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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第100号】~「合理的」がキーワード、中国の消費市場~

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2013年12月11日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第100号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 今号はついに記念すべき第100号です。2011年12月20日からスタートしたこのメルマガ(コラム)も、2年の時を経てついに100回達成。毎週水曜日の発行までにネタを集めなくてはというプレッシャーもありましたが、何とか2年間途切れることなく続けることができました。
 また今年5月からは日経MJ(流通新聞)に隔週でコラムを掲載していただいています。このコラムではタイトル「中国&アジア 商売見聞録」とありますように、中国だけではなくアジアのネタも記事にしてほしいとの要請を受けました。これを機に、これまで中国一辺倒だったのですが、今年はタイ・バンコクとベトナム・ホーチミンまで足を運びました。こちらのメルマガでも、リアルな中国の今をお伝えすることはもちろんのこと、「アジア」という視点を組み込んだ市場レポートもお届けしていきたいと思っています。
 まずは一区切りの100号ですが、200号、500号となるよう、体調管理に気を付けながら続けたいと思います。今後もご愛読いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 今週のコラムはこれまでのコラム99回分を振り返って感じたことです。では、中国市場インサイトメルマガ第100号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第100回)
     ~「合理的」がキーワード、中国の消費市場~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.9(2013年11月号)20日発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「急拡大エコ市場、商機無数」(2013年12月6日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第100回)
 ~「合理的」がキーワード、中国の消費市場~

 このメルマガコラムもついに第100回を迎えました。2011年12月20日に「名誉ある「ローカルブランド化」、西安で見たTOTOの底力」からスタートしたコラムですが、何とか2年間毎週水曜日の発行を欠かさずに続けることができました。
 この2年間、悪化する日中関係や日本企業の中国離れを尻目に、とにかく中国市場や消費のいまを現場目線でお届けしたいという思いでやってきました。特に上海や北京などの沿岸大都市の情報だけではなく、安徽省や四川省など内陸や地方の新興発展都市の実態を視察・調査・分析し、日系企業にとっての可能性という観点からレポートしてきました。
 中国で色んな都市を視察しながら強く感じるのは、80~90年代の改革開放政策により早くから経済発展してきた蘇州や杭州、青島などの沿岸都市では、経済水準の高まりとともに消費のレベルや質がより洗練化し、日本ブランドの機会がますます増えてきていることです。
 日本商品不買はあくまでも学生含む若者世代のネットユーザーが中心でしょう。ある程度の収入と経済力を有するアッパーミドルの消費者層は、合理的価格帯でいいものをということで日本ブランドを選択しつつあります。上海では、反日デモ直後はパタッと街中から日本車が消えたような印象がありましたが、最近はホンダやトヨタなど屋外広告も盛んで、路上でも新型のアコードやカムリなど日本車を目にする機会が格段に増えています。
 伝統的な経済学の議論では、消費者が購買行動に際して常に「合理的」に行動するか否かが永遠の課題ですが、こと中国に関し「反日」という政治的感情変数との関係においては、より「合理的」に判断し購買する傾向に向かっていると思います。特にネットで反日や日本商品不買の書き込みをたくさん見るであろう90年代生まれ(90后)の若者にヒアリングをするとこの傾向がより強く、「いいもの」と判断すれば日本製だとしても意に介さないようです。
 改めてこれまでの99回分のコラムを読み返すと、このわずか2年の間でも中国ビジネスは右へ左へと大きく揺れ動きながらすさまじいスピードで変化・進化していることがわかります。日本企業は中国でなかなかうまくいってないという話をよく耳にします。しかし、うまくいっている日本企業があるのも事実です。今後も日本企業の中国事業展開のヒントとなるような情報を現場からお届けし、情報が役に立ったと言われるよう切磋琢磨したいと思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
http://www.cast-marketing.com/freenewsletter/

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「3Mの中国展開、空気清浄機市場のトレンド(1)
 ~中国はわずか0.1%、空気清浄機の普及率
 微小粒状物質(PM2.5)による大気汚染問題が中国全土で懸念されている。現地市民も大気汚染が自身の健康に影響を及ぼすことを理解し始めており、空気清浄機の販売量が爆発的に増加中だ。今回は3M中国のコンシューマー事業部のマーケットマネージャー、アン・シュー氏に空気清浄機誌市場の発展と中国の消費者のトレンドについて話を聞いた……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「「双十一」ネット販促の売れ筋ブランドは?(2)
 ~腕時計はカシオが断トツ
 腕時計はカシオの売上高が断トツだった。商品数にして13万点以上を販売。メンズのスポーツウォッチなどが人気で、300~500元前後の商品が売れ筋だったようだ。ジュエリー部門では、周大福と周生生が1位と2位だった。いずれも高級百貨店に手年と出店しており、知名度が高い……
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http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=853

「「双十一」ネット販促の売れ筋ブランドは?(1)
 ~地場ブランド強いスキンケア
 B2C最大手の天猫(Tモール)は、2013年11月11日の売上高が350億1900万元に上ったと発表。12年の191億元から約83%増加した。12年はセール開始から37分で売上高が10億元に達したが、13年はわずか6分で達成という過熱ぶり。もはや秋の定番セールと化した感じだ。各企業・ブランドが天猫に設けたネット店舗の売り上げをジャンル別にまとめてみる……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=852

「上海(11)~新モールが続々誕生、上海の消費の「今」~
 ~高島屋が満を持しての中国第1号店、業績は見通し下回る
 上海高島屋は高島屋の中国1号店。高島屋としては23店舗目、海外店としては3店舗目となる。日本領事館や日本人学校にも近い上海古北国際財富中心第2期に入居。地下1階から地上7階までが売場で、地下2階から同4階までは自動車950台、自転車2000台を収容できる駐車スペースとなっている。消費者ターゲットはミドル~ハイエンド層だ……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=850

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」vol.9(2013年11月号)発行

 会報誌vol.9(2013年11月号)では前号に続き、上海の消費動向にスポットライトを当てています。今号は特に、80后世代を中心に上海在住の若者4名(組)に対してライフスタイルや消費についてインタビューしました。中国経済をリードする最大の商業都市・上海で、海外からの流行やトレンドをいち早く取り入れる新し物好きの上海人。特にそうした上海の若者世代が、どのような消費行動や考え方を持っているのかについて調査・分析しています。日本企業や商品にとって、まずは無視できない上海市場を消費、娯楽、観光、ライフスタイル、家族観などの各方面からリサーチ結果をまとめています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.9(2013年11月号)  もくじ
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【巻頭特集】 消費者動向調査 上海
  『消費スタイルは現実的でオリジナリティーも重視』
   上海人のライフスタイルを徹底リサーチ

【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『ブランド構築と公告戦略で成功した中国蒙牛乳業』
   業界の風雲児から最大手へ、「蒙牛」の歩み

【第3特集】 中国最新マーケティング
  『消費者に向き合い、独自サービスと商品力で市場競争に勝つ』
   厳しい中国マーケット、成功と撤退は紙一重

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『買収とブランド力強化でシェア拡大目指す』
   バドワイザーの中国市場戦略

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 江蘇省・南京編
  『消費力が高い年 人口800万人超の古都』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第16回「急拡大エコ市場、商機無数」(2013年12月6日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第16回は「急拡大エコ市場、商機無数」(2013年12月6日付)。微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染が深刻な中国。特に冬になると北部を中心に集団暖気(セントラルヒーティング)の供給が始まり、そのための石炭燃焼による煤煙で事態はさらに悪化する。しかし最近では北京含む北部地域よりも集団暖気のない上海周辺のほうがPM2.5の値が高い傾向にある。PM2.5の速報値をスマホで毎日確認するようになった中国で、今年は空気洗浄機が業界内で「元年」と言われるほど販売が急増している。その空気洗浄機で日本商品不買の空気を物ともせず売り上げを伸ばしているメーカーは…。食品、水、空気、、、人々の生活に直結する市場の急拡大が進む中国で日本企業の活躍を期待したい。
 次回の掲載は12月20日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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