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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第102号】~2014年は日本企業活躍の年へ~

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2013年12月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第102号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 昨日はクリスマスイブでした。小学二年生の娘はいまだにサンタクロースの存在を信じています。一か月ほど前からサンタさんへの手紙を用意し、ほしいプレゼントをリクエスト。ベッドの横には大きな靴下を吊るし、サンタさんの登場を楽しみに待っていました。
 冗談で「うちには煙突がないからベランダから入ってもらうしかないね」と言ったところ、「じゃ、スリッパ用意しないと。あと外は寒いから暖かい飲み物を魔法瓶に入れてテーブルに置いておこうよ」と真剣な眼差し。いつまでもこんなクリスマスが続きますようにと願ってしまいました。
 2013年も残すところあと一週間となりました。皆さんにとってどんな年だったでしょうか?今年一年、メルマガをご愛読いただきありがとうございました。来年も引き続き毎週水曜日に発行してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。皆様、よいお年をお迎えください。
 今週のコラムは2013年を振り返って、です。では、中国市場インサイトメルマガ第102号をお送りいたします。

※次週のメルマガは年末年始の休暇によりお休みとさせていただきます。次回は1月8日(水)発行です。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第102回)
     ~2014年は日本企業活躍の年へ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号(vol.10)20日発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第102回)
 ~2014年は日本企業活躍の年へ~

 2013年も残りわずかとなりました。昨年9月の尖閣諸島国有化に伴う反日デモ騒動の尾を引いた状態で年が明けてから、はや1年が過ぎようとしています。日本と中国双方の政治指導者が変わる節目の時期にも重なり、日中関係がどのような進展を見せるのか注目されましたが、1年たった今も膠着状態が続いているのが現状です。
 一方、民間レベルの交流は徐々に活発化しています。今年後半、特に反日デモ騒動の「一周年」が何事もなく過ぎたのを機に、日本企業の積極攻勢が第4四半期(10〜12月期)頃から見られました。騒動で大打撃を受けた日系自動車メーカーの屋外広告が目立つようになり、道路でもリニューアルしたホンダのアコードやトヨタのカムリなどを多く目にするようになりました。中国汽車工業協会によると、13年11月の国別乗用車販売シェアでは日本が19.2%で、11カ月ぶりにドイツ(15.6%)を抜いてトップに返り咲いています。
 ユニクロも、国慶節前の9月末に上海一の目抜き通りである淮海路にアジア最大規模の旗艦店をオープン。クリスマス商戦を控えた先週末も多くの買い物客でにぎわっていました。近くをタクシーで通り過ぎた際、上海人の運転手からも「あの『優衣庫(=ユニクロの中国語名)』は日本のだろう? 安くていいよ。100元から200元くらいで。子供の服は全部あそこで揃えているんだ」と言われました。2〜3年前は上海でもまだ若干高いというイメージがあったユニクロですが、今や一般市民からも安いと言われるようになったことには驚きです。同時に、経済発展と共に中国の人々の消費水準が上がり、ユニクロを含めた日本商品の価格帯が、ついに彼らの「ストライクゾーン」に入ってきたことが実感できました。
 また、今年は中国の環境汚染問題が顕在化した年でもありました。上海市や浙江省などで春先に流行った鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)から始まり、3月には大量の豚の死骸が川に投棄された事件もありました。冬に入ってからはPM2.5による大気汚染が全土に広がり、市民は否が応にも環境汚染の深刻さを目の当たりにしました。市民生活に直接影響する食物、水、空気における「安心・安全」への関心が高まり、空気洗浄機や浄水器などの販売が急増しています。特に性能や品質が優れているという口コミでパナソニックやシャープなどの日系ブランドが人気を集め、シャープは今も工場フル稼働で生産に追われているそうです。
 13年は日中間の政治問題により経済やビジネスが大きく左右された1年でしたが、そうした政治家の駆け引きをはるかにしのぐ目の前の課題が浮き彫りになってきた1年でもあった気がします。11月には中国の防空識別圏設定でまた日中間の摩擦が生じていますが、中国の人々の関心は薄いようです。それよりも「目の前の空気を何とかしてくれ」という意識が強いでしょう。経済水準の高まりを背景に、14年はいよいよ日本企業の出番到来となるのかもしれません。「政冷経冷」から「政冷経熱」(政治は「冷」のままですが……)に“回帰”する年になることを期待しつつ、今年最後のコラムの締めくくりとさせていただきます。
 今年1年、ご愛読いただきありがとうございました。皆様、よいお年を! 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆無料進呈中◆会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』創刊号
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これまでウェブ上でしかご覧いただけなかった会員限定コンテンツを編集し、気軽にお読みいただけるよう冊子にいたしました。こちらの会報誌創刊号を、現在ご希望の方に無料進呈しています。掲載記事詳細、お申し込みは下記アドレスから。
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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「江蘇省(3)~華東経済をけん引する注目都市~
 ~大衆路線を行く蘇州の観前街商圏
 蘇州の商圏は概ね新旧の二つに分けられる。「旧」は旧城区で、メインの観前街ショッピングエリア、石路ショッピングエリア、南門ショッピングエリアからなる。商業施設が集中し、商業的雰囲気が濃く、多くの人出で賑わう成熟したこの地域は、大衆消費に的を絞った位置付けだ。一方、「新」は工業園区を取り巻く金鶏湖ショッピングエリアと高新区ショッピングエリアを指す。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「右肩上がりの中国紙おむつ市場(1)
 ~模倣品も登場、過熱する紙おむつ市場
 中国の紙おむつ業界が脚光を浴びている。中国政府が一人っ子政策の緩和方針を固めたことで、新生児が増加するとの見通しが背景にある。市場では外資系と中国系の激しい争いが続くが、製品ではミドル~ハイエンドタイプの人気が高まりつつある。日本ブランドの並行輸入品や模倣品が現れるなど、早くも過熱気味だ。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=862

「江蘇省(2)~華東経済をけん引する注目都市~
 ~「做人家」に代表される蘇州の倹約概念
 蘇州は、江蘇省で最も経済が発達し、現代化の進んだ都市である。12年GDPは1兆2012億元で、上海、北京、広州、天津、深圳に次いで全国6番目である。香港の「GN中国城市総合競争力評価指標体系」によると、都市競争力は、香港、上海、北京、広州、深圳に次いで、こちらも6番目となっている。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号(vol.10)発行

 会報誌2013年12月号(vol.10)では、いまや上海に匹敵するほどの消費市場と勢いを持つ江蘇省の実態に迫りました。日本企業にとって江蘇省といえばまず名前があがる蘇州や無錫、南京など代表的な都市のほかに、これまであまりメディアでも取り上げられず影の薄い存在だった常州、鎮江、揚州、泰州にも足を運び、現地の消費実態をレポートしています。企業分析では、エアコン販売店から小売流通チェーン店として中国ナンバーワンとなった家電量販店の蘇寧を取り上げ、家電販売のほかに総合モールの展開や不動産、金融業へと事業を多角化する真相に迫りました。現地企業インタビューのコーナーでは、PM2.5による大気汚染が深刻化する中国でパナソニックやシャープなど日本製も奮闘する空気洗浄機市場について、3Mのキーパーソンに同社の事業展開と市場の展望についてヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2013年12月号(vol.10)  もくじ
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【巻頭特集】 中国地域別調査 江蘇省
  『華東経済をけん引、江蘇省の経済&消費パワー』 
   現地調査で注目都市の「今」を分析

【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析 
  『“三本の矢”経営で「中国版ウォルマート+アマゾン」目指す』
   南京発の蘇寧雲商集団、ネット総合企業への躍進なるか

【第3特集】 中国最新マーケティング 
  『地場ブランド強いスキンケア用品、腕時計ではカシオが断トツ』 
   「双十一」ネット販促の売れ筋ブランドは?

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~ 
  『大気汚染への懸念で右肩上がりの空気清浄機市場』 
   3Mの中国展開から見る市場のトレンド 

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 湖北省・武漢編 
  『豪快な武漢の消費スタイル 夏の猛暑が消費活動に影響』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。次号は1・2月合併号をお届けします。

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第17回「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第17回は「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)。ベトナム・ホーチミン空港から市内へ向かうバイパス道路。道路を埋め尽くすバイクの数に圧倒されながら、一際存在感をアピールする日本屋台村「TOKYO TOWN」。「焼きそば」「お好み焼き」など馴染みののれんとともに、寿司、刺身、てんぷら、ラーメンなど全320種のメニューが地元ホーチミン市民を魅了する。一番人気は寿司と刺身。その理由はそれらが「ザ・日本食」だから。しかし生の魚を食べる習慣がそもそもなかったベトナム人にそのおいしさを伝えた先駆者がいる。その名は・・・。
 次回の掲載は1月10日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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