中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築！
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第101号】～観光などソフト重視の都市開発モデル～
中国マーケティング＆内販攻略のための会員制ビジネスサロン
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
2013年12月18日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第101号】
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
こんにちは。キャストの大亀です。
今週に入り、上海は雨模様です。普段ですと、冬の雨はじめじめとするだけでなく湿気の多い上海の冬をさらに底冷えさせるので全然好きではないのですが、今年は違います。先々週からひどくなったPM2.5による大気汚染の空気を洗浄してくれる恵みの雨と化しています。雨が続く今週は見事にPM2.5の値もぐっと下がり、雨空ながら気持ちは晴れ晴れします。
先週は東京で耳鼻科に行きました。冬に入ってからずっと痰がからんでいるのが心配だったのです。お医者さんに「実は上海に住んでいまして…」と伝えたところ、学会でもPM2.5が鼻炎持ちの患者にどのような影響を与えるかが話題になっているとのこと。私も鼻炎持ちなので、タイムリーとばかりに検査をすすめられ、今回は採血、次回の東京出張時にはレントゲン撮影されることになりました。
格好のサンプルとなった気もしましたが、不調の原因が解明されるならと藁をもつかむ思いで身を委ねるほかありません。
今週のコラムは会報誌12月号の巻頭特集で取り上げた江蘇省についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第101号をお送りいたします。
★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね！」をお願いします★
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================
【目次】
1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」（第101回）
～観光などソフト重視の都市開発モデル～
2. 新着コンテンツ一覧
3. お知らせ
1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号（vol.10）20日発行
（詳細）http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
2) 日経ＭＪ（流通新聞）で「中国＆アジア商売見聞録」掲載（隔週金曜日）
「急拡大エコ市場、商機無数」（2013年12月6日付）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」（第101回）
～観光などソフト重視の都市開発モデル～
会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』2013年12月号の巻頭特集は、「華東経済をけん引、江蘇省の経済＆消費パワー」と題して江蘇省を取り上げました。江蘇省といえば、上海市の北部を取り囲む絶好の地理的条件を備え、1980～90年代の改革開放政策による沿岸部の経済発展の恩恵を真っ先に受けた地域でもあります。手狭となった上海の代替地として、日本をはじめ世界中の企業が豊富な工場用地と優秀な人材を求め、昆山、蘇州、無錫へと投資していきました。その勢いは、常州、常熟、南通、張家港などへも拡大し、今や日本の製造業に馴染み深い都市が数多くあります。それらの大部分が中国のGDP都市別ランキングで上位の常連になっています。
消費市場も保守的で倹約家の伝統が色濃く残る省民性ながら、強力な経済力を背景とした個人消費力が着実に高まっており、今や上海に追いつけ追い越せの勢いを感じます。今回の特集では、これまで消費都市としてはあまり話題に上らなかった鎮江、揚州、泰州などの三～四線級都市にもスポットライトを当て、現地の消費の盛り上がりについてレポートしました。
各都市のほとんどの商業施設や大手スーパーチェーンでの日本商品（ブランド）取り扱いの充実度は上海に匹敵するほどです。日本企業にとってのターゲットとなりうる市場が、上海から江蘇省全域に拡大していることが見て取れます。
また、どの都市もそれぞれの歴史を背景に遺跡や史跡などの豊富な観光資源を最大限活用し、省内外から多くの観光客を集めようという意欲が旺盛なことに感心しました。古い街並みが整備された観光スポットの周りにショップやレストラン、バーが隣接し、繁華街や郊外の商圏、ショッピングモールなどの商業施設とは一線を画した消費形態を作り出そうとしているようです。
これまでの箱作りや大手モールを誘致するだけのハード主導の都市開発から、観光というソフト開発及び育成を都市消費の成熟化に結び付けようとする新たな試みが進んでいる江蘇省。今後の発展と、日本企業にとってのビジネスチャンス創出が楽しみです。
※会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』2013年12月号の巻頭特集は、「華東経済をけん引、江蘇省の経済＆消費パワー 現地調査で注目都市の「今」を分析」で、上記コラムの内容をさらに掘り下げて紹介・分析しています。
詳細はこちら：http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
文責：コンサルタント 大亀浩介
バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/
---------------------------------------------------------------
◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
---------------------------------------------------------------
これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
http://www.cast-marketing.com/freenewsletter/
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です（一部お試し閲覧除外記事あり）。「フル／法令／Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。（お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/）
「江蘇省（1）～華東経済をけん引する注目都市～
～スケールが大きい江蘇省の都市群
上海から車や高速鉄道で気軽に訪れることができる江蘇省。長江デルタの要とも言える同地域にはさまざまな特徴を持った都市が点在する。地下鉄開業で勢いを増す蘇州、蘇寧広場がオープンした無錫、地元密着型消費が目立つ常州……。果たして現地の実体経済はどのようなものなのだろうか。各都市を訪れ、現地の消費の「今」をお届けする……
（全文はこちら） ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=859
「存在感を増す液体タイプ、中国の衣類用洗剤市場
～液体洗剤のシェア拡大、各社がし烈な広告合戦
中国の洗剤市場で革命的な出来事が起きている。これまでは「冷遇」されていた感のある液体洗剤の人気が上昇し、徐々に粉末洗剤のシェアを侵食しつつあるのだ。ACニールセンによると、衣類用洗剤市場での液体タイプのシェアは2008年は4％に過ぎなかったが、11年に18％まで拡大。15年には30％に達すると見られている……
（全文はこちら） ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=858
「3Mの中国展開、空気清浄機市場のトレンド（3）
～ブランド知名度が左右、空気清浄機の売れ行き
「空気清浄機の最大の購入ポイントはやはりブランド知名度だ。フィリップスやパナソニックがいい例で、市場シェアも高い。ブランド力を高める有効な手立ては広告だ。シャープは12年から香港のアクション俳優・監督である甄子丹（ドニー・イェン）をイメージキャラクターとしてテレビCM、地下鉄駅の電飾ボード、動画サイトなどで大々的な広告を打った。これがシャープのブランド知名度を格段に向上させ、販売増につながった。」……
（全文はこちら） ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=856
「3Mの中国展開、空気清浄機市場のトレンド（2）
～拡大する空気清浄機市場、売れ筋は2千～4千元
「中国の消費者のニーズは少々特殊だ。空気清浄機は、海外では室内の粒子状物質やアレルギー物質を取り除くことが重視されるが、中国では部屋の内装工事の際に発生したフォルムアルデヒドの汚染対策に用いられることが多いため、ニーズは少ない。潜在的顧客を含めた顧客ターゲットは高収入層に集中し、彼らは海外ブランドを購入する傾向にある。」……
（全文はこちら） ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=855
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
1）会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号（vol.10）発行
会報誌2013年12月号（vol.10）では、いまや上海に匹敵するほどの消費市場と勢いを持つ江蘇省の実態に迫りました。日本企業にとって江蘇省といえばまず名前があがる蘇州や無錫、南京など代表的な都市のほかに、これまであまりメディアでも取り上げられず影の薄い存在だった常州、鎮江、揚州、泰州にも足を運び、現地の消費実態をレポートしています。企業分析では、エアコン販売店から小売流通チェーン店として中国ナンバーワンとなった家電量販店の蘇寧を取り上げ、家電販売のほかに総合モールの展開や不動産、金融業へと事業を多角化する真相に迫りました。現地企業インタビューのコーナーでは、PM2.5による大気汚染が深刻化する中国でパナソニックやシャープなど日本製も奮闘する空気洗浄機市場について、３Ｍのキーパーソンに同社の事業展開と市場の展望についてヒアリングしました。
そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2013年12月号（vol.10） もくじ
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【巻頭特集】 中国地域別調査 江蘇省
『華東経済をけん引、江蘇省の経済＆消費パワー』
現地調査で注目都市の「今」を分析
【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界＆企業分析
『“三本の矢”経営で「中国版ウォルマート＋アマゾン」目指す』
南京発の蘇寧雲商集団、ネット総合企業への躍進なるか
【第3特集】 中国最新マーケティング
『地場ブランド強いスキンケア用品、腕時計ではカシオが断トツ』
「双十一」ネット販促の売れ筋ブランドは？
【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ～現地企業のキーパーソンに聞く～
『大気汚染への懸念で右肩上がりの空気清浄機市場』
３Ｍの中国展開から見る市場のトレンド
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 湖北省・武漢編
『豪快な武漢の消費スタイル 夏の猛暑が消費活動に影響』
※詳細はこちら：http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。次号は１・２月合併号をお届けします。
2）日経ＭＪ（流通新聞）で「中国＆アジア商売見聞録」掲載（隔週金曜日）
第16回「急拡大エコ市場、商機無数」（2013年12月6日付）
日経ＭＪ（流通新聞）でコラム「中国＆アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第16回は「急拡大エコ市場、商機無数」（2013年12月6日付）。微小粒子状物質（PM2.5）による大気汚染が深刻な中国。特に冬になると北部を中心に集団暖気（セントラルヒーティング）の供給が始まり、そのための石炭燃焼による煤煙で事態はさらに悪化する。しかし最近では北京含む北部地域よりも集団暖気のない上海周辺のほうがPM2.5の値が高い傾向にある。PM2.5の速報値をスマホで毎日確認するようになった中国で、今年は空気洗浄機が業界内で「元年」と言われるほど販売が急増している。その空気洗浄機で日本商品不買の空気を物ともせず売り上げを伸ばしているメーカーは…。食品、水、空気、、、人々の生活に直結する市場の急拡大が進む中国で日本企業の活躍を期待したい。
次回の掲載は12月20日を予定しています。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
（http://t21.nikkei.co.jp/）
お問い合わせ先：日経中国（香港）社 e@nikkei.com.hk
────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
─────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■メルマガ配信登録 >> http://www.cast-marketing.com/mailmagazine/
