っていました。特に万達広場地下のカルフールでは、カップ麺最大手の康師傅(カンシーフ)と合弁会社を設立したカルビーが「じゃがビー(卡楽薯)」の販促棚を設置して目立っていたのが印象的でした。
 しかし、いずれの商業施設、スーパーも休暇期間ながら他都市と比べ客足はそれほど多くありませんでした。こうした状況にもかかわらず、茂業天地や華潤万象城などの新たな商業施設が建設中です。新興地方都市の新たな消費需要を掘り起こすのか、それとも箱だけのもぬけの殻になるのか。今後5年から10年の中国経済の行く末を占うモデル都市を見たような気がしました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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「上海(10)~新モールが続々誕生、上海の消費の「今」~」
 ~LVMHが手掛ける尚嘉中心、奇抜なデザインで注目度UP
 尚嘉中心(L'AVENUE)は、ルイ・ヴィトンで有名なLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループが経営するモールである。日本人も多く住む古北地区の遵義路と仙霞路に面しており、悪くないロケーション。LVMHグループとマカオのカジノ王、スタンレー・ホー(何鴻栄)氏との共同出資で、投資総額は5億米ドルだ……
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「バドワイザーの中国市場戦略(2)」
 ~買収とブランド力強化でシェア拡大目指す
 バドワイザーとハルビンはすでに全国的なブランドだが、内部では各セグメントでの市場シェアによって当該市場の発展段階を分析している。もちろん、市場規模や潜在的発展力、競争状況なども総合的に考慮して、年に1回は市場開拓業務を行っている。新市場での戦略を決定するに当たっては厳密な市場調査を行う……
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「バドワイザーの中国市場戦略(1)」
 ~ミドル~ハイエンド分野に強いバドワイザー
 バドワイザーは中国市場において、雪花ビール、青島ビールに次いでシェア第3位につけている。ハイエンド市場ではシェア第1位だ。中国12省(黒竜江、吉林、遼寧、福建、江西、広東、江蘇、浙江、湖南、湖北、河南、四川)に35のビール工場を持ち、「ハルビン」「雪津」「紅石梁」「双鹿」「KK」「金陵」「金竜泉」「唐山」などのブランドを展開している……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.9(2013年11月号)発行

 会報誌vol.9(2013年11月号)では前号に続き、上海の消費動向にスポットライトを当てています。今号は特に、80后世代を中心に上海在住の若者4名(組)に対してライフスタイルや消費についてインタビューしました。中国経済をリードする最大の商業都市・上海で、海外からの流行やトレンドをいち早く取り入れる新し物好きの上海人。特にそうした上海の若者世代が、どのような消費行動や考え方を持っているのかについて調査・分析しています。日本企業や商品にとって、まずは無視できない上海市場を消費、娯楽、観光、ライフスタイル、家族観などの各方面からリサーチ結果をまとめています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.9(2013年11月号)  もくじ
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【巻頭特集】 消費者動向調査 上海
  『消費スタイルは現実的でオリジナリティーも重視』
   上海人のライフスタイルを徹底リサーチ

【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『ブランド構築と公告戦略で成功した中国蒙牛乳業』
   業界の風雲児から最大手へ、「蒙牛」の歩み

【第3特集】 中国最新マーケティング
  『消費者に向き合い、独自サービスと商品力で市場競争に勝つ』
   厳しい中国マーケット、成功と撤退は紙一重

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『買収とブランド力強化でシェア拡大目指す』
   バドワイザーの中国市場戦略

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 江蘇省・南京編
  『消費力が高い年 人口800万人超の古都』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第15回は「アジアのコンビニに新風」(2013年11月22日付)。ベトナム・ホーチミンで急速に普及するコンビニ市場についての現地レポートです。日系ではファミリーマートとミニストップが進出していますが、優位に立っているのはマレーシア系「ショップ&ゴー」とカナダ系「サークルK」。合弁先がタイ大手食品企業グループに買収され、約40店舗を手放さざるをえなくなったファミリーマート。今後は独自路線で反撃ののろしを上げるが、その前に立ちはだかるのがコンビニの新形態で覇権を目論むサークルK。その新形態とは…?
 次回の掲載は12月6日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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